生存戦略、しましょうか。

こんばんは、たかだのばばあです。

2023年の中央競馬も終わり、運良くプラス収支で、終えることが出来ました。備忘録と情報共有のため、今年の成績のまとめと個人的に馬券を買う際に意識していることをまとめます。

運命の果実を一緒に食べよう。

2023馬券成績まとめ


2023年のPAT上の成績は以下。的中率は概ね狙い通りの所でしたが、配当に恵まれて想定以上の回収率がついてきました。感謝。

次にtwitter上に先出しした馬券の自己申告クソExcel集計です。アカウントを作ったのが中途半端な時期だったためフェブラリーSから始まっており、通年のPAT成績とは少しずれています。
概ね5回に1回、レース回収率500%以上の馬券を当てることを狙いにしているので、比較的配当に恵まれていますね。

トータル収支と本命馬成績
全先出し馬券まとめ

次に券種別成績。メインで買っていた単勝、ワイドはいずれもプラス。特に、「当たりやすいけど勝ちにくい」と言われがちなワイドがしっかりメインの収入源として活躍してくれたのはありがたかったです。

券種別成績

おまけ・勝負レートの全成績
上では観戦料だけ払ったレース(豆馬券)の本命馬成績も一律で集計しているので、少しでも成績を着飾るために勝負レートでの成績まとめも載せておきます。


2023年の成績は、レースを絞りに絞った結果なのでこれが実力であるとも、来年もそのまま通用するとも考えていません。
ただ、馬券の真理に至る(これは言い過ぎ)までの道のりとして、今年の自分が考えていたことを記録しておくとともに、馬券戦略に悩んでいる方の助けになれば幸いです。

馬券理論とその周辺

0.基本方針

競馬は投資ではなくあくまでギャンブル(遊び)なので、絶対にプラスにするぞ!という意気込みは不要と個人的には考えています。絶対にプラスにしたいなら積み立てNISAをやりましょう。

競馬における勝ち組・負け組については、日頃から𝐈𝐧𝐭𝐞𝐫𝐧𝐞𝐭で無意味な煽りあいが発生する不毛な論争ではありますが、「競馬というとても楽しい遊び」に「資金をショートさせることなく参加し続けられる」というのが一番の勝ち組ではないかなと思います。
(そういう意味では、現地での写真撮影や推しの応援、一口出資など馬券の絡まない楽しみを見つけた人も「勝ち」な気がします)

お金を稼ぐぞ!儲けるぞ!というモチベーションではないですが、それはそれとして連敗がめちゃくちゃ続いて口座残高が0になってしまうとゲームオーバーなので、「運悪くめちゃくちゃ負けても競馬が続けられる」よう管理しつつ、「運よく的中が上振れたときにプラスを目指す」ことを基本目標とします。

1.年間予算の設定

みなさん、競馬で失っても大丈夫な金額はいくらですか?
年間10万円失っても、まあ月々1万もいかないくらいだから趣味と思えば…と割り切れますが、100万円失うとなかなかしんどいですよね。
まずは家計事情を考慮して年間、あるいは月間単位で溶かしても大丈夫な金額を考えます。個人的には月1.5万円、年トータル18万円くらい。
次に、連敗がめちゃくちゃ続いて下ブレたときの想定回収率を設定します。下ブレ回収率の設定はさまざまで、過去の自身の成績から決めてもいいし、控除率-x%をラインに持ってきてもOK。私は控除率-10%の70%を想定下振れ回収率に設定していました。

溶かしても大丈夫お金÷(1-下ブレ回収率)=年間予算
ex. 18万円÷(1-0.7)=60万円 →60万円を年の最大予算として設定

購入金額のMAXが60万円になるように馬券を買っていけば、下振れを引いても溶かしても大丈夫な金額の範囲で収まります。
実際には溶かしても大丈夫なお金といいつつ溶かすと大変悔しいわけですが、致命的なダメージには至らず翌年も競馬を続けることができます。安心安全設計ですね。

2.メイン券種を決める

こちらも日夜𝐈𝐧𝐭𝐞𝐫𝐧𝐞𝐭で不毛な論争が繰り広げられる券種論争ですが、実際のところ1.年間予算の設定の段階である程度選択肢は狭まってきます。

余裕資金が多く連敗が許容できるなら三連系の低的中高配当の馬券を買えますし、逆に連敗があまり許容できないのであれば単勝・複勝などの高的中低配当馬券に絞られてきます。

個人的には、三連単などの低的中高配当で戦って勝てる人は資金力で常人が広げられない目まで広げて穴を取っていく必要があると思うので、そういった「金持ちの馬券」とは争わず、単勝とワイドをメインに据えています。

当たり前すぎて意外と認識されにくいところですが、単勝を買う場合に戦う相手は単勝を買った購入者で、三連単を買った場合の戦う相手は三連単を買った購入者です。単勝を買ったお金を三連単を買う人と取り合うわけではありません。なので、メイン券種を決めてそこへのアプローチを精通させる方が、他の券種の片手間や保険で買っている人に比べてアドバンテージが生まれるはずです。

ある券種をメインに据えてやってみたけど、自分にはあまり向いていなかった、というのもありでしょう。ただ、ある程度(少なくとも半年くらい)の試行期間は必要かと思います。

3.買い方を固定する

「まず予想をして、それに応じて臨機応変に馬券を組む」というのは理想の馬券の組方ですが、果たして臨機応変に馬券を組もうとして本当に適切な馬券を組める人はどのくらいいるでしょうか。むしろ、「最近は当たってないから的中重視で…」「前のレースが当たって余裕があるから思い切って穴をねらってみよう」など、前後のレース結果によって賭け方がブレる人の方が大半ではないかと思います。

なので、メンタルのブレを収支のブレに反映させないために馬券の買い方を1パターンに固定してしまう、というのが一つ考えられる解決策です。

インコース高めが得意なバッターならそのコースだけスイングすればいいし、染め手が好きなら全局染め手に進めばいい。野球、麻雀で本当にこんなことをするとボコボコにやられることになりますが、競馬はそれが許される競技です。

私の例で行くと、単勝1点とワイド1~2点が固定した買い方。単勝は4回に1回、ワイドは8回に1回くらい当たってくれることを期待しているので、単勝4倍ワイド8倍(ワイド2点なら合成で)を買えるオッズとしてフィルタしています。このフォームに当てはまらないレースは見送り対象というわけですね。とてもシンプルです。

4.全レース同じ熱量で

極端にひどい馬券を買わないために必要なのは、購入する全レースに賭ける熱量を同一にすることです。

「あさイチの未勝利戦はよくわからないけどカンで買う」「新馬戦はパドックでよさそうな馬を適当に」「メインの重賞は気合いを入れて全頭の全レースを見た」「今日の負けをまくる為に最終は穴から買う」など、レースによって態度を変えないということですね。ただ、何も考えてない最終で大まくりの穴が決まったときはとても気持ちいい

私の場合は、全頭の過去レースを(最低でも直近3Rは)見て各馬の力関係と特徴が頭に入った上で馬券を買う、というのを最低ラインにしているので、どうしても毎週1~2R程度が限界で…結果的にレース数は2桁程度になっています。

血統で絞ってベタ買いだったり、パドックで買う馬が決めれたり、優秀な指数があったりする場合はもっとたくさんレースは買ってもいいと思います。肝心なのは、すべてのレースを同じ熱量(=予想にかける手間、時間)で予想する、ということだと思います。

5.予想の正解を定義する

レースの1~3着のうち、どこまで当てられたら正解(=払い戻しを貰う)とするのかは、あらかじめ決めておくのがいいと思います。

本命は飛んだけど紐の大穴が3着に来た時にはずれとしてもいいのか?本命は勝ったけど相手が全滅したので払い戻しはゼロでいいのか?など。「〇〇の複勝買っておけば良かった~」とか「単勝でよかったじゃん!」など惜しい不的中というのは競馬をやっていれば必ず起こることですが、全部の「惜しい」をフォローしようとするとそれだけ無駄な買い目が増えるので、割り切るラインの設定は重要です。

私の場合は、◎1頭〇1頭の予想をすることが多いので、
・◎が勝ったら問答無用で正解(プラスにする)→トータルプラスになる◎単勝を買う
・◎が勝った場合に、3着以内に来る馬も1頭セットで当てられたらさらにボーナス→◎-〇ワイドを買う
・◎が負けた場合も、◎が3着以内かつ、3着以内に来る馬をもう1頭当てられていたら正解→これも◎-〇ワイド
最後の1点は、◎馬券内で0円だと悔しいものの全部フォローすると複勝を買わなきゃいけなくなるため、条件付きで払い戻しが貰えるようにしていむす。

上記のパターン以外は全てハズレとして受け入れます。この中でいちばん惜しいのは◎馬券外○1着のパターンですが、これもフォローすると単勝を2点買う必要があり、馬券を買った時点で少なくともどちらかがハズレ目になります。好みですが、自分から絶対外れる目を仕込むのはあまり好きでは無いのでこういう形に落ち着きました。

あらかじめレースの正解をどこに置くか、を決めておくことで無駄な買い目を減らせるかと思います。

6.最後に

長々と書いてきましたが、冒頭書いた通り試行回数がまだ不十分なため、これが正しい戦略かはわかりません。ただ、自分の中ではそれなりに手応えを感じているやり方ではあるので、来年も継続していきますので見守ってもらえれば。

それでは来年も、
後悔のない馬券を買えよ👊‼️‼️

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?