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日本のフェムケアは今度どうなる? 海外のトレンドから日本のフェムケアの動向を予想!

フェムケアの分野において、日本は遅れをとっていると言われることもあります。海外から見ればまだまだ後進国ですが、とはいえゆっくりと進み始めているのも事実。日本のフェムケア市場は少しずつ成長を見せ、消費者にもフェムケアという言葉やフェムケアアイテムが浸透しているのを感じている方も少なくないでしょう。
そこでこの記事では、日本のフェムケアのこれからを探るべく、海外のトレンドについてご紹介いたします。

海外を追従する形で日本国内のフェムケア市場が成長中

フェムケアという言葉は日本でも浸透してきており、メディアや店頭でも当たり前に見かけるようになりました。海外から見ると日本国内のフェムケア市場はまだまだ小さく、遅れをとる形ではあるものの、今後より成長していくのではと言われています。

日本に導入されるフェムケアアイテムの多くは、海外から着想を得たもの。海外で当たり前に取り入れられているアイテムを、日本向けに開発したアイテムが多く発売されています。つまり、フェムケアの市場動向を知るには、海外のトレンドを把握しておく必要があるといえるのです。

これから日本へ? 海外のフェムケアトレンド

ここからは、トレンドとなっているフェムケアトピックスを4つピックアップ。まだ日本では認知されていないものの、ここ数年で一気に浸透していく可能性もあります。日本人に向けた新しいフェムケアアイテムのアイディアをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。

デジタルタンポン

通常のタンポンは、アプリケーターと呼ばれる紙やプラスチックで作られた筒に入った状態で梱包されています。この筒を押し出すようにして挿入することで、手で触れずにタンポンを装着することができるのです。

デジタルタンポンとは、そうしたアプリケーターを有していないもののこと。アプリケーター付きのものよりもコンパクトで持ち運びやすいだけでなく、指で挿入するだけと使い方が簡単であることから、人気を集めているようです。


出典:https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3-%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%B3-%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97-%E7%89%B9%E3%81%AB%E9%87%8F%E3%81%AE%E5%A4%9A%E3%81%84%E6%97%A5%E7%94%A8-60%E3%82%B3%E5%85%A5/dp/B000FQOUU0

認知度はまだ低いものの、ユニ・チャームからは日本向けのデジタルタンポンが販売されています。コンパクトであることから、60個入りなど大容量での販売もしやすいアイテムであると言えるでしょう。

日本人はタンポンをあまり使用しないと言われていますが、一定数の需要があるのは事実。また、ナプキン使用派でも予定によってはタンポンを活用するという人もいるなど、日本でも需要が見込めそうなアイテムです。

ヴィーガンサニタリーアイテム

月経関連のアイテムは、ほとんどの女性が必要としていることから、トレンドに挙がりやすい傾向にあります。中でも注目されているのが、ヴィーガン向けのサニタリーアイテムです。

オーガニック、エシカル、サスティナブルなど、地球環境全体に配慮したアイテムは日本でも多く取り扱われるようになりました。そうした傾向から、環境保全や動物愛護に配慮し、ヴィーガンになった人も増えているといわれています。また、完全ではないけれどなるべくヴィーガン思考で生活する「フレキシタリアン」という言葉が生まれていることからも、ヴィーガンに興味を持つ人が増えているのではと考えられます。

そんな中で注目されているのがヴィーガンサニタリーアイテム。動物性の原材料や動物実験をいっさい行わずに作られたアイテムです。多くの製品はオーガニックコットンを使用しており、肌あたりがいいことも人気の理由でしょう。


出典:https://www.amazon.co.jp/natracare-%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B1%E3%82%A2-%E7%94%9F%E7%90%86%E7%94%A8%E3%83%8A%E3%83%97%E3%82%AD%E3%83%B3-%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%89-%E3%81%B5%E3%81%A4%E3%81%86%E3%81%AE%E6%97%A5-%E5%A4%9A%E3%81%84%E6%97%A5%E7%94%A8%E3%83%BB%E7%BE%BD%E6%A0%B9%E4%BB%98%E3%81%8D/dp/B00MBIMOL2/

こちらは動物実験を使用せず、生産時にベジタリアン成分への動物性成分混入がないよう厳しく管理されて作られた生理用ナプキン。そのほか、農薬フリー、高分子吸収剤フリー、完全塩素フリーなど、さまざまなフリー処方を掲げています。

日本のヴィーガン人口はそこまで多くないものの、まだ日本での開発が追いついていない分、注目を浴びる可能性がある商品といえるでしょう。

デリケートゾーン用保湿オイル

海外では、デリケートゾーンにケアアイテムを使うのが当たり前。スキンケアをしたり、ボディクリームを塗ったりするのと同じように、デリケートゾーンはデリケートゾーン専用のアイテムでケアをします。

デリケートゾーンの皮膚はとても繊細で乾燥しやすく、下着の摩擦による黒ずみやたるみが目立つパーツです。そうしたトラブルを抱えやすいデリケートゾーンをやさしくケアする製品として、保湿オイルが注目されています。

出典:https://www.cosmekitchen-webstore.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?pid=4571502022075&vid=&bid=CK01

コスメキッチンなどで販売されているデリケートゾーン用オイル。フェミニンオイルという名称で販売されています。天然由来成分100%と、安心して使える処方が人気。キー成分はセサミオイル、バオバブオイル、カカイオイルの3つ。香りにもこだわられています。

オイルを使ったデリケートゾーンのマッサージ方法が詳しく記載されていることも、購買意欲に繋がっている可能性があります。まだ認知度の高いジャンルではないため、使ってみたいと思わせるための訴求が重要になってくるでしょう。

クレイ配合のデリケートゾーンケア

クレイとは、地球の粘土鉱物。吸着効果が高いことから、毛穴の汚れをスッキリさせるために応用され、スキンケアアイテムなどに多く配合されています。

海外では、そんなクレイをデリケートゾーンのケアに取り入れたアイテムが人気。クレイはデリケートゾーンのターンオーバーを促す角質ケアやニオイの吸着ケアに活用できるとされており、さまざまなアイテムに配合されているのです。

出典:https://argital.jp/product/bodycare/hygienecream.html

こちらは肌を保護する機能をもつグリーンクレイを配合したクリーム。100%天然由来で作られており、肌への負担なく使用可能です。500円で買えるミニサイズも販売されるなど、まだデリケートゾーンケアに慣れていない方でも手に取りやすい工夫がされています。

クレイはスキンケアに多く使われている成分であるため、消費者の抵抗も大きくありません。また、クリームだけでなく、洗浄系のアイテムに配合することもできるなど、幅広い活用価値がある成分です。

日本のフェムケア市場に期待

日本でも少しずつ浸透しつつあるフェムケア。市場はこれからも伸びていくとされており、おそらく海外の当たり前やトレンドを追従していく形となることでしょう。
ぜひ海外の動向をチェックしつつ、フェムケア市場への参入を検討してみてはいかがでしょうか。

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