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新チームのはじまり、兵庫県知事杯(後編)

2回戦とはメンバーを変えての試合

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vs 日本製鉄広畑。サードに水口、DHに原田。2回生なので初めて見ます。そして昨年この時期からサードの石井雄也をレフトで起用。

久々に見てビックリ!のあの投手が先発

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日本製鉄広畑の先発は藤野幹大(福岡第一-日本文理大)。一昨年の大学野球選手権・vs 大商大で藤野幹大が話題となった。継投策の日本文理大のイメージが強いですがこの時は藤野幹大が最後まで投げて…(試合は大商大の勝利)。最後まで投げたこと以上に190cmオーバーの長身でサイドスロー。久々に見れるなぁ!と喜んでいたらサイドスローではなくなっていました。立ち上がり苦労しましたが、打ちづらいのは変わりませんね。

関学はハイピッチ投法の投手が先発!

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関学の先発は6月大学野球選手権で好投した鈴木 翔也(③静岡)。鈴木 翔也といえばボールもらってから投球動作に入るまでが本当に速い!動画撮っていたら編集いらず…。この日は立ち上がりに苦労して最後まで持つのか?と心配する面が序盤にありましたが立ち直りは早かった。

この試合のポイントとなるプレーは3回裏に

3回裏広畑は市原脩平、一ゴロタイムリー内野安打で先制。二死一二塁で次打者・岩崎孟瑠が左中間に抜けそうな当たりで「あぁ2点目か選手権出るようなチームは強いわ」と思った直後に、関学・福谷陽向がダイビングキャッチ!ここからが凄い。二走・椎名潤が三塁回ったところで飛び出しており福谷は三塁手に送球後ランダウンプレイ、椎名潤タッチアウトでこの回1点止まり。ダイビングキャッチからランダウンプレイに持ち込んで3アウトにしたの見たことあったかな…。リード許した関学でしたが流れが変わるプレーが出たので楽しみな中盤に。

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流れが変わるプレーが出た後は…

5回表に主将・佐藤 海都がレフトオーバータイムリー二塁打で関学同点。6回表は連打から一死一三塁とすると県知事杯攻守で魅せている髙野 智裕が二塁ゴロ。その間に三走・石井 雄也が生還し勝ち越し。広畑は7回表から2番手・経験豊富な尾嶋佳太が登場し2イニング無失点。8回裏が終わって関学 2-1 広畑で9回を迎えます。

まさか投げるとは思わなかった!

9回表、広畑のマウンドには前川 哲。都市対抗野球補強選手に選ばれなかったのが不思議なMAX156kmの来年ドラフト候補のサイドスロー。

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関学が全国行ったらこういう投手と対戦することもあるかもしれない、打てるかどうかは別としていい経験になるなぁと。
先頭打者・髙野 智裕がヒット、代走に山畑 陸。山畑はエンドランで二塁、福谷 陽向が内野安打で一死一三塁。中隈 廉王ショートゴロ間に三走・山畑 陸が生還し関学 3-1 広畑とします。

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簡単には終わらない広畑の攻撃

2点リードでも安心できない。2つの失策で広畑は1点差まで詰め、二死一二塁で上田哲平。1-0からの2球目をレフトフライで試合終了。関学先発・鈴木 翔也は153球2安打完投勝利。

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関西学院大
000 011 001=3 H10 E2
001 000 001=2 H9 E0
日本製鉄広畑

【関学】鈴木(也)-佐藤(海)
【広畑】藤野、尾嶋、前川-春日、福井

二塁打
【関学】佐藤(海)

PICK UP PLAYER

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山畑 陸内野手(1健大高崎)
2回戦同様代走での起用。2回戦は即盗塁を仕掛けて二盗成功、その後本塁生還。この日の準決勝は盗塁こそなかったもののエンドランで二進、ヒットで三進で中隈の内野ゴロ間に本塁生還。2試合「足」を武器に活躍。まだ打撃を見ていませんが勝負処の代走起用のみだけでなく出番は来春増えるかもしれません。

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福谷 陽向内野手(3社)
鈴木 翔也を挙げる案もありましたが、序盤のあのプレーが決め手になりました。内野手の中では声しっかり出せているのも好印象です。「打」で結果を出したことを現地観戦で見たことがなかったのですがこの日は2安打。春リーグ戦までの状態によってはもう少し打順が上がるかもしれません。期待値込みで今回は入れてみました。

兵庫県知事杯表彰選手

敢闘賞に鈴木 翔也、優秀選手賞に西 隼人、打撃賞に石井 雄也。3選手おめでとうございます。決勝戦は現地で観戦できずテキストで追いましたがスコア以上に戦えていたようです。西 隼人は5回パーフェクト。

昨年同時期以上に期待していいのかなと感じさせてくれた兵庫県知事杯での関学新チーム。佐藤 海都主将をはじめ新幹部のみなさん中心に素晴らしいチームを作っていってください。来年春見れるのを楽しみにしています。

兵庫県知事杯のおはなし(終)

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