見出し画像

朝鮮学校無償化で「反省しない日本』???

 朝鮮学校は1945年8月の解放後、日本に残っていた在日朝鮮人たちが子どもたちに朝鮮半島の言葉と歴史を教えるために建てた学校だ。1955年、在日本朝鮮人総連合会(総連)が結成された後、総連が学校運営を支援した。

 現在、日本の朝鮮学校は幼稚園をはじめ、小中高校、大学まである。日本で朝鮮高級学校(以下、朝鮮学校)の無償化をめぐる議論は、約10年前にさかのぼる。2010年、日本の与党民主党は、同年4月から「教育の機会均等」を掲げ、高校の授業料を国が負担する高校無償化政策を進めた。日本にある韓国学校や国際学校など外国人学校にもこの政策が適用された。しかし当時、北朝鮮による日本人拉致問題が騒がれたことによって朝鮮学校への適用は見送られた。保守的な安倍晋三内閣が発足した2013年には、朝鮮学校は無償化の対象から完全に除外された。時を合わせて大阪府もこれまで朝鮮小・中・高級学校に交付してきた補助金を絶った。現在、日本全域にある朝鮮学校の数は60校余りだ。

https://japan.hani.co.kr/arti/politics/49259.html

 そもそも、日本にいる朝鮮半島出身者をルーツという人達は、韓国国籍だ。日本で生まれて、日本で育ち、日本語で日常会話をするのに。でも、韓国国籍だ。この話は、根が深いので、書かない。

 高校無償化の話も、民主党が与党の時代に出ているので、何か裏を感じる。そもそも、反日思想を教える学校になんで日本の税金が投入されなければいけないのか?韓国で、在韓日本人の子息向けに学校で反韓思想を教えていたら、同じような議論にすらならないだろう。もう、日本人学校を潰せ!となるだろう。

 甘い対応は、日本だけだ。しかも、こういう場合に出てくるのが「差別」というワードだ。「なんとか差別」が出てくる場合は、気をつけた方がいい。

日本の市民団体「1%の底力で朝鮮学校の民族教育を支える会」所属の田村佳子さんは「朝鮮学校問題に関心を持つようになったきっかけは、朝鮮学校の保護者の方々が税金を払っているのに、朝鮮学校に補助金が支払われないのはおかしいと思ったため」だとし、「日本人同様税金を払っているのに教育を受ける権利を享受できなければ不平等だ」と強調した。

https://japan.hani.co.kr/arti/politics/49259.html

 「税金を払っているから」というのも出てくるが、税金を払えば日本人と同じ扱いにしなければいけないというルールもないし、海外では税金を払っても外国人は別の扱いだ。当たり前だ。そもそも、国籍が違う。日本人に帰化した人でもない。

 軍隊や警察などに入るには、その国の国籍を所有している人が大原則だ。税金を払っているからと言っても無理だ。なんでも、同じにはならない。高校無償化の恩恵を受けたいなら、普通の学校に行けばいい。

 キム監督は『差別』を作った契機を説明し、戸惑いを隠せなかった。「2017年、広島で朝鮮学校無償化訴訟の初判決が出ました。当時、ある在日コリアンがソーシャルメディアに掲載した動画を見て、大きな衝撃を受けました。在日コリアンたちが裁判長の前で泣き叫んで号泣する姿を見て、映画監督としてこのままではいけないと思いました」

https://japan.hani.co.kr/arti/politics/49257.html

 泣き叫べば、それが正しいことなのか?その主張に矛盾はないのか?という部分が大事で、負けた方が泣けばなんでも通るのか?意味不明だ。

 韓国の市民団体「朝鮮学校と共にする人々、モンダンヨンピル(ちびた鉛筆)」も統一部から朝鮮学校の人々に接触した経緯書の提出を求められた。モンダンヨンピルのキム・ミョンジュン事務局長は「朝鮮学校は、国に力がなくて日本に強制的に連れて行かれた多くの朝鮮人の無念が込められた教育機関であり、解放された祖国に帰るために子どもたちに朝鮮語と文字を教えるために建てた学校だった」とし、「イデオロギーと政治にかかわらず支援すべき学校だが、統一部はこのような活動を展開する市民団体に対して、過去の活動を調査し脅しをかけようとしている」と批判した。

https://japan.hani.co.kr/arti/politics/49257.html

 強制的に連れてこられたというのも、いつものパターンだ。元徴用工の裁判でも、明らかになったように、そもそも募集工として募集されて日本で働いていた人が多い。朝鮮戦争で、日本に逃げてきた人も多い。それが一緒くたになって、全部日本が強制的に連れてきたとなっている。真実を指摘されると困るので、いつも日本が強制的に連れてきたということにしている。

 1950年から1984年には、北朝鮮への帰還事業も行なっている。北朝鮮に帰ることを支援していたから、残った人は自分の意思で残っているだけだ。これも、言わない。北朝鮮は、帰還事業を行ったのだが、韓国はやっていない。むしろ、韓国は北朝鮮への帰還事業に反対し、対日通商断交を行なっている。内政干渉を平気でやるし、ノージャパン運動は、この頃からやっている。そして、いつものように日本には影響がなく、いつの間にか終わる。

 朝鮮に帰るために、朝鮮学校があって、朝鮮語と文字を教えているなら、なぜ帰還事業で帰らなかったのか?そういう部分は、絶対に言わない。多くの日本人も、知らない。

 帰還事業は、ニュース映像でも残っている。日本統治の時代に、自分の意思で来たのか?連れてこられたのか?その数字がありきで、強制的に連れてこられた人が帰還事業で自分の意思で残ったのか、何かしらの理由で残ったのか?という数字も必要だ。

 朝鮮戦争で、逃れてきた人は、もう自分の意思なので、日本が支援する必要もない。

 これだけ細分化できる話なのだが、なぜか全員が日本に強制的に連れてこられたとなる。都合の悪い話は、全て話さない。これも、いつものパターンだ。

 そして、都合が悪くなると「差別」という用語で誤魔化す。これも、いつものパターンだ。こんなことをやっている限り問題は解決しない。

 むしろ、問題の解決を望んでいないから、ゴネまくる。泣けば、なんでも通るわけではないし、差別と言えばなんでも通るわけでもない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?