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韓国で多重債務者が増加

韓国で450万人が3社以上から借入

韓国で450万人が3社以上から借入…多重債務者が過去最大 
 
 家計負債の弱点がさらに危険になっている。最小3社以上の金融会社から借り入れた多重債務者が450万人と過去最大に増えてだ。このうち26.2%の118万人は所得の大部分を負債返済に使っている。

 野党「共に民主党」のヤン・ギョンスク議員が12日に韓国銀行から取り寄せた「多重債務者家計借入現況」によると、昨年9月末の家計借入多重債務者数は450万人となった。

 韓国銀行が家計負債データベースを集計し始めた2012年以降で初めてだ。これだけではない。全家計借入者1983万人のうち多重債務者が占める割合も22.75%で過去最大だ。
 
 ただ借入規制の影響で借入規模は減少した。多重債務者の昨年7-9月期の借入残高568兆1000億ウォンは昨年4-6月期の572兆4000億ウォンより4兆3000億ウォン減り、1人当たり平均借入額も1億2625万ウォンで同じ期間に160万ウォン減少した。

 多重債務者数が明確に増えた原因は複合的だ。高麗(コリョ)大学経済学科のカン・ソンジン教授は「昨年は不動産関連借入を中心に全体の家計借入が増加傾向に戻ったため多重債務者もそれだけ増えた。ここに高物価と高金利が長期化して生活資金が不足し追加で借入を受ける生計型多重債務者も増えた」と解釈した。

 高金利が続き多重債務者の負債が不健全化されかねないという懸念の声が大きくなる理由だ。実際に多重債務者の返済能力は限界に至っている。韓国銀行によると、多重債務者の平均延滞率(1カ月以上の元利金延滞基準)は昨年9月末1.5%だった。2019年7-9月期の1.5%から4年ぶりの高さだ。

 負債返済能力に比べ借主の負債が急速に増加している点も不安要因に挙げられる。昨年7-9月期基準で多重債務者の総負債元利金償還比率(DSR)は平均58.4%だ。DSRは借主が保有するすべての借入の年間元利金返済額を年間所得で割った値だ。現在多重債務者は所得の60%を負債返済に使っているという意味だ。

 多重債務者のうち26.2%の118万人でDSRが70%を超えた、14.2%の64万人は100%を上回った。一般的に金融当局はDSRが70%を超えれば最小生計費を除いて所得全額を負債返済に使うと判断する。所得に比べ過度な借金をした多重債務者は景気状況によりいつでも延滞する可能性があるだけでなく、消費余力が制限されて経済に否定的影響を及ぼす。

 また、多重債務者であり所得が下位30%または、信用点数664点以下と信用が低い借主も増加している。全家計借入者のうちこれら所得や信用が低い借主が占める割合は昨年7-9月期基準6.5%で、2020年7-9月期の6.5%から3年ぶりの規模となった。

 低所得・低信用借主の延滞率も急上昇している。韓国銀行によると昨年7-9月期の低所得・低信用借主の延滞率は8.86%で同じ期間の非低所得・低信用借主の延滞率0.35%より25.3倍高い。問題はこれらの延滞率がさらに上昇しかねない点だ。韓国銀行によると低所得・低信用借主の昨年4-6月期の利子負担比率(年間所得比の年間利子支払い額)は20.7%で2022年1-3月期の16.5%に比べ1.25倍に増えた。利子負担比率は1年ほどの時差を置いて延滞率に反映される。

 漢城(ハンソン)大学経済学科のキム・サンボン教授は「景気不振と高金利がしばらく続く可能性があり、低所得・低信用借主を中心に借入不良リスクが大きくなりかねない。金融不安につながらないよう金融会社の引当金をさらに積み増して損失吸収能力を強化する必要がある」と強調した。

https://japanese.joins.com/JArticle/314923

 3社以上から借りている多重債務者が、450万人いるというから凄い。118万人は、所得の大部分を返済に回していると。どうやって、生活しているのだろう?

 韓国人の性格が見栄っ張りというのも影響していて、実際の所得以上の生活をするという。足りない分は、借りて生活している人が多いというのも、このデータからもわかる。それに、投資をする人も多い。投資は、余剰資金で行うのが普通なのだが、韓国の場合は、借りれるだけ借りて、それを全て投資に回す人も多い。

 韓国経済が好調で、ソウルの不動産価格も上がり続けていたので、それが永遠に続くなら問題はないのだが・・・借入規制で、貸す金額に対して制限をすることで、借入金額は減ったというのだが、それも実は問題だ。

 規制がかかっても、お金がなければ借りなければならない。では、どこから借りるのか?そう、闇に入っていく。そうなると、統計にも出てこなくなる。

 貸した方も、このまま多重債務者が増えて、返済できない人が増えるのも困る。しかし、経済が上向きになる良い材料もない。政府債務、家計債務、企業債務がどんどん増えている。対策をするにしても、もうどこにも金がないのだ。

 そんな状態でも、もうどうにもなりません。なんて言えない。だから、韓流が世界を席巻、Kコンテンツは世界に輸出とかの記事が多くなる。あとは、日本との比較で韓国が勝ったーという内容だ。

精神科病棟は、若者でいっぱい

「精神科閉鎖病棟は10-20代でいっぱい」 心の病を患う韓国の青少年たち
 
 大邱の中学生、シンさん(14)は数年間ゲーム中毒を患っていた。自分の部屋で一晩中ゲームばかりして過ごした。学校にはいつも遅刻し、友人からは「ゲームオタク(マニア)」とからかわれた。シンさんは自分を「必要のない人間」と責め立てた。昨年末、深刻なうつ病という診断を受け、大学病院の精神科病棟に入院しようとしたところ、空き病床がなく、今月になってようやく入院することができるようになった。セブランス病院小児青少年精神科のシン・ウィジン教授は1月29日、「過去の成人統合失調症患者を収容していたセブランスの閉鎖病棟30カ所が、最近では10-20代の青少年でいっぱい」とし「ほとんどが深刻なうつ病で自傷行為に走ったり自殺を図ったりした子どもたち」と述べた。

 うつ病や自傷行為などで、精神や心が病んでいる10-20代が増えている。国民健康保険公団によると、2017年に10-20代の精神科入院患者数は1万3303人で、全患者の14.6%となった。ところが、一昨年は1万6819人(22.2%)と、5年で10ポイント近く増えた計算になる。増加速度が速いのも問題だ。国立中央医療院などがまとめたところによると、21年6月から22年6月までに自傷行為や自殺の試みで救急病院に来院した4万3268人のうち46%(1万9972人)が10-29歳だった。ここ5年間で自傷行為者や自殺未遂者は11.7%増加したが、同期間に10代と20代はそれぞれ52.5%増、68.9%増と大幅に増えている。これらの年代が自傷行為や自殺を図った最大の原因は「精神科問題」(44.1%)だった。それでも両親の中には精神科治療に対する偏見などで「うちの子は思春期なだけで問題はない」といった反応を見せるケースが少なくない。

 最近うつ病患者も10代と20代で急速に増加している。専門家らは「うつ病などによる攻撃・衝動性向が内に発症すると自傷行為、外に現れると犯罪につながるケースが多い」と説明する。最近10-20代の間では、ソーシャルメディアを通じて自分の身体の一部を傷つけた写真、別名「自傷展示」写真を共有するケースが増えているという。幻覚効果を引き起こすとされる特定の風邪薬を多量に服用し、救急室に運ばれた「薬物自害」についてのレビューも多数見受けられる。

https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/02/05/2024020580204.html

 実際の韓国社会も病んでいるが、若者は本当に心が病んでいる。精神病院の空きがないというのも、それだけ患者が多い証拠でもある。子供の頃から、勉強、勉強で、いい大学に入って、いい成績を残して、財閥企業に勤めて、会社でも出世競争をして、40代で早期退職したあとは、コンビニかチキン屋か、コーヒー屋のオーナーになるか?投資で1発当てるくらいしか、選択肢がない。

 大学に行けなければ、安月給の三流企業で、財閥企業にこき使われて終わる。昔の李氏朝鮮時代の王家と両班が支配した構造と何も変わらない。そんな社会に絶望して、やる気をなくすのも理解できる。

 本当は、そんな韓国社会の異常さを感じることができる正常な感覚を持っている人ほど、精神を病むのかも知れない。日本でも、競争社会とか実力主義とか言われるが、過度な競争社会がどうなるか?韓国を見れば、わかるのかも知れない。

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