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【FX初心者学習】5日目「テクニカル」

5日目は、チャートを分析して値動きを予想するテクニカル分析についてです!

FXで利益を上げていくうえでも重要な技術を学べるので、ぜひ楽しんで学習進めていってくださいね!


テクニカルって?

FXで表示されているチャートは、上下に相場が動いていて、通貨ペアの動きが視覚的に判断できます。

チャートの値動きは、過去にさかのぼってみることができるため、過去の値動きから未来の値動きを予測するのがテクニカル分析です。

相場には、値動きの流れがあります。これをトレンドと言い、トレンドは3つに分類されます。

  • アップトレンド

  • ダウントレンド

  • レンジ(トレンドレス)

相場は、これらのたった3つの繰り返しによって動いています。つまり、ある程度の法則性があるような値動きになっているということになります。

そのため、それぞれのトレンドにおいては、主に下のような戦略が有効です。

  • アップトレンド⇒ロング(買い)を中心とした戦略

  • ダウントレンド⇒ショート(売り)を中心とした戦略

  • レンジ(トレンドレス)⇒トレードしない

アップトレンドとダウントレンドでは、トレンドの方向性に従ってトレードをする順張りトレードが有効です。アップトレンドでは、下がってきたらロング、ダウントレンドでは上がってきたらショートということになります。

また、3つ目のトレードをしないという判断も、利益を上げていくためには重要です。

ローソク足

チャートの値動きは、一つ一つが小さなローソク足と呼ばれるものの繋がりで表されています。

ローソク足は、1本で、1時間を表したり、1本で1日を表すなど、一定時間のなかで4つのレートをもっています。

  • 始値:一定時間内で初めてついたレート

  • 安値:一定時間内で一番安いレート

  • 高値:一定時間内で一番高いレート

  • 終値:一定時間内で最後についたレート

始値よりも終値のレートが高いローソク足を「陽線」、終値よりも始値のレートが高いローソク足を「陰線」と言います。

一般的には陽線は白塗り、陰線は黒塗りで表されますが、チャートによってカラーが違うこともあります。

また、始値と終値の四角い部分を「実体」、上下の線を「ヒゲ」と呼びます。それぞれ、上と下で「上ヒゲ」「下ヒゲ」と言います。

また、陽線の具体的な形成のされ方は図のようになります。

また、ローソク足は期間の長さによって呼び名が変わるほか、始値や終値の表すレートの意味が変わります。

実際のチャート画面では、このように同時にそれぞれの期間を表示できます。

チャート分析

チャート分析は、基本的には月足⇒週足⇒日足⇒4時間足⇒1時間足の流れで行います。

例えば、月足、週足、日足でトレンドの判断をし、4時間足や1時間足で売り買いの判断をします。

具体的なチャート分析から、エントリーまでの一例をフローにしてみます。

日足の状況把握

日足でトレンドの方向性を判断します。そして、現在のローソク足はどういう局面にあるのかを把握します。

例えば、画像のような局面では、アップトレンドの最中の、一時的な下落局面にあることがわかります。

そのため、トレンドが今後も続くのではないか、上がっていくのではないかと考えることができます。

4時間足の状況把握

時間足を一つ落として、4時間足に切り替えてみると、4時間足では緩やかに下落しています。

日足はアップトレンド、4時間足はダウントレンドという状態です。

そのため、日足の大きな流れについていくためロングのチャンスをうかがいます。具体的には4時間足のダウントレンドが終わり、日足と同じアップトレンドになるのを待ちます。

エントリーチャンスがくるまで待つ

相場は、自分の都合のいいように動いてはくれません。

そのため、チャートを見た瞬間がベストなタイミングであることは、ほとんどありません。それにもかかわらず、目先の利益を追い求めて、すぐにエントリーをして負けるトレーダーが後を絶ちません。

待つも相場ということもあり、狙撃手のようにエントリーチャンスをうかがいます。

実際にエントリー

エントリーチャンスがくるまでひたすらまち、いよいよエントリーです!

利益を伸ばす

エントリー後は、利益をできる限り伸ばします。

このような流れが、チャート分析からエントリーまでの具体的な流れです。

このように、複数の時間足を分析する方法をマルチタイムフレーム分析とも言います。

マルチタイムフレーム分析をせず、1つの時間足だけで分析すると以下のようなことが起きます。

例えば、分足とよばれる小さな時間足だけでしてしまうと、4時間足などの大きな流れに飲まれてエントリーが逆行して大きな損失を生んでしまします。

このように、分足だけや、1つの時間足だけで分析するのはリスクが高いトレードをするので絶対にやめましょう。

また、トレードスタイルによって、マルチタイムフレーム分析を行う組み合わせも考えなければいけません。

あくまでこれは一例で、明確な決まりというのは存在しません。

プライスアクション

プライスアクションは、ローソク足の形状や並び方などで、今後のチャートの動きを予測することです。

ローソク足には投資家全体の心理が反映されていて、その心理を読んで相場の状況を分析するという意図があります。

大陽線と大陰線

始値=安値、終値=高値となっていて、ローソク足の始まりから終わりまで一方的に買われ続けた結果、大きな陽線である「大陽線」が形成されます。

このようなローソク足が形成されると、トレンドが上昇し続ける可能性が高くなります。

また、始値=高値、終値=安値となっていて、ローソク足の始まりから終わりまで一方的に売られ続けると、大きな陰線である「大陰線」が形成されます。

このようなローソク足が形成されると、トレンドが下降し続ける可能性が高くなります。

※ローソク足のヒゲが実体よりも極端に短い場合も、大陽線、大陰線と呼ぶこともあります。

トンカチとカラカサ

大陽線や大陰線のようにトレンドが継続するサインではなく、トレンドが転換することを示唆するのが、「トンカチ」と「カラカサ」です。別名でピンバーと言ったりもします。

トンカチは、高値まで上昇したあと、売りの勢力に押されて実体が小さくなった形で、アップトレンドの最高値付近で出現すると、アップトレンドが終了する可能性が高くなります。

カラカサは、安値まで下落したあと、買いの勢力に押されて実体が小さくなった形で、ダウントレンドの最安値付近で出現すると、ダウントレンドが終了する可能性が高くなります。

十字線

買いの勢力と売りの勢力の決着がつかず、ローソク足実体が線のようになります。

アップトレンドの最高値付近で出現した場合は、アップトレンド終了を示唆、ダウントレンドの最安値付近で出現した場合は、ダウントレンド終了を示唆します。

チャートパターン

チャートが特定のパターンになると今後の値動きを予測することができます。

この、特定のパターンを「チャートパターン」と言います。チャートパターンの中でも有名なものをいくつか紹介します。

ヘッドアンドショルダー

名前の通り、人間のヘッド(頭)とショルダー(肩)の形に似ていることから、その名を呼ばれています。

アップトレンドの高値でこのパターンが出現し、さらにネックラインと呼ばれる水平ラインを抜けた場合、ショートでエントリーがオススメになります。

利益はネックラインからヘッドの頂点までと同じ値幅の下落を目安に伸ばします。

上のヘッドアンドショルダーは、高値付近でよく見れますが、安値付近では下のようなパターンがよく見れます。

ダウントレンドの安値でこのパターンが出現し、さらにネックラインと呼ばれる水平ラインを抜けた場合、ロングでエントリーがオススメになります。

こちらもダウントレンドの安値付近で出現することがエントリー条件として大事です。

ほかにも、チャートパターンが存在します。僕もよく使った海外の参考サイトを掲載しましたので、是非見てください(ブラウザなどで翻訳をおすすめします)

https://forexbee.co/chart-patterns-pdf/

https://www.ig.com/en/trading-strategies/10-chart-patterns-every-trader-needs-to-know-190514

おわりに

いかがでしたか??

今日の講義で、5日目!半分以上が終了しました。ここまで継続して学習できたのは素晴らしいことです!

6日目は稼ぐための実践的なテクニックなどを学びます!残りも頑張りましょうね!

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