セーラームーン 31話〜40話までの口上と見どころまとめ

YouTubeにあるセーラームーン公式チャンネルにて、第一シーズン〜第三シーズンまで期間限定で公開中となっている。この記事では31話から40話までに登場したセーラームーン・セーラー戦士たちの口上と見どころをまとめた。1話〜30話までは下記の通り。



31話 ゾイサイトが完全にギャグ扱いに落ちた回

野良猫の縄張り争いに巻き込まれ、ネコ集団に追われるルナ。相手が畜生だから恐怖も倍増するな。

7つ目の虹水晶のデータが揃ったこともあり、個人宅レベルにまで特定が可能になった。マーキュリーの機械はGPS機能を備えていた。

ビルの間から大の字で飛び降りてくるゾイサイト。少女から虹水晶を奪おうとするも宿り主は少女ではなく、彼女の飼い猫(ルナを助け、ともに逃亡するネコ・レッドバトラー)側にあることが判明。精査せずに飛びつくゾイサイト。気持ちはわかる。

少女宅にて気を失った少女を見守るセーラー戦士たち。セーラーVのテレビゲームが出ていることが発覚。家庭用ゲーム機レベルにまで浸透している。

優先順位を付け、虹水晶を追うべく下水道にワープするゾイサイト。高貴なゾイサイトに下水道は地獄だ。何気なく手をついた壁がびっしりと並んだネズミの肉壁だったりとおぞましい描写が続く。ネコ一匹が通るのがやっとなスペースに根性で入り込むもネズミの大群に飲み込まれてしまった。

セーラーマーズの口上
「愛と正義のセーラー服美少女戦士、セーラーマーズ!ただいま参上!二人の恋は邪魔させないわ!たとえネコでも恋は恋!愛の炎が燃え盛り!正義の炎が燃え盛る!人の恋路を邪魔するものは、もといネコの恋路を邪魔するものは!火星に代わって折檻よ!」

タキシード仮面の口上
「最後の虹水晶は私がいただく、さらばだ」

見どころは全身にネズミをまといながら登場するゾイサイトと妖魔と化したレッドバトラーを慰めるルナ、あまりの熱演に目頭が熱くなった。

32話 友達がコスプレして外出する回

いつもの通信相手より5人目のセーラー戦士が合流することを伝えられるルナ。ついにセーラー戦士たちへ自身が月出身であることを明かした。

海野(うさぎ・なるちゃんの同級生)となるちゃんがくっつかないことにヤキモキし、より積極的なアプローチをしろとけしかけるうさぎ。例に上げたタキシード仮面の模倣をすることで好きになってもらおうとすることを宣言。タキシード海野仮面はうさぎ・なるをストーキングしていた。

一方黒水晶を改良し、人間を妖魔に変身させるレベルまで引き上げたゾイサイト。なるを妖魔にしてセーラームーンの正体を探ろうとするもタキシード仮面とタキシード海野仮面を見間違え、すぐさま撤退した。

ゾイサイトは遊園地にて開かれたヒーローショーを見に来た海野となるを狙うも、タイミングが狂ったためヒーローショーの主役レッドマンが妖魔になってしまい、見物していた子どもたちも困惑していた。

妖魔に生身で戦いに挑む海野。人として素晴らしい。

セーラームーンの口上
「特別天然記念物のマリモを武器にするなんて、北海道の観光協会の皆さんが許可を出していないっしょ!愛と正義の、セーラー服、美少女戦士!セーラームーン!!月に変わって、お仕置きよ!」

マリモに包み込まれた人間が窒息死するか虹水晶かを選べと迫るゾイサイト。なるちゃんのマリモだけリボンがついていた。

小出しのムーンティアラアクション・ムーンヒーリングエスカレーションを駆使して妖魔を倒すも、うさぎが盛っていた虹水晶を奪われてしまった。

終盤、ルナはうさぎに対し「虹水晶を奪われるなんて大失敗だ」と叱責するが、ぼーっと見てたルナにだけは言われたくないなと思った。ルナって時々そういう時あるよ。

見どころはお弁当のおかず交換に、ピーマンでエビフライを得ようとするなるちゃん。

33話 セーラーヴィーナス初登場回

不敵際を叱責されるゾイサイト。始めて敵側にタキシード仮面をなんとかしようとする意識が芽生える。

ゾイサイト・クンツァイト(ゾイサイトの上司)の用意した偽セーラームーンの活躍は銀行強盗を撃退するだけにとどまらず、窓拭きのお兄さんを(マッチポンプで)助けるなど名を広げつつもタキシード仮面とセーラー戦士達をおびき出す作戦はまんまとうまく行った。

宙吊りにされた偽セーラームーンを見ていち早く助けようとするうさぎ、罠だろうがあんな姿は見てられないと叫ぶ優しさよ。

セーラームーンの口上
「女の子を縛って吊り下げるなんて、趣味が悪すぎるわ!愛と正義の、セーラー服美少女戦士、セーラームーン!」

セーラーマーキュリー「同じくセーラーマーキュリー!」

セーラーマーズ「同じく、セーラーマーズ!」

セーラージュピター「そしてセーラージュピター!」

セーラームーン「月に変わって、徹底的にお仕置きよ!」

一方吊り下げられた偽セーラームーンを間一髪のタイミングで救うも、偽セーラームーンがゾイサイトの変装だということが発覚。吊り下げられてたんだ……。

セーラーヴィーナスの口上
「いいえ違うわ!どんなに苦しくても、諦めてはだめ!セーラー服美少女戦士!セーラーヴィーナス!登場させてもらいます!」

そう、かつてより活躍していたセーラーVはセーラーヴィーナスだったのだ!すごい!

状況が変わったことを告げにきたクイーンベリル(ダークキングダム幹部の上司)それネフライトが使ったプロジェクションマッピングだろ。

5人の戦士が揃った!

見どころはセーラームーンの質問に最後まで答えないセーラーヴィーナス

34話 現状で一番かっこいい変身シーンをおがめる回

33話の結末で最後まで答えなかった質問に「いいえ」で返すセーラーヴィーナス。セーラーヴィーナスは探していたプリンセスではなかった。

待ち合わせの火川神社へむかううさぎ、道中で地場衛に出会い背中を叩くも手に血が付着していた。めちゃくちゃ怪我をしていることに不安を覚えたうさぎはストーキングするも、追い返されてしまう。

クリスタルタワーに連れさらわれた地場衛とうさぎ、まんまと虹水晶を奪われてしまった。展望台へとつづくエレベーターの中で地場衛の過去が明かされる。両親を事故でなくし、記憶がすべてなくなった彼は、事故以来何度も同じ夢を見るのだという。現代医学ではPTSDの診断がくだされるだろう。

展望台につくまでもなくゾイサイトから攻撃を受ける二人、正体がバレることよりも生還することを選んだうさぎは地場衛の目の前でセーラームーンに変身した。今の所一番かっこいい変身の仕方。顔を紅潮させながら叫ぶメイクアップ!は絶対に見てほしい。

地場衛は事故で死んだと報告しようと独り言をいうゾイサイトに対するセーラームーンの口上
「なにが事故よ!卑怯な手口で人々を惑わし、あたしたち二人をいじめた罪は、きっちり償ってもらうわよ!このセーラームーンが、月に変わってお仕置きよ!」

直後にタキシード仮面の正体を明かされ、目の前でタキシード仮面に変身する。セーラームーンに守られてたのか…。

セーラームーンに手を出さず決着を付けることを提案するも、ゾイサイトの計略にかかり討たれてしまう。傷つき倒れたタキシード仮面に涙するセーラームーンの涙に反応し、虹水晶が集まり銀水晶へと変化、ムーンスティックと融合、セーラームーンがムーンプリンセスであることが明かされ終劇。

見どころはセーラー戦士たちと共にタワーに駆けつけるも、入り口が封鎖されてしまい入れずにいる中、躊躇なく建築物へシュープリームサンダーをぶっ放すセーラージュピター。あとなんといってもうさぎの変身シーン。めちゃくちゃかっこいい。

35話 うさぎ=セーラームーンが確立する回

セーラームーンがセーラー戦士たちの探していたプリンセス、プリンセスセレニティであること、タキシード仮面が地場衛であることが白日の下になった。銀水晶のちからによりタキシード仮面は前世の姿エンディミオンとしての記憶を取り戻すも、その場に駆けつけたクンツァイトによりさらわれてしまった。

命令に背きタキシード仮面を殺そうとしたゾイサイトを一撃で吹き飛ばすクイーンベリル。以後の活動はすべてクンツァイトに委ねられた。
クイーンベリルの攻撃を喰らい死にかけるゾイサイトは今際の際に「綺麗に死にたい」と願う。その言葉を受け入れ、花に包まれながら看取るクンツァイトの優しさ。急に悲しくなるやつやめてよ…

一方その頃、クリスタルタワーにて閉じ込められてしまい、出口を求めるセーラー戦士一行。セーラーマーキュリーが言うに、この場は閉鎖された虚数空間で、理論上自分たちが暮らしている実数空間とは三次元同士では直接つながっておらず、二次元同士でのみ、生と負の逆位相で0次元を仲介してつながっているのだという。隅から隅までわからなかった。

出口を求める中、いい機会だからとルナとアルテミスによりあらためて説明が入る。月の住人である彼らによると、月にはかつてみんなが平和に暮らしていたシルバーミレニアムという王国があった。地球を支配した邪悪な意志はシルバーミレニアムに存在する強大な力を持つ銀水晶を狙うも、戦士たちに返り討ちに会い地球に封印された。

その時に戦った4人の戦士が亜美・レイ・まこと・美奈子のなのだという。月の女王の計らいにより地球へ転生されたが、邪悪な意志の封印が再び解かれてしまった。という背景があった。

だからこそ戦わねばならないと一致団結する中、一人戦うことを拒絶するセーラームーン。自分はセーラームーンではなく月野うさぎであると言いながら、仲間が傷つくところを見たくないときちんと説明するうさぎ。ちゃんと意見を言えるのは素晴らしいことだと思う。
弱気なセーラームーンの頬を叩き、涙を流しながら叱咤するセーラーマーズが、突如現れたクンツァイトに対し誰よりも前でセーラームーンをかばおうとするところが涙を誘う。

それに加え、クンツァイトの攻撃に次々と倒れる仲間たちによる呼びかけがすべてセーラームーンを呼ぶのではなく、うさぎの名前を呼ぶところが良い。人の話を聞いている…。

再び戦う意志を取り戻したうさぎは銀水晶をかざしクンツァイトを追い返すにまで至る。タキシード仮面がその場にいなくとも敵を迎撃することは何回かあったが、35話にしてようやくセーラー戦士として戦うことを表明した。傑作回。見どころはすべて。

36話 複数人がひとつの妖魔になる回

タキシード仮面が悪の組織ダークキングダムにさらわれてしまい、落ち込む日々を過ごすうさぎ、新しく開店した美容院へ赴くことへ。セーラームーンとの戦いのさなかに手に入れた髪の毛を元に正体を探ると宣言する敵幹部クンツァイト。なんだ、DNA鑑定でもするのか。

特別なヘアスチーマー(美容室であたまにかぶせるでかい機械)を使い、クンツァイトが手に入れたセーラームーンの髪毛の成分と合致するまで総当たりで調べていたことが判明。効率。

見事敵の思惑通り美容院へ来店したうさぎと美奈子、髪の毛とデータがついに合致するも、同じ金色の髪を持つ美奈子のものだったことが判明。計画に穴がありすぎる。

その食い違った事実に気づかず、うさぎの髪の毛を洗いながら「ついに突き止めたぞ!!セーラームーン!」とやる気を出す美容師のカリ子床山。すぐに職務を放棄をして美奈子に掴みかかるやる気は素晴らしい。個人的に、データと髪の毛の称号が一致した時になる音が明らかにクイズの正解音だったのがよかった。なによりその音声を聞きつけたときのカリ子の第一声が「ゾワ?!」なのも良い。

セーラームーンの口上
「やめなさい!その人はセーラームーンじゃないわ!無料で髪をカットするなどといい、お小遣いの少ない乙女の心を弄ぶ!そんなせこい妖魔は、このセーラームーンが、許さない!月に変わって、お仕置きよ!」

カリ子(ミツアーミ)の口上
「ハッ!貴様の方から現れるとは、塩に飛び込むナメクジだ!この妖魔ミツアーミがグッチャグッチャに梳かしてやる!」

商売道具をフルに使いながら戦うミツアーミ。道具は大事にしてくれ。意識が低いぞ。

タキシード仮面?の口上
「(タキシード仮面様?との呼びかけに対し)私はそのようなものではない、私はダークキングダム指揮官・エンディミオンだ!」

エンディミオン(洗脳により闇堕ちしたタキシード仮面ならびに地場衛の前世の名前)の口上
「薔薇には棘がある。赤いバラも木枯らしが吹けば黒くなることを知るべきだ。女性を倒すのは趣味ではないが、銀水晶を得るためなら容赦はしない」

なんてことだ。タキシード仮面様がエンディミオンとして洗脳されてしまった。

見どころは妖魔を浄化し、ミツアーミを人間の姿に戻すも。それがカリ子ではなく、カリ子含む従業員たちだと発覚するシーン。複数人ってあるんだ。

37話 ダジャレの割にデザインが良い妖魔が現れる回

冒頭から複数出されていた宿題をすべて忘れたことが発覚するうさぎ。この自己管理の低さ、身に覚えがある。そんなうさぎの側をしずしずと登校する女子生徒たち、ローズ屋敷という場所で開かれるプリンセスセミナーに通っているらしい。優雅で教養のある女の子を目指すらしいが、ミス・ユニバースの選考基準と一緒だ。

宿題を忘れ、授業で寝ていたせいで廊下に立たされるうさぎ。懲罰として教育の機会を奪うのはどうなんだ。

閉店しているゲームセンターにて、アーケード機を媒体に通信をはかるルナ。過去にわたりルナに司令をだしていた通信相手がアルテミス(愛野美奈子とペアの白猫)だということが判明する。まさかの自宅だし、流行りのリモートワークだった。

ローズ伯爵夫人のご厚意によりセミナー参加を許されたうさぎ、円盤投げゲームにクリアしたら参加、との条件を出され、見事フリスビーを投げて令嬢たちの髪を結んでいたリボンを断ち切る離れ業を見せつけた。凄い。

うさぎがプリンセスセミナーに通っていることを明かされたセーラー戦士たち、概ね同意する中、ちゃんとしたプリンセスになる・ならねばならないという前提に対し疑問を持つ美奈子の視点が光る。肩書先行で本質を変えていこうとする行為に疑問を持つのは大事だ。

一方プリンセスセミナーに導入された教育の一つにフリスビーがあることに疑問が残るが、なんとそれは幹部クンツァイトによる意向だった。
フリスビーを操る動きとムーンティアラアクションは似ている。そして性格がドジなのでお嬢様セミナーを合格できない。つまりフリスビーがうまく、それなりにドジなセミナー受講者こそがセーラームーンだという見立てであることがわかった。クンツァイト、歴代敵幹部の持つ遺伝子を確実についでいるな。

うさぎに倣うべく潜入したセーラー戦士たち。
マーキュリー・ジュピターは無事にセミナーの最終試験である社交ダンスの項目に合格するも、妖魔シャコーカイ(シャコ貝にもかかっていた)が放つ噴出液を浴びて硬化してしまった(合格したお嬢様たちを硬化させフィギュアにする意味は最後まで明かされなかった)

ドジでおマヌケでおっちょこちょいでミーハーなセーラームーンがプリンセスセミナーに合格するはずがないと豪語するシャコーカイ。あまりの言い切りっぷりにレイ・美奈子も納得「結構いいとこ突くじゃない」と賞賛の言葉を投げかけた。

セーラームーンの口上
「セーラームーンを落第生にするなんて、許せない!愛と正義のセーラー服美少女戦士、セーラームーン!」

セーラーマーズの口上
「同じくセーラーマーズ!」

セーラービーナスの口上
「セーラーヴィーナス!」

セーラー戦士たちの窮地に登場するも、銀水晶を差し出せば命までは手を出さないと脅すタキシード仮面。それに対し「これは自分がすすめてきた計画であり、勝手なことをしないでほしいと口を挟むクンツァイト。2人の上司による指示が食い違うことに困惑するシャコーカイはうさぎに有耶無耶にされながらリフレッシュとなった。雑に倒された割にデザインがめちゃくちゃかっこいい。

見どころは「あたしはあたしらしいプリンセスを目指す」と宣言するうさぎの勇ましさ。素晴らしい。

37話 クンツァイトの計画方針に強い疑問が出てくる回

スキー場にてムーンプリンセスコンテストが開かれるという話を聞きつけ、ぜひ参加したいと言ううさぎ。雪山で特訓するとか言えばルナも納得するだろうと共謀を図るセーラー戦士たち。そしてやはりムーンプリンセスコンテストの主催者はクンツァイトだった。おびき出す手口が派手なんだよな。

エンディミオン(闇堕ちしたタキシード仮面・地場衛の前世の名前)による「戦士を侮っているためすべて失敗しているのでは?」という指摘に顔をゆがめるも、クンツァイトは相手を認めつつもいらぬ心配だといなしてしまう。人の話を聞きなさいよ。失敗してんだから。

一方雄一郎(火野レイの実家火川神社に居候する神主見習い)の実家に泊まることになったセーラー戦士たち、雄一郎の実家はまさかの豪邸だった。いいなぁ。そして彼の口からコンテストはスキーが上手くないと優勝に選ばれないことが判明。この時点でうさぎが優勝しないことは確定した。

脱落者が累々と重なる中滑り降りていくレイ・うさぎを見てセーラームーンだと目星をつける妖魔ブリザー。ゲレンデをめちゃくちゃにしながら追い詰めることに成功。結果オーライだ。

タキシード仮面を巡るうさぎとレイの関係が雪解けを迎える。命をかけて守る相手だからと身を引くレイちゃんの気高さよ。

そしてルックス・運動神経・品位すべてを備えているためセーラームーンがレイだと断言するブリザー。良いやつなんだけどバカだ。

セーラームーンの口上
「あたしたちをこんなところに閉じ込めるなんて、絶対に許さない!女の子は腰を冷しちゃあ、いけないのよ!月に変わってお仕置きよ!」

セーラーマーズの口上
「あたしの雄一郎を氷漬けにするなんて、覚悟は、できてるんでしょうね!火星に代わって、折檻よ!」

エンディミオン(闇堕ちしたタキシード仮面)の口上
「こんにちは、セーラー戦士たち」

見どころは氷漬けの状態から目覚めた雄一郎に対し、セーラーマーズがさらっと放った「美少女戦士が現れて私達を助けてくれた」という言葉。それにしても雄一郎はかっこいい男だな。

39話 敵の妖魔に変身シーンが投入された回

フィギュアスケート観戦に夢中になるうさぎと美奈子。月の世界でも人気だという情報が出てくる。月でも人気なんだ…。

月でも人気だったんだからセーラームーンもおびき出せます。と次の計画を打ち出すクンツァイト。ガバガバなんだよなー。そのガバガバな計画にGOサインを出され喜ぶクンツァイトの横から、姑息な計画に名誉もクソもないと煽るエンディミオン(洗脳により闇堕ちしたタキシード仮面)。こいつら仲いいな。

新しくできたスケートリンクにて、金メダリストのミーシャとジャネリンのペアによるコーチが行われ、なおかつ5人組無料というキャンペーン(もちろんクンツァイトによる計画)が開かれるためみんなで参加しようとうさぎが誘うも、「全国無差別級模擬試験があるから家で勉強したい」と言い出す亜美。私の知ってる全国模擬試験とは違うものを受けている。

スケートリンクで滑る少女たちをモニタリングしながらセーラー戦士と一致する少女をさがすジャネリン。基本総当たりなのウケるな〜。

ミーシャに誘われペアで滑るまこと、軽々とミーシャをリフトする前人未到のスケーターっぷりにミーシャも思わずぞっこんになってしまった。

嫉妬に狂い妖魔になってしまったジャネリンを見て、ともに妖魔になることを選ぶミーシャ。これも愛だなぁ。クンツァイトの洗脳とはいえメダリストともなれば理性が残りがちだ。

セーラームーンの口上
「華麗なるフィギュアスケートを武器にして、罪のない女の子をいたぶるなんて、このセーラームーンが許さない!月に変わって、お仕置きよ!」

リンクに集まる戦士と妖魔・エンディミオン達に対し、絶対零度の風を浴びせ続けることでその場にいる全員を氷漬けにしようとするクンツァイト。確実に勝てるという慢心が失敗を産んだ。

見どころはスケートリンクに現れ、滑りながらセーラームーンを救うエンディミオン(洗脳により闇堕ちしたタキシード仮面)。割と派手に技を食らいリンクの壁に背中から激突した。

40話 家族で混浴する回

冒頭からルナを置いて家族と温泉旅行に行く月野一家。それはいいのか?
行き先は両親が初めて出会った思い出の場所らしい。そういうところに家族で行くの、円満でいいな。

旅行先の近くにある湖の底から妖魔の持つパワーに似た異常なエネルギー反応があることを報告するクンツァイト。エンディミオン(洗脳により闇堕ちしたタキシード仮面)が向かうことになった。

一家揃って温泉に浸かっている。バスタオルを直につけているマナーはともかく、家族で混浴するのか。

宿のそばにある湖に纏わる天女伝説(街の男と結ばれた天女が、嫉妬に狂い魔物となった町娘を二人で打ち倒して共に召される話)に言及。本当にありそうな話だ。そしてその話を聞かせながら「いつか素敵な人が現れたら会わせてね」と語りかけるうさぎの母親の優しさたるや。

エンディミオン(闇堕ちしたタキシード仮面)により呼び覚まされた太鼓の怪物に襲われる月野一家。家族の危機に覚悟を決め、変身しかけるうさぎ。誰かを守ることに躊躇しないのがうさぎのいいところだなぁ。

エンディミオン(闇堕ちしたタキシード仮面)の口上
「無関係のものに手を出すことは、私が許さん!」「今のうちに逃げろ!」

セーラー戦士たちの口上
「ちょっとまった!!セーラービーナス!」
「セーラージュピター!」
「セーラーマーズ!」
「セーラーマーキュリー!只今参上!」

セーラームーンの口上
「鬼さんこちら!罪のない観光客を脅かして、うさぎちゃん一家の団らんを邪魔するなんて許せない!月に変わって、お仕置きよ!」

妖魔に効果がある技を打ち込むもすべて無効化されるセーラー戦士たち。敵は邪悪な意思のもとにある妖魔ではなく、古来より存在する妖怪であると断定し、マーズによる悪霊退散が炸裂。追加で食らったセーラームーンのムーンヒーリングエスカレーションにより嫉妬から開放された娘は妖怪の姿からもとに戻り、無事天に召されることになった。

ルナより場所を聞きつけて集合したという戦士たち「うさぎにだけいい思いはさせない」とふざけていたが家族旅行に4人で上がり込んでいくのは結構なことだと思う。

見どころはあわてて湖へ駆けつけたものの、衛(日常生活におけるタキシード仮面の変名)と銅像を見間違えるうさぎ。

まとめ

設定の深掘りがなされ、目的、理由が明確になった。小言が多いわりに特に役に立つわけでもないルナに憤ることも増えた。ダークキングダム四天王、最後の一人クンツァイトがいよいよ活動に乗り出す。カレアは物腰もクールでかっこいいが、ジェダイト・ネフライト・ゾイサイトと同じ系譜にあるせいで計画設計に関してはガバガバというチャームポイントが出来てしまった。セーラームーンをおびき出すのにセミナー・コンテスト・コーチングキャンペーンを開く敵幹部ってなんなんだ。

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