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親会社のミルクマネーで運営するプロ野球チームの終焉


お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

親会社DeNAの中核企業となったベイスターズ

DeNAの24年3月の決算が発表されました。売上1,367億円 営業利益-286億円の赤字決算でした。ベイスターズの売上、利益がほとんどを占めるスポーツ事業は売上272億円、営業利益21億円です。DeNAの売上利益トップがゲーム事業で売上538億円、営業利益34億円です。ベイスターズを中心としたスポーツ事業がベイスターズ、横浜スタジアムの業績が好調だったお陰でのれんの減損による赤字を最小限に抑えています。2024年度は横浜市旧市庁舎街区プロジェクトも本格化し、ベイスターズを中心に横浜の街全体で収益を上げていく予定です。既に利益率ではゲーム事業を上回ったスポーツ事業が親会社DeNAの中核に育ってきていることは間違いありません。

親会社の宣伝費でよい選手を獲得する時代は終わった

MLBのドジャースが投資グループのグッゲンハイム・ベースボール・マネジメントに売却され、球団運営により収益を上げるために良質な選手を世界各地から巨額な資金で集めて、常勝チームを形成しています。日本では早くからパ・リーグの各球団が球団の収益アップで選手補強をするスタイルに変わってきました。セ・リーグでもベイスターズが収益力アップによる選手補強に舵を切っています。企業の内部統制チェックが厳しくなったこともあり、不透明な宣伝費扱いでの選手補強は難しくなってきています。億万長者のオーナー社長がポケットマネーを補填して選手獲得費用に充てている例が、近年まであったようですが、これも各所から目を付けられているようですので、選手補強などは売上が大きいチームが有利になり始めています。ベイスターズも選手の年俸がNPBで6位4,456万円です。2012年の平均年俸が1,923万円ですから2.3倍になっています。選手がチームへの忠誠心が強くなり、チームへ貢献しようとプレーだけでなく、ファンサービスでもチーム方針に従ってくれることになるでしょう。

他球団の選手やMLBの選手にも伝わるベイスターズのよさ

ベイスターズでプレーしたいと考える他球団の選手も増えてきているようです。オフなどは選手たちは球団を跨いで交流することも多く、自主トレなどでもベイスターズの選手から聞いたチームの評判を聞いてベイスターズでプレーをしたいと考える人も出ているようです。MLBでも横浜の街の過ごしやすさ、チームでの外国人選手に対する待遇の良さは評判になっているようです。これがベイスターズ強化につながってほしいです。


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