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【随想】心と心をつなぐ言の葉

ほんとうのところ、犬のきもちは、わからないけれど、なに?とふりかえった目は、信頼とか、大好きとか、ことばにならないことばがあふれているようで、たじろいでしまうほどまっすぐです。

ひとも、いぬも、ともに生きている。

ただの生きものなのだと気づかされる一瞬。

そのまなざしは、大切な人には、ちゃんと向き合って、まっすぐに、目を合わせていれば、きっと、こころはつながるのだと、あたりまえのことだけど、忘れがちなことを気づかせてくれますよね(^^)

そんなことを感じられるのもトクベツなことでしょうか?

実際、それはささいなことで、たいして特別ではないのだけど、ワクワクするような、こころが浮き立つような感じがして、おとなも、こどもも、みんなトクベツということばの持つ特別な響きが嬉しいですよねぇ。

だから、365日、小さなトクベツは、いっぱいあった方がいい。

だけど、生きて行くなかで色んなことがあります。

何度くやしい涙を飲みこんだことか。

かなしい涙をのりこえなくちゃいけなこともあったと思います。

でも、うれしい涙はガマンしないで、こころ響く涙は心のままにって思えたら、逆に、スッキリするかも(^^)

人は、涙の色をかえながら心のバランスを、とっているような気がします。

自分の気持ちが伝わらなくて泣く、ということが少なくなればいいですね。

かわりに、相手の心をすこしでも汲み取ろうと思うようになって、そうして、人はすこしずつ成長するのかな、と思います。

だから、もっとたくさん感動して泣く、ということが多くなったのなら、それは自分の中の愛に関わる部分が増えたから、かもしれません、ね。

涙の量は変わらなくても、大切な人が増えるたび、涙の種類は変わっていくような気がします。

でもねぇ、ほんとうは弱いのに強いフリをして、そうして人は強いこころを手に入れていくのかも知れませんね。

まぁ、できれば、ふきげんなこころやとんがったこころ、あわててるこころをころがして、まあるく、まあるく、なりたいものです(^^)

大人になればなるほど、私たちは勇気という言葉を使わなくなっていきます。

それは、日々の暮らしに流されていると、とりたてて勇気を出して何かをしなくても、たいていのことは支障なく流れるようになっているからなんでしょうね。

でも、流されるのではなく、自分の流れをつくるという生き方は大切だと思います。

はっきりと、どこかへ向かって流れていこうという心を持っていれば、勇気という言葉を使う場面が増えるように思うのです。

勇気の「ゆ」は、夢の「ゆ」。

勇気の「ゆ」は、言うの「ゆ」。

叶えたい夢を持っている人、進むべき道のある人は、日々、小さな勇気を試されています。

そして、勇気を出して、言葉に託して、一つひとつのステップを越えていかなければ、どんな願いも叶わないことを知っています。

行動を起こすとき、何かを変えたいとき、勇気が必要なとき、心の中にはきっと凛とした鈴の音が響きわたるのだと思います。

迷いや揺れる気持ちをふっきるような「りん」の音は、その音の数だけ、ぴかぴかの「明日」を運んでくれるような気がします。

だから、小さくても、ささやかでも、夢はたくさんあった方がいいし、その思いが、有意な差を生むと思います。

勇気はたくさん使ったほうが幸せになれるし、何よりも「りん」の音は、自分で鳴らさなければ決して鳴らないものだから、凛々と、すずやかな音色を響かせながら暮らせたら、素敵だと思いませんか?

心意気、心がけ、心くばり、つかう心がまるごと私であり、そんないろいろな心を使いながら生きています。

たとえば理解して欲しいこと、本気でやってみたいことがあるときは、心を伝えるための心意気が必要です。

でも、強い気持ちばかりでは相手の心には響きませんよね。

伝えたい心をちゃんと届けたいときは、心を尽くして自分に、それから相手に向き合うことが大切なんだと思います。

仕事でもプライベートでも、日頃の心がけや細やかな心くばりは、その一つひとつが人生の積み重ねになります。

心を尽くしていれば、わかり合えないことはなくて、心を尽くしていれば、たくさんの人とつながってゆけると思いませんか?

つかう心すべてがまるごと人生、なのだと思います。

でも、心は強くなる日もあれば、弱くなる日もあります。

つよい心、よわい心、やさしい心、わがままな心・・・、いろいろな心模様があるのですが、小さなことも、大きなことも、出会ったすべての人やものに、心を尽くして暮らしてゆくことが日々の幸せにつながるのでしょう(^^)

そして、こころの空がきれいな青になるように、主体性をもって、晴れたことばを探していきたいですね。

幸せなことばを使うと、気持ちがやわらかくなって、満ちたりたことばを使うと、心がまるくなる。

ことばには、何かしらとくべつな、不思議なちからがあります。

なんとなく気分が落ちこんでいるとき、こたえが見つからなくてもやもやしているときは、あかるいひびきの、晴れたことばを探してみませんか?

ひとは、うしろ向きのことばを重ねていると、知らず知らずに心はマイナスの方向に流れてしまうのですが。

プラスのことば、晴れたことばを探していると、なぜか、どんなときも前を向いて進むことができます。

ことばは思考を変えて、思考は行動を変えるものだから、ものごとを受け止めるとき、使うことばや感じることばをほんの少し変えてみると、心の在り方はずいぶんと変わってきます。

救いを見出す力、夢や希望をひっぱる力は、心で感じる、幸せなことばの中にきっと見つかります。

だから、人はかたむいても、ころり起き上がる力をもっていて、ひとりぼっち、じゃなく、ひとりでも進めるつよさをもっていると思います。

そう、自分のこころの温度を 知っていれば、大丈夫で、未来の明るさを信じていれば、自分のなかから満ちてきて、大丈夫かな?

だけど、大切に思うほど、つい執着してしまうのも人間です。

思いが強すぎると、かえって、からまってしまうことも多いですよね。

あまりにもつよく、かたく結びすぎると、こころが苦しくなってしまうから、大切な人ほど、ゆるやかにつながっていければと思います。

そう、いつでもほどけるように、それから、なんどでも結びなおせるように、ね!

そして、心の中に透明な器があれば満ちているものは、その幸せがもっとよくみえるようになるから、心に足りないものは、欠けているものに気づくように、心にひとつ、透明なよくみえるガラスの器をもっていたいものです。

楽しいこと、わくわくすること、淋しいこと、やるせないこと、心のなかには毎日、いろんな思いがたまってゆくけれど、「よい」気持ちも、「わるい」気持ちも、その思いに向き合うことが、ほんとうの自分を知ることで、大切なのは、本心から目を逸らさないことだと思います。

だけど、時には、心がザワザワして落ち着かない時には、上手な立ち止まり方を知っておくと良いと思います。

それは、なるべくあたたかな、あかるい場所で休むこと。

思い通りに進めなくて、落ち込んでしまっても、途方にくれて、一歩も前へ進めなくなったとしても、あかるい場所なら、いろんなものがあたためられるから。

マイナスに傾いてしまった「こころ」、大切な誰かとの「きずな」、夢への「おもい」、あたらしい「アイデア」などなど、あかるい場所にいれば、懐かしい景色やあたらしい景色が飛び込んできて、そういうものが、次に進むための原動力になってゆくはずです。

そんな毎日の中で、意識してこころに入れておきたいもの、無意識に入り込んでくるもの、よい思いも、悪い思いも、なんだって入ってしまう。

人のこころって、そういうものだと思います。

なんでも入るから、こわい。

だけど、なんでも入るから、実はこころづよいとも言えますよね!

大切なのは、今、何が入っているのか?自分がみえていること、何を入れるといいか?いつも考えていることだと思います。

うれしかったことやたのしかったこと。

ささやかな、しあわせを感じたら、すかさず、しあわせ貯金!をしておきましょう(^^)

しあわせな記憶には、チカラがあるから、心がくじけてしまったとき、元気の出ないとき、心に溜めた貯金は、きっとあなたの役に立ちます。

あんなうれしいことがあったよね、大丈夫!

こんな素敵な時間もあったね、また頑張ろう!

しあわせの基準は人それぞれだけど、だからこそ、あなたの中のしあわせ貯金は、誰のどんな励ましよりもあなた自身に響くはずです。

それに。

貯金をするという視点で暮らしを眺めてみれば、まいにちの小さなしあわせをキャッチする力だって今よりもっと磨かれてゆくはず。

これもしあわせ貯金のうれしいおまけですかね(^^)

さぁ、日々、生きていればいろんな出来事が起こるけど、こころに決めたなら迷わないこと!

迷っているなら、まだ、決めない。

どちらを選べばいい?

迷っているなら、まだ決めないほうがいいと思います。

そういうとき、人はついラクな道を選んでしまうから(^^;

最後に、【コトバノバスケット】から、色んなことばを紹介してみますので、心に響く言葉が有ればお持ち帰りください(^^)/

他人の物指し 自分のものさし それぞれ寸法がちがうんだな
相田みつを

勝負に絶対はない。しかし絶対を信じられない者に勝利はない
大西鐵之祐さん(ラグビー日本代表元監督)

幸せを手に入れるんじゃない。幸せを感じられる心を手に入れるんじゃ
甲本ヒロトさん

おむすびがもらえるまで歩くから、もらえないってことはないんだな
放浪の天才画家・山下清

やり直しのきかない人生だが、見直すことはできる
浄土真宗 法話より

努力は運を支配する
宿沢広朗さん(ラグビー元日本代表監督)

私はチャンスがきたら必ずトライするわ
俳優キャメロン・ディアス

人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみないとわからない
映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』より

すべてのジャンルで入門編はありえない
タモリ

大切なのは、自分のしたいことを自分で知っていることだよ
スナフキン

代わってあげることも代わってもらうこともできぬ、一回限りの尊きいのち
浄土真宗門徒

チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ
HONDA創始者 本田宗一郎さん

これからは自分で物を正確に見、よく考え、情報にふりまわされず、情報を正しく選びとる智慧をみがいて生きていってください。
瀬戸内寂聴

落ちこまへん、それはお前らが過信しすぎや。自分ができると思うから落ち込む。何があってもこんなもんやと思っているから落ちこまない
明石家さんま

ほかの誰かになりたがることなんて、あなたという人間のムダ遣いよ
マリリン・モンロー

愛とは相手を信じ、待ち、許してやること
ドラマ『スクール☆ウォーズ』内で主人公・滝沢先生の恩師の言葉

「飛べない時はゆっくり休めばいいじゃん 仕方ないよ 飛べないんだからさ」「どうせ飛べないなら、心配するより休んだ方がいいよ」
コジコジ

よろしいですか、よろしいですか? たとえ、たとえですね、明日死ぬとしても、やり直しちゃいけないって誰が決めたんですか?
古畑任三郎

変態の第一歩は恋愛
タモリ

必死にやってもうまくいくとは限らなくてどうにもならないこともある。それが普通で当たり前だってことの方を教えるのが教育だろう。
ビートたけし

新しい年には、小さなことでいいから、1つずつ自分に課してゆくものを作り、守ってゆこう。それが「自分らしさ」というものを作ってゆく近道ではないだろうか
渡辺和子さん(修道女)

おこないはおれのもの。批判は他人のもの、おれの知ったことじゃない
勝海舟

努力して結果が出ると自信になる。努力せず結果が出ると驕りになる。努力せず結果も出ないと、後悔が残る。しかし、努力して結果が出ないとしても「経験」が残る。
発言者不詳

美しいものは必ずしも美しくなく、好きなものこそが美しい
イタリアのことわざ

旅をすることで、いろいろなものが発見され歴史が築かれてきました。旅は探検なのです。
池澤夏樹

ぼくはいつも何か言葉以上のものにこがれていて、そのため、時にはただ黙っていたいのです。
谷川俊太郎

止めることの出来ない時間は惜しむためだけでなく、美しい瞬間を次々に手に入れるために流れていく。
吉本ばなな

ウィスキーを水でわるように 言葉を意味でわるわけにはいかない
田村隆一(詩集『言葉のない世界』)

理想の暮らしは、言葉のない暮らしだ
リリー・フランキー(『増量・誰も知らない名言集』)

置かれた場所で咲けないときは 逃げてもいいよ咲けるところへ
広島県・妙慶院の掲示板

闇鍋みたいなもんですよ、人生。何入ってるかわかんないけど、どれかつまんで食べるしかないみたいな
宇多田ヒカル

他人の意見で自分の本当の心の声を消してはならない。自分の直感を信じる勇気を持ちなさい
スティーブ・ジョブズ

あなたは一年後、今日始めなかったことを後悔しているかもしれない
カレン・ラムさん

苦しいときや辛いときに頑張るのは難しい。だから、1日1ミリでも前に進めば大丈夫。少し後ろに下がっても、また1ミリ前に進めばいい
IKKO

自分の外側に偉大なものとか救ってくれるものがいるのかもしれないけど、自分の一番奥にある輝きとか力が、実は一番すごいんじゃないかって思っていて。
綿矢りさ

丸うならねば思うことは遂げられまじ
樋口一葉

フラれたとして、こっちは好きな人を失うけど、あっちは好きでいてくれる人を失うんだよ
小沢一敬(スピードワゴン)

人生はどちらかです。勇気をもって挑むか、棒に振るか
ヘレン・ケラーさん

新年の抱負を持つ時、何かを切り捨てようと決心をするなら、それは真っ先に「不可能」という言葉にしよう
ナポレオン・ヒル

人と比較をして劣っているといっても、決して恥ずることではない。けれども、去年の自分と今年の自分とを比較して、もしも今年が劣っているとしたら、それこそ恥ずべきことである
松下幸之助さん

最も大事なことは、人生を楽しむこと、幸せを感じること、それが全てです
オードリー・ヘップバーン

許すことやな
内海想(『セトウツミ』)

人間の価値とは、その人が得たものではなく、その人が与えたもので測られるべきだ。
アインシュタイン

抱き合っているときでさえ、私たちは、ただそれぞれの感覚を感じているだけである。
岸政彦(社会学者、小説家)

何でも経験しておきなさい。でも、それを生かせるかどうかは兄ちゃん次第だよ
内海桂子師匠

全部が真実である必要はないけれど、核となる言葉はなるべくシンプルで嘘がないほうがいい。
玉城ティナ

あらゆる浪費のなかで、もっともとがめるべきは時間の浪費だわ
マリー・アントワネット

どの雲にも銀の裏地がついている(Every cloud has a silver lining.)
イギリスのことわざ

偶然は準備のできていない人を助けない
ルイ・パスツール(フランスの生化学者)

悪口を言われて、我が身を正すことのできる人間は幸せと言うべきだ。
ウィリアム・シェイクスピア作『空騒ぎ』より

満点なんか取らんでええねん。満天は星空だけで十分や。
明石家さんま

避けることができないものは抱擁してしまわなければならない。
シェイクスピア

決断にためらいを感じると負ける。直感を信じることだ。直感は経験から浮きあがってくる。
羽生善治

覚えていて悲しくなるより、忘れて笑っているほうがいい
クリスティーナ・ロセッティ

自ら楽しむことのできない人々は、しばしば他人を恨む。
イソップ

急がずに、だが休まずに。
ゲーテ(ドイツの詩人)

快活さと明るい気分というものは、使えば使うほど残りは多くなる。
ラルフ・ワルド・エマーソン

たとえ専門家全員が『あなたには才能がない』と言ったとしても、その人たちが全員間違っているかもしれないでしょう
マリリン・モンロー

自分なんて見つけている暇があるのなら、少しは煩悩を消そうとする「自分なくし」の方が大切じゃないでしょうか?
みうらじゅん

人生の目的は悟ることではありません。生きるんです。人間は動物ですから。
岡本太郎

「できること」が増えるより「楽しめることが」増えるのが、いい人生
斎藤茂太

しっかりと準備もしていないのに、目標を語る資格はない
イチロー

音楽だけが世界語であり、翻訳される必要がない。そこにおいては魂が魂に話しかける。
バッハ

“自分で確認する”っていう行為は、すごく大事なんです
大原扁理

「子どものころ、迷子になる遊びなんてやったのを思い出すわ。冒険が好きなのね」
作家・角野栄子さん

捨てきれない荷物のおもさまへうしろ
種田山頭火(俳人)

私の知らない私に会いたい
宇多田ヒカル(ミュージシャン)

何かを得るためには、心でそれを思うことから始まる。
ブルース・リー

雨を感じられる人間もいるし、ただ濡れるだけのヤツらもいる
ボブ・マーリー

大切なことは言葉にならない
米津玄師「海の幽霊」より

結果は間違えても……自分の気持ちが間違ってなければ私はいいんだ!
ユウコ(漫画『チェンソーマン』の登場人物)

「一面だけを見て人を判断することほど、愚かなことはきっとないのだ」
小説『六人の嘘つきな大学生』より

どんな花を飾るか。どんな音楽をかけるか。どんな笑顔で待つか。大切なのは、そういうことです。
オードリー・ヘプバーン

「良い意見だ」「意見に良いも悪いもないだろう」「訂正します。私の思っていたことに近い、という意味」
犀川創平、西之園萌絵(森博嗣作『有限と微小のパン』より)

すぐには役に立たないように見えても やがて こころの底ふかく沈んで いつか あなたの暮し方を変えてしまう
花森安治

最上の思考は孤独のうちになされ、最低の思考は混乱のうちになされる
トーマス・エジソン

人間こそ人間にとって最も興味あるものであり、また、おそらく人間のみが人間に興味を感じさせるものであろう。
ゲーテ

今、この瞬間が未来を作るんだ。一日一日を無駄に過ごすか。一分一秒、ベストを尽くすか。どっちを選ぶかはお前次第だな。
ドラマ『ドラゴン桜』桜木建二のセリフ

仕事=考え方×熱意×能力
京セラ創始者・稲盛和夫氏

「誰(た)が為(ため)を考えると結局己が為(ため)に行き着くのさ」
マンガ『僕のヒーローアカデミア』より青山優雅

言葉がいっぱいあんのはな、自分の気持ちにぴったり来る言葉を見つけるためやで
ドラマ『舞いあがれ!』梅津貴司のセリフ

私の好きは誰かと知識をマウント取り合う為じゃなくて、きゃーあそこ良かったよね。とか盛り上がる為にありたいな。って思うよ。
ぼる塾 田辺智加さん

人生は勝ち負けじゃなくて味わうものだって 年を重ねるとわかってくるの
漫画『逃げるは恥だが役に立つ』より

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