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強奪ビンゴが面白すぎた!!!

リアルライアーゲーム「強奪ビンゴ」なるイベントに誘われたので行ってきました。
面白かったのでネタバレに配慮しつつ自分目線での流れを書きたいなと思います。


参加表明からゲーム開始前まで

まずTwitterのDMで参加表明を行い、その後に当日使用するプレイヤーネームを決めるよう事務局から連絡がありました。
さっそく困りました。
私は普段この手の名前は「バヤシ」にしているのですが、事務局は氏名の形式を求めています。
指定しなければランダムになるとの事でしたが、それじゃあ面白くないなと少し考え、中国人と言う体で本名を中国語読みにしたものをプレイヤーネームとしました。
この時点ではそこまで深く考えていませんでした。

その後、開催の3日前にルールが共有されたので、誘ってくれた友人と一緒にあーだこーだ議論を重ねていくつかやりたい戦略を考えました。
当初は2人での参加予定でしたが、途中で1人増えて3人での参加となりました。
discordでグループを作成し、戦略を共有して当日を迎えました。
早めに現地最寄り駅で落ち合い、カフェで少し作戦会議を行いました。
この時点で他の参加者に目撃されていた場合はキツかったですが、結果的にはどうやら大丈夫だったようです。
ここで考えていた1つの戦略は自分が序盤に実行し、もう2つは流れを見て考えようと言う事になりました。

集合場所にはそれぞれソロ参加を装って行きました。
追加の方は、私を誘ってくれた人もほぼ初対面で、もちろん私は完全に初対面だったので、ここはかなり自然だったと思います。

会場に入ってからは、私が実行予定の第1の戦略の為、謎のヤバい中国人設定と端に座ることでわざと完全に孤立しました。
特に深い意図も無かった中国読みのプレイヤーネームがここで活きました。
お1人だけゲーム開始前に話しかけてくれた方もいましたが、戦略遂行の為、あえてかなり冷たい態度を取りました(申し訳なかった...)。

ゲーム開始-第1の戦略-

かなり序盤で傍から見たらかなりやばい行動を伴って戦略を遂行しました。
自分としては、状況判断から最善手を取ったつもりでしたが、後から聞いたら仲間にすら少し裏切ったと思われていたくらいやばく見えていたそうです。
同じ戦略を取ってくるプレイヤーがいるかもしれないと思っていましたが、幸いにも戦略は単独で成功しました。
序盤ではあまり想定していなかったであろう事態に驚きリアルにざわざわしている他プレイヤーを見て、私は内心かなりニヤニヤしていました(チームメンバーもきっとそうだったでしょう)。
いきなり仲間を裏切る選択肢もあるにはありましたが、そもそも第1の戦略がそれほどその後のゲームを有利に進める効果も無かったので裏切りはしませんでした。

事前の作戦会議では、何もしなければ序盤は膠着状態がしばらく続くと予想していました。
実際のゲームでも膠着状態に入るのは予想通りでしたが、第1の戦略を実行する事によりそれが崩れると思っていたのにそうならなくて結構意外でした。
みなさん優しいですね。

ところで各プレイヤーにはアルファベット大文字の口座番号が割り振られており、ゲーム開始時は誰がどの口座番号がわかりません。
私はGで、最終的に誘ってくれた友人はA、後から加わった人はKでした。
(以降チームメンバーを口座番号で表記します。)

第1の戦略が成功し私(G)が孤立している理由は無くなったので、みんなの輪に入ってもよかったのですが、「ライアーゲームなんだから変なやつ1人くらいいた方が面白いよな〜」と考え、謎のヤバい中国人キャラ続行を決断しました。

ゲーム序盤-出来過ぎたビンゴ-

その後、数ターンはdiscordで連絡を取りつつ、仲間の有利にゲームが進行するように各チームメンバーが行動しました。
強奪ビンゴの名の通り、ビンゴすると他プレイヤーを指定してマネーを強奪する事で自身のマネーを増やしていきます。
強奪後のマネー増減が他プレイヤーの口座番号情報特定のヒントになるギミックは面白いなーと思いました。

ゲームは全15ターンで構成され、その中で出来るだけマネーを増やす事が全プレイヤーの目的と言う事になります。
ビンゴカード運が非常に良く、Aが連続で強奪に成功してマネーを増やし、かなり目立ちました。
9ターン目終了時点での全体のマネーが次の画像です。

私(G)が露骨に怪しいやつだったので狙われるかなと思っていましたし、同じ事を言っている人もいたのですが意外と奪われないなという印象でした。

ゲーム中盤-絶望の0マネー-

流石に目立ちすぎたのかその後Aは強奪対象として狙われ、12ターン目終了時には遂にはマネーが0になります。

ちなみにdiscordでチームメンバーとやりとりしているとは言え、現実でほぼ他プレイヤーと絡んでいなかったので、ターンが進むごとに私(G)の孤独感は強くなっていきました。
耐えきれずに段々口数が増えていき、この辺りではだいぶキャラが崩壊していました。
周りに人はいて話したくないわけではないのに数時間黙ってるのは本当に辛かったです。

Aが誰かにバレたのがわかってからは、それまで以上に他2名をビンゴさせようと行動していましたが、私(G)もKも運が無く中々ビンゴ出来ずに焦りが出てきました。
序盤にAはビンゴし過ぎてこの時点ではほとんど動きが取れ無くなっていたので、第12ターン目の結果はかなり絶望的でした。
後でA自身も割と諦めかなと思っていたと聞きました。

ゲーム終盤-逆転の2手-

0マネーのAとビンゴ運が無い私(G)とKのチームの逆転はもはや無理かと思われました。
しかし、用意していた第2、第3の戦略を組み合わせる事で逆転が可能だとAが判断し動き出しました。
時間が無く、もはやdiscordでの連絡では間に合わないと判断したAが私(G)とKに普通にコンタクトを取り出しました。
それぞれソロだと思っていた3人がいきなり結託しだして周りはびっくりしていたと思います。
しかもその内の1人は私(G)こと謎の中国人です。
意味がわかりません。

第2の戦略実行および、第3の戦略仕込み期間の13、14ターンでもA以外はなるべくビンゴしたかったですが(特に私(G))、あまり上手く行きませんでした。

第2の戦略はたぶんAが滞りなく実行しました。
私は意図もわからず言われた事をしました。
実際には結構動いていたらしいですが、きっとプレイヤーの先入観も手伝ってそこまで困難では無かったかと思われます。
しかし、Kがドジっ子を発揮していて第3の戦略の仕込みができないかもしれない状況が判明し、また焦りと絶望感がチームメンバーを襲いました。
このピンチはKが心理学を利用しなんとか打開し(かっこいいね!)、第3の戦略の仕込みをなんとか完了して最終15ターン目を待ちました。

ラストターン-0からの大逆転-

15ターン目の我々は基本的に第3の戦略の実行と、その戦略が他プレイヤーに看破されて防がれない事を祈る事しかできませんでした。
裏切りが無いことを全員で確認の後、戦略の実行は私(G)が行いました。
私(G)は最後までビンゴ運が無かったので、ここでの裏切りもメリットが無く、既にここまでのRPによって既にゲーム自体には満足していたので、仲間の誰かが優勝出来たら最高だなと考えていました。

結果として第3の戦略は見事成功していました。
何が行われたかわかった時の他プレイヤーの反応は第1の戦略時と同様に内心ニヤニヤして眺めていました。
ここでドラマ版ライアーゲームの福永よろしくプレイヤー全員を盛大に煽ってRPを終わろうかとも思っていましたが、実際に逆転出来ているかわからなかったのと、逆転出来てたとしても自分じゃないしなと思い自重しました。
もう少しビンゴ運があって逆転の可能性があればやっていたと思います。
そして我々もドキドキも最終第15ターン目の結果がこちらです。

見事Aが1位、Kが2位になりました。
Aがなぜここまでマネーを増やせたのか他プレイヤーは意味がわからなかったと思います。
その他諸々を反映させた最終結果がこちらです。

第15ターン目終了時と変わらずAが1位、Kが2位になれました。
私(G)は余裕のマイナスで6位でしたが、チームメンバーの合計マネーはプラスだったので気分は優勝でした。
何より自分のRPに満足していました。
そもそも他にRPしていたプレイヤーがいたのかは謎ですが、RP優勝は私(G)です。

終わりに

最終結果発表後は、事務局に促されてAが如何にして逆転したかを解説しました。

短い時間ではありましたが、それぞれのプレイヤーがどの様に動いていたのか各々話していて楽しかったです。
何より私(G)は普通に喋れるのが非常に嬉しかったです。
その後、全プレイヤーで集合写真を撮りました。

拘束時間が5時間と知った時は本当にそんなにかかるのか疑っていましたが、実際に5時間かかったし、5時間があっと言う間でした。
事務局の話では、当然やるたびにゲーム運びは異なるとの事でした。
今回は私(G)のビンゴ運以外の様々な要素が我々に味方し、ドラマチックなゲームになったと思います。
事務局にも「神回」と言われて嬉しかったです。

しばらく強奪ビンゴの余韻は続きそうです。
書けない事が多いので、面白さがうまく伝わったかはわかりません。
ネタバレしないようにして書いたこのnoteでも約4000字程あります。
ネタバレが許されるなら軽く10000字は書けたと思います。
それほど色々考えたし、色々やっていました。
軽率に参加を決めた割にめちゃめちゃ楽しかったです!
ライアーゲームが好きな人もヒリヒリした駆け引きが好きな人も次回開催時にはぜひぜひ参加してみて欲しいとても面白いイベントでした。

※19400文字のネタバレ版もあります。
読みたい人はTwitterのDMに参加したことがわかるものと共にその旨をお伝え下さい。

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