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時速1000kmのハイパーループ ソウルー釜山で計算してみた

 韓国でハイパーループの話題が出ていたので、ソウルー釜山間で計算してみた。

 まず、ソウルー釜山の距離は、320km。ハイパーループは、時速1000kmまで出るとして、加速、減速を考慮しないといけない。

 320km➗1000km/h 🟰 0.32h    0.32h ✖️ 60 🟰 19.2 分 という単純式だと、20分弱で到着。

 しかし、加減速を考慮して、加速度が新幹線と同じ程度の2.5km/h/s で減速も加速よりは、早く減速できるだろうけど、加速度と同じと仮定してみる。

 時速0kmから、加速度2.5km/h/sで1000km/hに到達するには、400秒かかる。その間に、55km進む。加速と減速で、110kmが必要。ソウルー釜山の距離320kmから110kmを引くと、210km。この距離が、1000km/hで進める距離。

 210km ➗ 1000km/h 🟰 0.21h  0.21h ✖️ 60 🟰 12.6 分 この時間が、最高速で走れる時間

 加減速では、400秒ずつかかるので、合計で8000秒。800秒は、13.3分とする。これに、最高速で走れる時間12.6分を加算すると、25.9分となる。

 途中の駅には、当然止まれない。ソウルー釜山の直行便で、どれだけ利用客がいるだろうか。便利になるだろうけど、運賃は想像もできない。

 高速な交通手段は、人口が多く利用客が多く見込める大都市間では成立する可能性がある。ただ、既存の交通機関も対抗して料金を下げるだろうから、採算がとれるかは別だ。

 東京ー大阪間も、新幹線と飛行機で競争している。空港に行く時間や、手荷物検査の時間で、飛んでいる時間は飛行機が短いけど、トータルで変わらない。それなら、価格勝負にしかならない。そこで、リニアなのだが、これも既存の新幹線もあるので、採算が取れるのか?難しいところだ。

 韓国の人口で考えれば、高速鉄道で十分だろう。

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