#04 リフレクション

2023年 08月 16 日(土)
Xデザイン学校 第4回:ユーザーリサーチ


小話

いつもより少し遅めの週に開催されたからか、今回はなんだかすごく久しぶりの講義だなと感じる。
前回の講義後に「次はユーザーインタビューができるように(対象が考えられるように)ビジネスモデルをすぐに決められる状態にしておくこと」といった所から、講義までにチームで集まったりしたものの、思ったように進んでいなかったのでこの日を迎えるのに気が重くなっていた。

今回の講義

気が重いと言いつつ、毎度ながら浅野先生が講義の本題に織り交ぜた話が面白い。話から世の中の仕組みが少し掴めるような気になる。
改めて知らないことが多いと思い知るので、多様の観点を育めるようにもっと様々なことを広く見聞せねば!と背筋が伸びる。

講義自体はユーザーインタビューのいろはについて。
自分が今までにやっていたことはこの中の本当の本当に一部だと理解できたし、どういった場面で使うといい手法なのか、といった切片がわかった。
(手法をそれぞれ体験して、経験に昇華していけると全体像が見えてくるんだろうなと少し気が遠のいたり…)

あとは今回の講義までにやっていたことがある。
1回目の講義で「概念化」を知ってから日常的に概念化の練習をしていて、まだ全然できないけれども物事の見方が少し変わってきていた。
加えて、この1ヶ月の間にサービスデザイン等の本を読んだり。
それから講義を聞くと解像度が格段に上がった。

これまでの講義も積み重なってきているのと、自分の中でも聞いた話を消化する為に小さな実践を繰り返すことで、話が少しずつ分かってきたこと自体に面白さを感じてきている。(※1)

課題取り組み

さっそくチームでのワークが多い回だったが、中々ビジネスモデルが決まらない。「ビジョン」を考えるのに、据える課題がどうもしっくりこない。
ここをどうしても蔑ろにしたくないし、立ち返る大事なところだと思っている。

それとは裏腹に、とにかく表層的にビジネスモデルを決めるような流れになっている気がして「どうしたらいいんだ…(場の空気を誘導するほど自分も分かっていない)」という五里霧中状態。
解決すべき課題と未来が腹落ちせずに対処療法的なソリューションアイディアを出しても意味がないと、私はこれまでの講義を通して自分なりに理解していたからだ。(もっと上流部分を概念化して考えないと、まったくビジネススケールしない結局頓挫するものしか出てこないと思っている。)

もちろんXデザイン学校の中の課題であり、どこまでやるかといった難しさもある。本当にすごいビジネスアイディアを期待されている訳でもないだろう。

ただ、先生が1回目に言った「この学校は砂場なので。安心して失敗してください」という話を聞いてから
せっかくやるなら失敗しても誰にも迷惑かからないし、勤めている会社の仕事でもない。損害が出ないからこそちゃんと考えるステップを踏んだ上で、1つずつ納得した状態で進めたいのだ。

思うように進まない難しさから、バックグラウンドがそれぞれ違う人が集まっていることへのフラストレーションも溜まる。(自分がそうなら周りもそうだと思う)

ただ、これはネガティブな話ではなく、「状況に対してそう感じている」と自分を俯瞰して捉えることが大事だと思っている。
先生たちが「ちょうどチームビルディングも、課題の進捗も一番モヤるときです」と仕切りに言うので、そういうフェーズなんだろうと思ってやりすごそうと決めている。

なので、改めてXデザイン学校で何をしたいのかを忘れずに
対人やアウトプットへのクオリティを求めることではなく、ひとつひとつのことを「体験する」ことを大事にしていきたい。

次回までにビジネスモデルを決め、ユーザーインタビューをしてくる盛り盛りなタスクがあるので踏ん張ろう。

下記は浅野先生が送ってくれた言葉。うん、分かるようで分からない。

悩むは物事を複雑にすること、考えるは物事をシンプルにすること。という言葉を送っておきます。

浅野先生より

これも山場を越えてくる頃に「やっと分かった」となりそうなので、noteに記録しておく。

おまけ

浅野先生が送ってくれた内田樹さんの記事と、先生からの言葉。読んで面白かったのでこれも記録として。

知識を量的に増やすのではなく、学びを通じて変わることなんですよね。

皆さんも、この講座を修了した時に、1年前の自分では無い自分になっていて欲しいです。一度変化を経験した人間は、常に変わろうと知的成長を続けます。

浅野先生より

(※1)で書いた内容は、まさに上記の兆しなのでは!?とか思ったり。
実際にこれまで本とか読んでいてもすぐ眠りこけるタイプだったのに、最近は本を読むスピードもかなり早くなってきた。

あと、話の中で「この漫画知ってる?」と先生が鈴木マサカズさんの「ケーキの切れない非行少年たち」について紹介していた。
私はこの鈴木先生の漫画をいくつか読んでいたのでこの講義でタイトルが出てくるとは思わず「おぉ!」となった。

(と思ったら先生は新書の方を紹介していたらしい。無意識バイアスw)

実話を元にした原作を漫画にしていて、非行に走るその理由には医療に繋げないとならない人間もいると考えさせられる。私は好きな漫画なのでリンクはっておきます。

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