見出し画像

長期間抱えてた仕事が終わった

UKロックの歌ものの制作依頼を頂いて半年以上、ようやくミックスが終わった。

一番時間がかかったのは、曲調を決めること。
作ってみたい曲調が沢山ありすぎて、なかなか絞り込めなかった。
仕事ではロックやテクノやヒップホップ、ブルースやソウルにファンク、レゲエ等のポピュラーミュージックは勿論、アフリカやインド、アジアの民族音楽的な曲など、あらゆる曲調の音楽を作るけど、UKロックの歌ものは今までなかった。
ニューウェイヴとかシューゲイザーとかはあったけど、それらはインストものだったから、そっち系の歌もの作ってみようかとか、歌詞のイメージから正統派なロックにしてみようかとか、あれこれ考えすぎた。
歌詞先行で曲を作るのが久しぶりというのも、時間がかかった原因かも。

歌は、メジャーレーベルでの経験がある友達が、UKロックにバッチリはまると考えてお願いしたが、ブランクがありすぎるということで断られてしまった。
ブランクあっても、身近なヴォーカリストの中では飛び抜けて上手いはずだけど、自分が納得いかない状態でやりたくないんかなと思って依頼を諦めた。
その友達が歌ってくれることを勝手に想定して曲の構想を練っていたので、そこでも一度リセットがかかってしまった。

録音当日に初めて会うスタッフ複数人が、ダメ出しする前提で見守る中、限りある時間内で結果を出せる人物となると探すのがなかなか難しい。
最終的には、UKロックに合うかどうかはわからなかったけど、歌の実力で選んで声をかけさせてもらった。

録音当日は音程や歌い回しのチェックに加え、作詞担当による英語の発音チェックと急な歌詞変更もあったけど、柔軟に対応してくれて2テイク+部分修正で無事に完了。
想像以上のプロフェッショナルぶりでとても助かったし、現場のスタッフにも気に入ってもらえて、紹介した自分も嬉しかった。

ボーカルの録音が済んでから、インストバージョンの依頼も頂いたので、UKロックをハウスとジャズにそれぞれアレンジ。
これも方向性でかなり悩んで時間を使ってしまったけど、決めてからは割とスムーズに作業が進んだ。

とにかく終わった!
リマインダー の「UKロックの作業をしろ」というお知らせを見る日々から解放された。
保留してたギターの練習メニューに、ようやく取り組めそうだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?