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韓国 雑談ねた 2024.6.24 「HBM3位」米マイクロンが生産基地を拡充、SKと三星は


「時価総額1位争い以上」エヌビディアとMS、AIチップ規格覇権で戦争

人工知能(AI)時代のトップ企業の座をめぐり競争するマイクロソフト(MS)とエヌビディアがAIデータセンターのサーバー規格をめぐり衝突した。AI技術の主導権をめぐる争いが本格化したという評価が出ている。エヌビディアとMSは今月に入り世界時価総額1位をめぐり二転三転しながら接戦中だ。AIを舞台にした主人公の座をめぐる競争は当分続く見通しだ。

米IT専門メディアのジ・インフォメーションは18日、複数の消息筋の話としてこの数カ月間にエヌビディアとMSがデータセンターサーバーの規格をめぐり不和を生じさせたと報道した。エヌビディアが顧客を相手に次世代主力AIチップである「ブラックウェル(GB200)」をエヌビディア独自の規格に合わせてサーバーに設置すべきと主張し、これをMSが拒否して両社の最高経営責任者(CEO)にまでこの問題が報告されたという。主力事業分野が異なる両社の衝突は異例だ。
 
エヌビディアは自社のAIチップが最高の性能を出せるように今年からはAIチップを単品で販売せず、独自のグラフィック処理装置(GPU)と中央処理装置(CPU)数十個をつなげたAIスーパーコンピュータの形で企業に供給すると明らかにしている。個別AIチップ販売会社ではなく、AIソリューション提供会社として生まれ変わるという抱負が込められている。

これに対しMSはエヌビディアが定めた規格通りのサーバーを構築し始めれば今後一方的にエヌビディアの言いなりになりかねないという懸念を理由にこれを拒否したという。エヌビディアのサーバー規格に合わせてデータセンターを作る場合、今後MS独自開発チップの使用が難しくなるだけでなく、AMDやインテルなど他社のAIチップに変えることも難しくなる。数回の神経戦の末に最近エヌビディアはひとまずMSが希望する規格の通りにAIチップを供給することにしたという。

https://japanese.joins.com/JArticle/320247

 AIの世界で、nVIDIAとMSが争っている。nVIDIAがAI用のCPUをチップだけで販売せず、GPUをつなげた形で販売しようとしたのだが、MSが反対したと。

 GPUのメーカーであったnVIDIAが今度は、CPUを含めた部分まで自社の規格で、専有しようとしている。AIに関わる競争は、巨大メーカー同士の規格争いという形になっている。

 それに関わるCPUメーカー(インテル、AMD)とGPUメーカー(nVIDIA)、更に、HBMを作るメーカー(SKハイニックス、マイクロン)にMSを絡んできて、AIの開発競争は益々過熱するだろう。


「HBM3位」米マイクロンが生産基地を拡充、SKと三星は「追撃阻止」で供給拡大に拍車

三星(サムスン)電子やSKハイニックスと共に、世界の3大メモリ起業である米マイクロンが、米国や台湾、日本、東南アジアなどに高帯域幅メモリ(HBM)の生産基地の拡充に乗り出す。人工知能(AI)市場の拡大により、高性能メモリであるHBMの需要が急増すると、いち早く生産量の拡大に乗り出している。昨年までは、マイクロンのHBMの市場シェアは5%内外で微々たるものだったが、最近攻撃的な投資に乗り出しており、AI市場での三星とSKの立地が期待より減りかねないという危機論まで出ている。

23日、日経アジアによると、マイクロンはマレーシア工場をHBM生産基地に見直す案を検討しているという。マイクロンは、マレーシア工場をテスト(検査)およびパッケージング(組み立て)などの後工程基地として運営してきたが、一部をHBM専用ラインに切り替えるという。

HBMとは、複数のDラムを垂直に積み上げ、データの処理速度を画期的に引き上げたメモリ装置だ。業界の関係者は、「HBMは、Dラム間の結合をどれほど精巧にできるかが重要であり、前工程に劣らぬほど後工程が重要だ」とし、「このため、後工程を担当していたマレーシア工場を転換することは効率的な戦略だ」と評した。

マイクロンは、自社の最大のHBM生産基地である台湾の台中でも増設を推進しているという。主要研究開発(R&D)拠点である米アイダホ州の本社では、HBMの研究人材と施設の拡大に拍車をかけている。2027年の本格的な稼動を目標に建設している日本の広島工場でも、HBM用Dラムを集中的に生産する計画だ。

マイクロンは、三星電子やSKハイニックスに比べて、HBMの後発走者だったが、今年2月、真っ先にエヌビディア向けの第4世代HBM(HBM3E)の量産を開始したと明らかにして、業界を驚かせた。直ちにSKハイニックスは「世界初の量産は私たちだ」と対抗したが、業界はマイクロンがNVIDIAへの納入に成功したことだけでも脅威だと評価した。

マイクロンは、5%程度の市場シェアを来年は20~25%にまで引き上げるという目標を明らかにしている。HBMが全体Dラム市場で占める割合は、昨年の8%から今年は21%、来年は30%以上に拡大すると予想されるだけに、攻撃的な投資で逆転に乗り出すという。

ただ、韓国国内半導体業界からは、マイクロンが最近増設に入った工場は、来年または再来年に本格的な稼動に入ると予想されるだけに、シェアの格差を急速に縮めることは難しいという分析も出ている。業界によると、三星電子やSKハイニックスのHBMの生産量はマイクロンの6倍の水準で、差が大きい。マイクロンは、収率など品質面で完全に検証されていないという指摘もある。

三星電子とSKハイニックスも主導権争いで負けないため、生産量の拡大に乗り出している。三星電子は今年、HBMの供給規模を前年比3倍に増やし、来年も2倍以上に拡大する計画だ。SKハイニックスは、来年末に完成予定の忠清北道清州(チュンチョンプクト・チョンジュ)のM15X工場で、HBMなどDラムを集中的に生産する方針だ。

一方、一部からは、HBMの供給過剰の可能性も提起されている。韓国投資証券のチェ・ミンスク研究員は、「三星電子が第3四半期(7~9月)中にNVIDIAからの認証を完了し、設備拡張と収率改善をしていくならば、2025年下半期(7~12月)からは供給過剰になることもありうる」と分析した。

https://www.donga.com/jp/article/all/20240624/5021002/1

 nVIDIAにAI用にHBM(広帯域メモリ)を納入するマイクロンが生産設備を増やして、HBMの市場シェアを増やそうとしている。

 これに対して、当然SKハイニックスも生産設備を増やすだろう。

 そうやって、お互いにシェア争いをして、大量のHBMを生産することで、価格は下落する。

 使う側にとっては有難い話だ。

 半導体は、毎年設備更新が必要で、巨額な投資が必要だ。シェアを取るために、量産体制を強化すれば、価格も下落する。

 AIの需要も、今後どうなるか?わからない。また、世界的に景気が悪化するようなことがあれば、一気にどの企業も経営状態が悪化するだろう。

 巨額の投資をした費用が回収できなくなるし、次の設備投資ができなくなる。やはり、半導体。特に、メモリ半導体は、博打の要素が強い。

 メモリ半導体も、部品でしかないので、購入してくれる会社から断られれば、どうしようもない。

サポートが可能でしたら、よろしくお願いいたします。サポート費用で、全国に取材でも行けるように頑張ります。