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隣にいるだけで、安らぐ、落ち着く。

当たり前と言えば当たり前のことなんですが、コミュニケーションの半分の責任は自分にあります。

自分の言いたいことがうまく相手に伝わらないと、つい相手のせいにしてしまうことがありますよね^^;

反対に、「自分のせいだ」なんて思うこともあります。

相手が全部悪いわけでも、自分が全部悪いわけでもないんです。

そこで、責任の半分は自分にある、と考えてみると、相手との関係の見え方が少し変わってきます。

半分の地点を基点にして、お互いの理解がどれだけすすんだのか、という視点で考えてみるんです。

コミュニケーションの半分を担う自分の側の責任を精一杯果たして、後は相手に任せてみる。

そうすると相手への伝え方が少し変わってきます。

自分の気持ちを伝える権利を知ることは、相手の権利を認めることにもつながっています。

そこで、相手とのよりよい関係を望むとき、それまで慣れ親しんだ自分の「コミュニケーションのとり方」を変えてみる方法があります。

その方法のひとつがアサーティブ・トレーニングです。

よりよい関係を望むのは、そこに何らかの問題を感じているから。

・そんなつもりじゃなかったのに、アーア、誤解されちゃった。

・私の要求ってムリかしら?

・本当は気が進まないけど、断わるのもなんだか悪いし。

・ムカッときた、もう許せない!

・また批判された、そんなに私ってダメなの?

・思い切って伝えたい、でもうまく言えるかな、ドキドキ・・・・・・

「アサーティブネス(Assertiveness)」の訳語は、「自己主張すること」。

しかし、アサーティブであることは、自分の意見を押し通すことではありません。

自分の要求や意見を、相手の権利を侵害することなく、誠実に、率直に、対等に表現することを意味します。

まぁ、長年身につけた習慣や態度はなかなか変えられませんよね^^;

自分のコミュニケーションパターンに気づき、それを変えていくためには、練習が必要となります。

それが、アサーティブ・トレーニングなのです。

アサーティブジャパンと言われる組織では、アサーティブネスで語られる権利を、「12の権利」としてとり扱っています。

これは、私たちが自分自身でいるための基本的な原則であり、他人とのよりよい関係を築くための土台となると述べています。

【アサーティブネス12の権利】

①私は、私が何をするのか、どれから始めるかを、自分で選んで決めていい。

②私は、自分のよいところや能力を、ちゃんと認めてもらっていい。

③私は、自分に素直になって、人に感情を伝えていい。

④私は、自分の意見や価値観を、正直に相手に伝えていい

⑤私は、他の人のきもちにではなく、自分のきもちにそって、「はい」「いいえ」を言っていい。

⑥私は、まちがえてもいい

⑦私は、きもちや考え方が変わったら、無理に我慢せずに、決めたことを変えていい。

⑧私は、わからないことがあったら教えてもらっていい

⑨私は、自分の一番の希望を、いつでも相手に伝えていい

⑩私は、人の悩みを、自分のことのように背負わなくてもいい

⑪私は、周りの評価を気にせずに、自分の考えややり方を伝えていい

⑫私は、私のままでいい

これは、「私は、みんなとちがってそれでいい」 という、自分自身を認めていくツールになります。

コミュニケーションは本当に難しい。

対話を本気でするのなら、それは、精神の著しく緊張する瞬間かもしれません。

また、誰かとコミュニケーションをとりたいと思ったら、きちんとその人の話を聞くことが大事ですよね。

では、「聴く」とはどういうことなんでしょうか?

人それぞれ生まれてからの環境、考え方、体験は全然違います。

同じことを話しているつもりでも違うことを考えていることも多いですよねぇ・・・・・・

同じことをやっていてもその受け取り方が違うこともあります。

ちょっとしたことがボタンを掛け違うように、ずれていることが気づかずに終わってから失敗に気づくかもしれません。

人は自分がいいと思っていることをほかの人にも求めてしまうことも多いし。

自分が自分の信念や思いにこだわればこだわるほど、相手が壁をつくってしまうこともあります。

自分の考えや信念を捨てる必要はないけれど、時には、自分の考えに固執せず相手の世界に入ってみることも必要だね。

自分の信念はちょっと横においておき、相手の考え方、受け取り方、原体験はどうなのかを感じることに集中してみる。

場合によっては、相手の姿勢、表情、呼吸、歩き方、話し方、目線、まで、自分がその人になりきって、その人が目にしているもの、触れているもの、感じているものをただひたすら感じ取ってみる。

それで分かることがきっとあって、相手の理解が深まり、お互いの世界を確認できたとき、本当のコミュニケーションが生まれる可能性があるのだと思います。

良いとか悪いとかではなく、「その人はそういう考え、信念をもっている」という事実。

それをを感じようとする。

相手の体験・信念に興味を持つ。

そして認めようとしてみる。

真のコミュニケーションは、本当に難しい・・・・・・

人との関係も一瞬にして変わることはあり得ないのだから。

毎日の小さなことの積み重ねが、人と人とのつながりを、そして絆を構築していくんでしょうね(^^)

それを忘れないようにしたいと思っています。

互いを尊重できる存在を、大切に!だね(^^)

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