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不登校の深層

小1次男が登校渋りを通り越し、自宅でオンライン学習をはじめた。今日、クロームブックのミートを使い、クラスの授業を受けられた。

時間割が色々変わるし、何をやるかわからない、先を見通せない不安からくる登校渋りかと思っていたら、それだけではないことがわかった。

遡ると先週水曜日、その日は何とか学校にいってくれたが、夜、あるグループラインがずっとなり続けた。

それは私が所属する外国語ボランティアのグループライン。それぞれが支援に入ったクラスの授業内容や子ども達の様子を報告するのだが、その日次男のクラスに入ったボランティア2名が「噂で1年3組は荒れていると聞いていたが、ここまでとは思わずショックでした」等々、長文ラインを送ってきた。

好き放題やる一部の子どもたちのせいで、授業も中々すすまず、Julie先生(ネィティブティーチャー)も困っていた、担任のМ先生も、態度があまりにも酷いと叱っていた、言葉遣いもひどく、ショックと怖さも覚えた等々。

その報告に続き、他のボランティアAさんも、子どもの習い事が一緒の子に、そのクラスの保護者がいてよく話を聞く、荒れている子が8名いて、そのせいで全く授業が進まないこともあるが、何とか授業ができる日もある、できる時は校長や副校長先生、男性教師が支援に入っているときで〜等々、今のクラスの状況が送られてきた。

あのー、忘れてやいませんか。
私もそのクラスの保護者ですが…。
そしてうちの子、今日その場にいましたよ。
ラインを送ろうかと思ったが、ここで私が意見すると、またその話が拡散し噂となり広まり〜みたいなことも考え躊躇した。それに今日ボランティアに入った2人の、ちゃんと授業を受けたい子達もいるのにかわいそうだ、、運動会も大丈夫なのか等々、心痛な思いあふれるラインにどう返せばよいのかわからなかった。

以前から我が子のクラスが荒れていることは知っていた。しかし、普段ライン文章が少なめなお二人が、ショックで長文ラインを何度も送らずにはいられない程、クラスの状況が怖くてひどいとは思わず、次の日の夜こうちゃんに話を聞いた。ちなみにこの日は木曜日で、こうちゃんはまた学校を行き渋り、夫が休みで在宅可能なこともあり、欠席をさせていた。

「こうちゃんさ、クラスのお友達が怖かったりするの?」
「…うん」
すぐには答えが出なかった。
「怖かったんだね、どんなことが怖いのかな」
「…あのね…」
すこしづつ話してくれた。△くんが休み時間に僕の席にきて頭をたたくんだ、○○くんは僕のこと「くさい」という、とか。

「え、○○くんと、こうちゃんはゴミ箱当番でしょ、それで運ぶときに「くさい」って言うんじゃないの、別にこうちゃんのことを「くさい」っていってるわけじゃないんじゃないの?」
「でも、○○くんと、○くん、○くんも一緒になって、僕のことくさい、きたないっていうんだ…」
聞けば聞くほどよくわからなかった。△くんにしても、こうちゃんだけを叩くのか、何なのか。△くんが超絶やんちゃなのは知ってるが。
とりあえず「それはいやだね、話してくれてありがとう」と伝え、翌金曜日は、4時間ということもあり、何とか登校してくれた。

本人の訴えが気になったので、学童の先生にラインで状況を伝える。こうちゃんの登校渋りについて、ずっと相談にのってもらっている。「わかりました、聞いてみます」と返信があった。

夕方5時過ぎに先生より電話が入る。
「こうちゃんに話をききましたが、お母様、この件は既に担任の先生に伝えましたか?」
「いえ、私も昨日きいたばかりで、まだ話がよくわからなくて」
「そうですか、あのですね…」

先生が聞いた話によると、まず△くんは、休み時間にわざわざこうちゃんの席まできて頭を叩くのは事実らしい。
どんな風にたたくのか、実際にやってみせたようだが、ただ手がぶつかるとか、すれ違いざまなどではなく、本当に叩くらしい。
「何でわざわざこうへいを叩きにくるんでしょうか」
「それはわからないんですけど、とにかく休み時間に、また叩かれると思うと怖いみたいなんです」
また、「きたない、くさい」と言われた件はやはり、少なくともこうちゃんのなかでは、3対1で言われて嫌だったと認識しているようだ。
「あと筆箱を気にしていて…」
どうも、それが意図的か、たまたまなのかわからないが、よく机上の筆箱を落とされるそうで、それで中身が散らばり全部あるかを常に気にしてるそうだ。

そういえば、しょっちゅう消しゴムがなくなっていた。鉛筆も減っていて、足して登校させると、消しゴム2個、鉛筆は表面でおさらまず、裏側にも入れて帰ってきたりした。本人が無くしていると思っていたが、そういうことだったんだ。
「たぶん、そういった友達関係のことで怖さがあったんだと思います。休み時間や移動教室で先生がいないときが、特に怖いそうなんです。そういったことが解決しないと〜」

そうだったんだ。
何でいってくれなかったんだろう。
「〜こうちゃんは、中々すぐに言葉にはできないんだと思います。ようやく「怖い」と自分の気持ちを話せたんだと思います。だからそれは偉かったし、話してくれてありがとうと伝えました〜」

いやほんと、先生、ありがとう。
状況を担任の先生に伝えたほうがよいというので、すぐに電話をした。
先生は話を聞いて、こうへいが感じる怖さについて受け入れてくれ、そして今日のオンライン授業につながったわけだが…

なんか、たくさん思うことありました。
明日もオンラインで、休みの夫が付き合うでしょう。遅いので寝ます。ではまたー

ありがとうございます。励みになります。