見出し画像

巨人戦三連敗に見る巨人との差


お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

個別の選手の力より選手層を広げる編成主導の選手起用

7月26日からの巨人三連戦でベイスターズは三連敗しました。巨人と個別の選手を比べた時に、グラウンドで観戦していても大きな差はないと感じました。新人も含め新戦力を大胆に起用して選手層を広げようとする巨人と怪我で空いた選手の穴を、一軍で起用が続く選手で蓋をしようとするベイスターズとの差が感じられました。巨人は5月に入団したヘルナンデスがセンターに入りクリーンアップを打っています。2戦目からは7月半ばに来日したばかりのモンテスが登場し、3戦目にはショートを守っています。センターラインはキャンプで練習を積んだ選手でなければ連係プレーができないという発想が昔からNPBのチームにはあります。特に70年前の「ドジャースの戦法」に縛られるとセンターラインにシーズン途中獲得の選手を入れることに躊躇してしまいます。しかし、巨人は躊躇なくヘルナンデス、モンテスを起用し結果を出しています。巨人は6月の終わりに西武から移籍した若林、前述の外国人二人など1か月以内に入団した選手を積極的に一軍で使っています。また高卒投手でも力があれば、2,3年目でもどんどん一軍で起用して、ケガをしても手術で治ればいいという感じで、ガンガン投げさせます。堀田や井上など手術後グレードアップしています。選手層を厚くするために、実績のある梶谷を二軍で幽閉したり、実績やFAで獲得したとか関係なく、現時点で力がある選手を使い倒す起用に、ある種戦慄を覚えました。

ベイスターズも育成枠での獲得を増やすべき

150km/h台の投手が当たり前になり、それに対応する打者も含めて怪我をせずにずっと現役で過ごすという選手はほとんどいない状況となっています。また、日本の亜熱帯化に伴い、全試合出場する選手がほとんどいなくなる現状では、育成枠も使って選手の数を増やすことが球団強化の最善策となります。レギュラーの固定化やレギュラー選手のレベルアップよりも、複数の選手で各ポジションをこなすということが重要となっています。

二軍戦や練習試合が重要

巨人やソフトバンクは二軍、三軍が練習試合も含めてかなりの試合数をこなしています。試合で試すからこそ、一軍で使える選手が増えてきます。7月28日現在イースタンリーグで3位のベイスターズは41勝34敗と好調です。現在イースタン首位打者の松尾はやっと一軍に上がりましたが、捕手での起用だけでなく、三塁なども含めて一軍の主力を補完し、レギュラーとなる存在として一軍で起用して欲しいです。二軍の先発で左腕の森下も2勝ながら、防御率1.40と抜群の成績を残しています。こちらも早々に一軍で起用してみるべきです。渡辺明貴は31試合に登板して、5セーブ防御率1.74です。支配下登録して、一軍のリリーフ陣を救ってほしいです。こういった選手に続く二軍選手を作り続けるには、二軍戦や練習試合で試合をこなしていくことが大事だと感じます。

ウエンデルケンが一軍に戻るのはいいが堀岡を二軍に落としたか・・・

ウエンデルケンが一軍に上がってきます。リリーフのパワー系投手が欲しいだけにありがたいです。しかし堀岡が二軍に落ちます。中川虎がようやく勝ちパターンリリーフに育った中で、堀岡も候補だと思ったのですが、残念です。とにかく戦力を入れ替えながら層を厚くしていくということが大切なのでウエンデルケンには期待しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?