みんなで選手にエールを!ベイスターズ応援歌をご紹介〜チャンステーマ編〜

スターナイトの奇跡

2024年7月11日。中日ドラゴンズを迎えた「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」も第3戦となりいよいよ大詰め。ただ、初回に先制しつつも中盤に逆転され、8回を終えても1点ビハインドのまま。ハマスタは重苦しい雰囲気に包まれていました。

迎えた9回裏、1番からの好打順も、中日の守護神ライデル・マルティネス投手を前に、三振、セカンドゴロで簡単に2アウトとなってしまいます。しかし3番オースティン選手が落ちる変化球を見極め、フォアボールをもぎ取ると潮目が変わります。1塁ランナーに、オースティン選手に代わって知野選手を置いて、バッターボックスには4番牧選手。初球でした。低めのストレートをとらえ、ライトのフェンス直撃となる2ベースヒット!知野選手も激走で生還し、土壇場で同点とします。

続く10回裏、先頭の佐野選手がセンターへのフェンス直撃2ベースで出塁すると、途中出場の戸柱選手が1球で送りバントを決め、1死3塁とサヨナラの大チャンスを作ります。続く打席には、かつて中日でプレーした京田選手。2球目の低めのスライダーを、センターの前にうまく運んでヒット!3塁の代走、桑原選手が生還。見事な大逆転勝利となりました。

マルティネス投手がセーブシチュエーションで同点に追いつかれたのは2023年5月3日以来、およそ1年2か月ぶりのこと。さらに中日が8回終了時点でリードした試合という条件で見ると、なんと143連勝中だったそうです。中日の充実したリリーフ陣から殊勲の1本を放った牧選手、京田選手の打撃が光った試合でした。

好機をモノに!チャンスを熱く盛り上げよう

こんにちは。ベイズターズ'エールのどうしても前語りしたい方、mochiです。今日はNHKのスポーツニュースを少し意識してみました。

前回からベイスターズの応援歌にスポットを当てています。今回はベイスターズの得点チャンスを彩り、ファンの応援のボルテージを上げるチャンステーマについて、書いていきたいと思います。

※歌詞について、×は太鼓、手拍子などを、○○は選手名を表します。

大きな声で…!

チャンステーマ0

× ×× × × ××(オイ!) ✖3
× ××  ○○!
ララララ~ さぁ燃え上がれ 我らの 期待のせて
オーオオオー オーオーオー今 鋭く放て この一打

様々な場面で演奏される、汎用性抜群なチャンステーマ。太鼓と手拍子の、少し前のめりで軽妙なリズムが楽しい1曲です。1990年発売のファミコンソフト「わんぱくダック夢冒険」のBGMが元になっています。

手拍子の最後、選手名をコールする直前には、歌詞にはありませんが「大きな声で!」という掛け声が入ります。もともとは応援団が選手名のコールを促すべく、「大きな声で!」と書かれたボードを掲げていたところ、とあるファンの方が実際に声に出してしまったのがきっかけで、みんなが掛け声として歌うようになった…と聞いています(調べたのですが、元ネタが出てきませんでした、違っていたら申し訳ありません)。真偽のほどは定かではありませんが、小学校の頃に道徳の授業で読んだフィンガーボウルのお話を思い出してほっこりしました。

誇りを胸に

攻めまくれ

ララララー ラー ララララーラー ララララー
我らの星 ヨコハマ 闘え 誇りを胸に
我らの星 ヨコハマ 今こそ 攻めまくれ
×× × ××× ○○(相手球団)倒せ!
×× × ××× 絶対勝つぞBaystars!

こちらも球場でよく耳にする1曲です。応援団によると、相手チーム投手交代、イニング頭、得点直後などフレキシブルに使用する、とのこと。

トランペットの勇ましい前奏と、ファンによる「○○倒せ!絶対勝つぞBaystars!」の大合唱が特徴的なこちらの曲。パチスロ「花の慶次」の挿入歌、角田伸朗さんの「武士ノ花」が原曲となっています。

なお、「絶対勝つぞBaystars!」の部分が、空耳で「でっかいカツ丼Baystars!」に聞こえる、というネタが存在します。ニコニコ生放送の試合中継では、この曲がかかると「でっかいカツ丼」コメを必ずといっていいほど見かけます。これを球団がどのように知ったかは分かりませんが、2022年ハマスタ開催のクライマックスシリーズ限定で「でっかいカツ丼ベイスターズ(ソース)」が販売されるという珍事につながりました。

実際にCS観戦の際に食べてみましたが、すごく人気で、買えるまでに1時間半ほどかかった記憶があります。紙の丼に収まりきらないくらい大きなソースカツが乗っていて、すごく食べ応えがありました。なお当日の試合は阪神に負けました。

熱く立ち上がれ

ライジングテーマ

×××熱く! ×××熱く! 
×××熱く!立ち上がれ!
×××××××オイ! ×××××××オイ! 
××××××× オイ!オイ!オイ!オイ!オイ! ✖2

×××熱く! ×××熱く! ×××熱く! 立ち上がれ!
Let's Go BAY 不器用で カッコ悪くても 選手を信じ声を枯らし
Let's Go BAY 変えてゆく 俺たちが変える 想いよ届け君のもとへ
×××熱く! ×××熱く! ×××熱く! 立ち上がれ!

ベイスターズが相手チームにリードされている場面で時々耳にするテーマ。ランナーがいないタイミングでも、選手を鼓舞する目的で使用される場合もあります。

劣勢の時に使用されるとあって、「やけくそチャンテ」と言われることも。ただ、そのあまりよくないイメージを覆すほどのカッコよさがこの曲にはあると思っています。前半のトランペット演奏と、ファンのアカペラ合唱が交互に繰り返されるのが特徴です。ファンのまっすぐな感情をストレートに体現した歌詞もとても好き。この曲の後に逆転勝利、なんてことになったら、すごく嬉しいですね。

終わりに

ここまでチャンステーマを3曲取り上げてきました。他にも、レジェンド外国人選手ロバート・ローズの応援歌を元にしたチャンステーマ4、ひたすら「わっしょい!」とコールし続けるシンプルさが売りのチャンステーマ3など、ご紹介しきれなかったチャンステーマもまだあります。

得点チャンスで応援のボルテージを高めるチャンステーマ。ファンからの後押しと、選手の頑張りとで、タイムリーヒットやホームランにつながった時、その喜びをチームとファンで分かち合える瞬間はたまりません。観戦の機会があったら、そしてチャンスの場面を迎えたら、チャンステーマで盛り上がってみてはいかがでしょうか。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。それでは!



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