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何故自分はシャニアニ第1期が大好きなのか?

お疲れ様です。
バウアーです。

シャニアニが12話全話放送され、
次はシャニアニ2ndが待っています。
先行上映を前に、
ここに自分が何故シャニアニが大好きなのかを
記しておきたいと思います。
振り返りの目的が強いので、
繰り返しになるところもありますが、
ご了承くださいませ。

※これはあくまで一人のシャニPの感想に過ぎません。
皆様には皆様の感想があるでしょうし、
それ自体を否定する内容ではありません。
個人的に思ったことを書き綴った内容となります。

気に入ったポイント①:「読む」アニメにしたこと

シャニアニは原作のenza版のエッセンスを
ほぼピュアな状態で抽出し、
アニメに落とし込んだ作品だと捉えています。
そう捉えた理由は、
アニメ内の表現が視聴者に「読ませる」ような
表現方法を多用していたことがあります。

第一話を思い出してください。
真乃はPからの突然のスカウトを受け、
困惑しながらその場では断ってしまいます。
しかしながらその後、
彼女が自室で何か自問自答をするような仕草、
学校からの下校の道で何かを考えているような仕草が
あります。
彼女の中で述懐が行われたのは明らかです。

これはenza版のシナリオでもあったシーンです。
彼女の中で様々な思いが巡り、
最後はスカウトを受けるまでの過程は
真乃の原点でもあります。

こういうシーンを「読む」というのは、
シャイニーカラーズの独自色として
よく挙げられるポイントです。
enza版ではテキストという形で表現しましたが、
アニメでは映像作品としての表現である、
「間」とか「声」などに落ち着けました。
文字媒体を読み、
頭の中でシーンを思い浮かべるのが原作なら、
キャラクターの仕草から読み、
キャラクターの胸中を探るのがこのアニメの
流儀と言えるでしょう。

気に入ったポイント②:「現実」を感じさせてくれる

シャイニーカラーズを語る上で頻繁に
使われる言葉として、
実在性」というのがあります。
観念と違って、客観的に存在するという性質
これをアイマスでやったらどうなるかを、
シャイニーカラーズはテキストを使って表現し、
ぶっ飛んだシナリオに頼らないストーリー展開を
広げています。
シャニアニでは映像で少し加工することで、
あの世界の「現実」を感じさせてくれました。

アルストロメリアの回の冒頭を思い出してください。
大崎姉妹が自宅のリビングで
アイドルとしての未来の姿を考え込むシーン。
実家で繰り広げられる、
姉妹の営み。
これは原作でもありましたが、
年相応の営みではないかと捉えています。

またこの回のエンドクレジットでは、
シャイニーカラーズ内でそこまでピックアップされなかった
283のアイドルたちが住む寮での一コマが
描かれていました。
最近ではコヒーレントライトでも
描かれていましたが、
2023年時点ではあそこまで目立って
描くことはありませんでした。
現実の交流のワンシーンを感じさせてくれる一コマが、
とても嬉しかった。
まるで自分の頭の中をアニメとして
映してくれたかのように思えました。

アニメ各話で散りばめられた、
人間としての営み。
初期の16人での「現実」が様々な形で
見られたのが、
とても嬉しかったです。

気に入ったポイント③:「原作」の雰囲気を持ってくる姿勢

下記のファミ通さんの記事はでは、
池田Pのコメントが掲載されています。
その中で、
原作の雰囲気を大事にする趣旨のコメントが
ありました。

これは自分にとって嬉しいことでした。
シャイニーカラーズのサービス開始から
ずっと触れてきたPとして、
アニメになったシャイニーカラーズが
どうなるのかを考えていました。

結果として出てきたのは、
自分にとってとてつもなく刺さる作品でした。
自分が気に入った作品の雰囲気、
キャラクターの仕草。
池田Pの考えが分かるかのように、
この作品は目が離せませんでした。
サービス開始の頃に自分があれこれ
各アイドルのシナリオを考察し、
1stライブに参加できたことを嬉しく思ったあの頃。
思い出のフラッシュバックが、
作品を通じて自身に起こったのです。

おわりに

原作ありの作品というのは、
良くも悪くも原作のエッセンスが
メディアの手法によって加工されるものです。
それは時に原作の風味を損なうのも、
ある程度は仕方がない部分もあります。

シャニアニはその風味を損なう度合いを
可能な限り抑えて、
原作の雰囲気をアニメに落とし込もうとした
意欲作だと思っています。
そしてその意欲作は、
自分にとってとても刺さる作品でした。

シャニアニ第2期がとても楽しみです。
7/7の劇場挨拶のイベントに参加し、
登壇した皆さんの言葉や仕草から、
作品に対する思いを汲み取ります。
あの雰囲気を持ってくるのか、
はたまた違ったやり方にしてくるのか。
先行上映をとても楽しみにしています。

視聴する「読み物」としてのシャニアニ。
自分は大好きです。

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