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[LHTRPG]「イフリート討滅戦」

シナリオガイダンス

プレイヤー人数    4人(4~5人対応)
キャラクターランク  3 
プレイ時間      4~5時間

これはCR3の〈冒険者〉を対象とした『LHTRPG』のシナリオである。あなたがGMならば、このシナリオを使うことですぐに『LHTRPG』を遊ぶことができる。あなたがプレイヤーとしてこのシナリオを遊ぶつもりならば、これを読むのはセッションが終わるまで待ってほしい。

このシナリオには戦闘1回、ミッション0回、探索表2回が含まれる。オンラインでのセッションは特に時間がかかる場合もあるため、予備時間を確保して遊ぶことをお勧めする。

GM向け情報

▼シナリオ背景
PCたちは酒場で手助けをした「異邦の詩人」から、礼代わりに冒険譚を聞かせてもらうことになる。その最中、急に視界がねじれたかと思うと、PCたちは話に出てきた戦場に降り立っていることに気が付く。

▼PC番号およびシーンプレイヤーの扱い
このシナリオでは、PC番号を使用せず、またシーンプレイヤーも指定しない。GMは必要であれば任意にシーンプレイヤーを指定してもよい。

▼参考・出典
このシナリオは、『ファイナルファンタジーXIV』に登場する同名のキャラクターを大いに参考にして考案されている。(そのため、二次創作的性質が強い。)したがって、本作品は「ファイナルファンタジーXIV著作物利用条件」のガイドラインに沿った形で公開されていることに留意されたい。また、本シナリオの再配布を禁止する。
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プリプレイ

今回予告

アキバの街に現れた詩人の冒険譚に誘われて
冒険者たちは時空を超えた戦場にめぐりあう。
日頃の知恵と勇気、全力の戦闘スキルを発揮して、
まだ見ぬ戦場を突破せよ!
FF XIV × ログ・ホライズンTRPG 変転する戦場
『イフリート討滅戦』
魂の翼持つ〈冒険者〉たちよ、地平線の彼方にあらたな記録を刻め!

レギュレーション

このシナリオは以下の環境で遊ぶことを想定して作成されている。GMの決定した難易度によって【因果力】が増減するため忘れず反映すること。

▼使用ルール
『ログ・ホライズンTRPGルールブック』
『ログ・ホライズンTRPG拡張ルールブック』
GMが許可するのであれば「ログホラ・ウェンズデイ」や「セルデシア・ガゼット」の追加データを使用してもよい。

▼推奨キャラクター
このシナリオは、戦闘1回、ミッション0回、探索表2回で構成されている。
このシナリオは、CR3のキャラクター4~5人で遊ぶことを想定して作られている。冒険に挑むキャラクターは、アーキ4職(戦士職・回復職・攻撃職×2)が揃っていることが望ましい。不足する場合は戦士職・回復職を優先すること。

▼おすすめサブ職業
ミッションが存在しないため、サブ職業は好きなものを取得するといいだろう。

▼PCの立場
PCたちは顔なじみであり、同じ酒場やギルドホールで冒険の疲れを癒しているシーンからセッションを開始する。
PCが希望するならば、コネクション、ユニオンを取得してもよい。

▼セッション難易度
以下の難易度から1つ選択する。そのとき『ログ・ホライズンTRPG』未経験者がプレイヤーに含まれているのであれば「難易度:イージー」を選ぶこと。
このシナリオにはベリーハード以上で使用できる難易度調整用のGM用EXパワー【極まりし蛮神】が存在する。このデータを使用を希望する参加者がいる場合、必ず全員の合意の下で使用を決定すること。

イージー    PC全員の【因果力】+1
ノーマル    特になし
ハード     GM用【因果力】+PC人数と等しい数
ベリーハード  GM用【因果力】+(PC人数×2)と等しい数
ナイトメア   GM用【因果力】+(PC人数×3)と等しい数


▼因果力の増強
GMが許可するなら、プレイヤーは次のどちらかを行ってもよい。
・手持ちの「因果力チケット」を消費して追加の【因果力】を最大1点まで得る。
・PCの所持金から50Gを消費して「温泉」を使用し、追加の【因果力】を最大1点まで得る。

使用するEXパワー

このシナリオでは以下の専用EXパワーを合計1回まで利用できる。

《リミットブレイク:大防御》_[EXパワー][パーティー]
タイミング:イニシアチブ_判定:なし_対象:広範囲20(選択)_射程:20Sq
コスト:因果力4(協力)_制限:シナリオ1回
効果・解説
このEXパワーのコストは[戦闘不能][死亡]状態のキャラクターも支払いに参加できる。
3ラウンド目以降に使用できる。対象は【ヘイト】を-2してもよい。
〔対象:ヘイトトップ〕対象は[軽減:30]を得る。この効果はラウンド終了時まで持続する。

《リミットブレイク:大回復》_[EXパワー][パーティー]
タイミング:イニシアチブ_判定:なし_対象:広範囲20(選択)_射程:20Sq
コスト:因果力4(協力)_制限:シナリオ1回
効果・解説
このEXパワーのコストは[戦闘不能][死亡]状態のキャラクターも支払いに参加できる。
3ラウンド目以降に使用できる。対象の[戦闘不能][死亡]を解除し、【HP】を対象の【最大HP】と同じまで回復させる。

《リミットブレイク:単体火力》_[EXパワー][パーティー]
タイミング:メインプロセス開始時_判定:なし_対象:自身_射程:至近
コスト:因果力4(協力)_制限:シナリオ1回
効果・解説
このEXパワーのコストは[戦闘不能][死亡]状態のキャラクターも支払いに参加できる。
3ラウンド目以降に使用できる。あなたがこのメインプロセスで行う「対象:単体」の攻撃は、[攻撃判定]をクリティカルしたとして扱い、ダメージロールに+[(CR×2)+10]される。

《リミットブレイク:範囲火力》_[EXパワー][パーティー]
タイミング:イニシアチブ_判定:なし_対象:広範囲(選択)_射程:4Sq
コスト:因果力4(協力)_制限:シナリオ1回
効果・解説
このEXパワーのコストは[戦闘不能][死亡]状態のキャラクターも支払いに参加できる。
3ラウンド目以降に使用できる。対象に[(CR×2)+5]点の直接ダメージを与える。
〔対象:モブ〕対象を[戦闘不能]にするか[死亡]させる(あなたが選択)。

原作の知識について

セッションの参加者に「ファイナルファンタジーXIV」を遊んだことがない、あるいは当該シナリオ・ダンジョンに到達していないプレイヤーが含まれている場合、GMは以下の知識を共有しておくとよいだろう。
なお、性質上このシナリオをプレイすることは当該作品の内容に少なからず踏み込むことを意味する。「ファイナルファンタジーXIV」の「新生エオルゼア」をクリアしていないプレイヤーが参加する場合は、今一度ネタバレしてもよいのかを確認してからこのシナリオを遊ぶことを徹底されたい。

イフリート討滅戦
エオルゼア世界においては、各地で活性化する蛮族の活動により「蛮神」と呼ばれる異形の存在が召喚されることが問題となっている。この「蛮 神」は存在しているだけで土地のエネルギー基盤であるクリスタルを大量に消費して周辺の環境を枯渇させてしまう他、ある限られた素質のある ものにしか抵抗することのできない絶対的な力を有しているのだ。 蛮神イフリートは、アマルジャ族に信仰される炎の神である。過酷な荒れ地で暮らす彼らの神は、攻撃的な荒ぶる性質を有している。今、蛮神を 滅してクリスタルの力を還元するため、冒険者が立ち向かう。

オープニングフェイズ

GMはメインプレイとオープニングフェイズの開始を宣言し、次のシーンのシーン予告をすること。

インタールード
シーン予告の内容は、次のシーンのシーン定義を目的から順番に読み上げるとよい。プレイヤーからのシーン要望が無ければ、そのまま次のシーンを開始する。
シーン予告とシーン要望の確認は以降のインタールードでも毎回行なうこと。また、このシナリオでは、基本的にすべてのシーンにPC全員が登場する。GMはこれもプレイヤーに伝えよう。

OP1:【ようこそ〈アキバの街〉へ。】

シーン種別 :シネマティックシーン
解説    :PCたちが「異邦の詩人」と出会う
目的    :「異邦の詩人」に声をかける

シーンが始まったら「オーバーチュア」を読み上げ、シーン開始時の様子を描写しよう。以降のシーンも、開始したらまず「オーバーチュア」を読み上げること。
「モンタージュ」には、シーンが変化した描写とそれを読み上げるべきタイミングが記載されている。これは厳密なものではないので、GMはPCたちの反応を見つつ、ロールプレイが一段落したなどの区切りの良い場面で「モンタージュ」による変化の描写を行うとよい。

オーバーチュア
ようこそ、〈アキバの街〉へ。
ここはセルデシア、日本サーバーの中で最も大きな都市。
日夜多くの冒険者たちが冒険に挑み、料理を楽しみ、日常を生きている。
〈大災害〉以来、現代社会を生きていた我々の生活は大きく変わってしまった。
あの世界に帰還する目途は立たない。不安に押しつぶされそうな日もある。
だが、こちらの世界にも暮らしがあり、交流がある。そんなささやかな事実に皆が気付き始めた頃だ——
この〈アキバ街〉に、一人の「来訪者」がやってきたのは。

・モンタージュ
ある晴れた日の〈アキバの街〉。
PCの皆は別の場所で冒険を達成したのか、はたまた日常的な交流の一環か、馴染みの酒場で一緒に食事を摂っていた。

活気のある店内だったが、今日は何やらハプニングの様子。
疲労困憊で、歩くのもやっとといった風体の見慣れぬ男が入ってきた。
特徴的なメガネの奥に見える穏やかそうな顔つきには、疲労の表情が色濃く出ていた。
不思議なのは、彼のステータス。[冒険者]ではなく、[異邦からの訪問者]という、聞いたことのない表示がついている。
男は水を受け取ると飲み干し、次いで何か食べ物を注文しようとするも、所持金がほとんどないのかとぼとぼとテーブルに辿り着くと倒れ伏してしまう。
「あぁ…なんということだ。なんとか街までたどり着いたはいいが…。」

・シーンの終了
PCたちが「異邦の詩人」に声をかけたらOP2【異邦の詩人】に進む。

OP2:【異邦の詩人】

シーン種別 :シネマティックシーン
解説    :PCたちが「異邦の詩人」と交流する
目的    :「異邦の詩人」の冒険譚を聞く

オーバーチュア
彼の名は「異邦の詩人」というらしい。肩書ではなく名前が、だ。
聞くところによると、彼は気が付くと近隣の森に佇んでいて、訳も分からないままにアキバの街までたどり着いたのだとか。
君たちは食事を提供したりしながら、彼の話を聞くことにした。

・モンタージュ
異邦の詩人は自らを別世界からの来訪者だと名乗る。
昔から「エルダー・テイル」をやりこんでいたPCがいれば、彼がいわゆるコラボキャラクターの一人であることに気づくかもしれない。

彼は【冒険者】が皆ほかの世界からの来訪者であることにとても驚く。
また、[航界種][典災]という単語には一切反応を示さない。GMは彼がそれらとは出自の異なる存在であることに触れてもよい。

宿や食事の提供、この世界のことを教えるなどの行為には素直に感謝し、礼を惜しまない。その一環として、各PCの自己紹介などを設けてもいいだろう。

・シーン終了
ひとしきり交流したら、詩人は礼にとかつていた世界で見聞きしたある冒険者の活躍を歌にして聞かせてくれる。
その途中、空間がゆがむような感覚をPCたちが覚えたところでシーンを終了し、MD1【伝説に描かれた冒険】に進む。

ミドルフェイズ

インタールード
ここからはミドルフェイズとなる。GMはミドルフェイズの開始をプレイヤーに宣言しよう。
オープニングフェイズが終了したので、各PCには【因果力】1点づつを配布しよう。

MD1:【伝説に描かれた冒険】

シーン種別 :アブストラクションシーン
解説    :「アマルジャ本陣」を攻略する
目的    :「アマルジャ探索表」を2回ロールして冒険を演出する

オーバーチュア
君たちが気づくと、そこは先ほど話に聞いた「アマルジャ本陣」内部のようだった。一本道が奥のほうへと続いている。君たちは意を決して洞窟内に歩みを進めた。

代表者を決めて、「アマルジャ探索表」を合計2回振ろう。結果に応じて描写等を挟むとよい。時間が不足している場合や純粋に戦闘を楽しむ場合は、「アマルジャ探索表」のかわりに全員が「体力消耗表」を2回ずつ適用することで代用してもよい。

アマルジャ探索表 2D6+[CR×5]
出目 効果
17 アマルジャ族の騎乗生物「バトルドレイク」が出撃する!PCは全員「体力消耗表」を1回適用する。
18 熱く降り注ぐ日差しを耐えながら警備にスキができるのを待つことに。PCは全員「気力消耗表」を1回適用する。
19 サボテンダーから貴重な水分を補給する。PC全員は今受けている[疲労]の強度に-5してもよい。
20 拝火台に細工をして、陽動作戦を仕掛けることにした。代表者は「難易度:8」の[操作判定]を行い、成功すれば【因果力】 を1点得る。
21 紳士的なゾンビーから物資を受け取る。PC全員は1Dを振り、6のPCは「 猛毒薬(初級):LHZB2-148参照」を、5以下のPCは 「 出来損ないの料理:LHZB1-218参照」を手に入れる。
22 アマルジャの一団と交戦することに!PCは全員[疲労:12]を受ける。
23 アマルジャの財宝を発見した!代表者を1人選んで、「アマルジャ財宝表:クライマックスシーン参照」を1回適用する。
24 ザナラーンの荒涼とした大地に日が落ちる光景を眺める。しばらくそうしていると満点の星々が反対側から昇ってくるのが 見られるだろう。(効果なし)
25 武器の残骸が散らばっている…。PCはそれぞれ「武器の残骸[換金](25G)」を手に入れる。
26 アマルジャ族の技術で織られた耐火素材の衣装を発見した!「耐火の上等な衣類:LHZB1-214,LHZB2-167参照」を手に入 れる。
27 アマルジャが車座になって瞑想をしている。静かに通り抜けたいが…。PC全員は「難易度:8」の[運動判定]を行う。失敗し たPCは彼らに見つかり[疲労:15]を受ける。
28以上 アマルジャによる反蛮神勢力「灰の一党」の乱入だ!彼らに手助けするなら返礼を受ける。PCはそれぞれ「付呪の巻物(初 級)」を手に入れる。

・シーン終了
それぞれの描写が終了したらシーンを終了し、CL1【蛮神イフリートとの遭遇】に進む。ミドルフェイズの終了にともない、PC全員に【因果力】を1点ずつ配布すること。

次はいよいよクライマックスフェイズである。ここでプレイに休憩を挟むと良いだろう。インタールードこの後ブリーフィングシーン、および戦闘シーンが予定されている。
次のシーンが戦闘の前に準備を整える「ブリーフィングシーン」であることを宣言しよう。

クライマックスフェイズ

インタールード
ここからクライマックスフェイズとなる。GMは、クライマックスフェイズの開始をプレイヤーに宣言しよう。

CL1:【蛮神イフリートとの遭遇】

シーン種別 :ブリーフィングシーン
解説    :エネミーとの戦闘に備え、PCたちが準備を整えるシーン。
目的    :偵察や事前準備を行い戦いの準備を整える。

・戦闘準備
次の戦闘シーンは本シナリオの核であり、手ごたえのある戦闘が予想される。[準備]タグの特技やアイテムの使用をうながし、万全の状態で戦闘に挑めるようにしよう。
[偵察]タグを持つ行動に成功したPCがいたなら、以下のカットインを読み上げること。

炎に包まれた神殿に、蛮神イフリートはひとり佇んでいた。 漆黒の太陽が、怪しげにその巨体を照らしている…。

・シーン終了
戦闘の準備が整ったら、シーン終了となる。
次はいよいよ戦闘シーンとなる。使用するエンカウントシートやマーカーなどを用意しよう。

CL2:【叙事詩決戦】

シーン種別 :戦闘シーン
解説    :〈蛮神イフリート〉たちとの戦闘を行う
目的    :〈蛮神イフリート〉を撃破する

オーバーチュア
君たちは「アマルジャ本陣」の最奥部で召喚されたイフリートと交戦することとなった。
巨大な炎に包まれた有角の怪物が、悠然と君たちを見下ろしている。
冒険者たちよ、無事にこの局面を突破せよ!

・戦闘の終了条件
勝利条件:〈蛮神イフリート〉が[戦闘不能][死亡]になる。
敗北条件: PC全員が[戦闘不能][死亡]になる。

・エネミーの動き
エネミーは基本的に[ヘイトトップ]のキャラクターを対象に攻撃をする。
セットアップでは[ヘイトアンダー]のキャラクターを対象にして【攻撃予兆】を配置して、キャラクターの移動を促そう。《バルカンバースト》は再 行動後に使用すると、移動させたキャラクターを【攻撃予兆】の影響下に置くことができるだろう。クリンナップで使用する《クリスタル吸収》の対 象はまんべんなく指定すると不公平感が少ない。[ヘイトアンダー]のムーブアクションを移動以外の特技に割いているキャラクターから順に指定して いこう。
また、クリンナップの効果適用順が少々入り組んでいるのでここで解説する。 1.[再生][衰弱]や〔滞在〕効果による処理 2.《クリスタル吸収》による[弱点]付与など特技の適用 3.プロップ【攻撃予兆】の除去、継続効果の終了など

Q&A
Q1.《クリスタル吸収》の効果を受けた後に「リーフシールド」の装備を解除するとどうなる? A1.「リーフシールド」分の強度を受けている[弱点]から差し引く形で裁定してください。

・シーン終了
戦闘に勝利したら、シーン終了となる。倒したエネミーのドロップ品を入手するのを忘れないようにしよう。
また、冒険者たちは、「アマルジャ財宝表」のいずれかの欄(PC人数×1)回ぶんの財宝を見つける。財宝表ロールを行うこと。

アマルジャ財宝表 2D6+[CR×5]
出目 効果
17 耐火の上等な衣類:LHZB1-214,LHZB2-167参照
18 ハードレザー[換金](20G)×3
19 防火のマテリア[魔触媒1](15G)×4
20 鐘楼のバックラー:LHZB1-213,LHZB2-167参照
21 スチールインゴット[換金](70G)
22 旅人のミニポーチ:LHZB1-217,LHZB2-170参照
23 グレネードの灰[魔触媒3](25G)×3
24 アルメン[換金](75G)
25 アルドゴートの角[換金](40G)×2
26 [破損]スタデッドレザー:LHZB1-206,214参照
27 スチールリベット[換金](85G)
28以上 ルベライト原石[魔触媒4](30G)×3

エンディングフェイズ

インタールード
ここからはエンディングフェイズとなる。GMは、エンディングフェイズの開始をプレイヤーに宣言しよう。
エンディングは、すべてのフェイズの中でも比較的変更が容易な部分である。エンディングの目的は物語を終わらせ、プレイヤーに満足をしてもらうことだからだ。

E1:【セルデシアへの帰還】

シーン種別 :シネマティックシーン
解説    :セルデシアに帰還し、ふたたび「異邦の詩人」と話す。
目的    :物語を終わらせる。

オーバーチュア
戦闘の後に現れた光の奔流に身を任せると、ふたたび視界がゆがむ感覚に襲われ——
君たちは気づくと、元居た酒場に帰ってきていた。
「…ということがあったのさ。どうだい、心躍る冒険だっただろう?」

・モンタージュ
 「異邦の詩人」はこのような「冒険者に語った冒険を追体験させる能力」をもっているという自覚がある。
 困難な戦場だったと言えば、「少し話を盛りすぎたかな?」といたずらっぽく笑うことだろう。
 またの機会に別の話を聞かせてもらう約束をすることもできる。#エオ変転 の別のシナリオを遊ぶのであれば、次回以降はオープニングを詩人との再開に変更して改めてセッションを遊ぶと良い。

・シーン終了
PCたちのロールプレイが一段落したら、このシナリオは終了となる。
エンディングフェイズが終わったら、メインプレイを終了し、アフタープレイに移ること。

アフタープレイ

「アフタープレイ」にしたがってアフタープレイを行なう。
このシナリオで配布するログチケットは以下のとおり。

◆プレイヤー :CRアップ1枚、アザーゲット1枚
◆GM    :CRアップ1枚、財産ゲット(プレイヤー人数+1)枚、アザーゲット4枚

上記にくわえて、セッションに最後まで参加したプレイヤーとGMには「因果力ゲット」が1枚ずつ配布される。さらに、活躍したPCのプレイヤーには「因果力ゲット」を追加で1枚配布しよう。
この「因果力ゲット」配布は優れたプレイヤーを見つけ出すための措置ではない。その日のプレイを振り返って互いの健闘をたたえるためのものである。ぜひ全員の好プレイを思い出して、チケットを配布しよう。

・セッションの終了
すべての処理が終わればセッションは終了となる。これにて今回の冒険は幕を閉じた。次なる冒険のためにいまは一時の休息としよう。お疲れ様でした!

データセクション

エネミーデータ

シナリオに登場するオリジナルのエネミーデータを記載する。

〈蛮神イフリート〉[ボス][ 蛮神]

ランク:3_識別難易度:11
STR 3_DEX 2_POW 1_INT 2_回避 2+2D_抵抗 1+2D_物理防御力 10_魔法防御力 8
最大HP 250_ヘイト倍率 ×5_行動力 4_移動力 2_因果力 4

▼特技
《炎神の加護》:常時_このエネミーは常に[軽減(火炎):15]を持ち、[惑乱]にならない。

《インシネレート》:[白兵攻撃][火炎]_メジャー_対決(5+2D/回避)_単体_至近_
対象に[22+2D]の物理ダメージを与える。〔マイナー〕対象に[萎縮]を与える。

《バルカンバースト》:[白兵攻撃]_メジャー_対決(5+2D/回避)_ 単体_至近_ラウンド1回_
対象に[19+2D]の物理ダメージを与える。〔マイナー〕対象を2Sqまで[即時移動(強制)]させる。
〔因果力1〕この特技を「対象:範囲(選択)」に変更する。

《再行動》:本文_ラウンド1回_このエネミーが[行動済]になった時に使用する。
このエネミーは即座に[未行動]となり、その後ラウンド終了時まで【行動力】が0となる。

《エラプション》:セットアップ_自動成功_4体_4Sq_
[ヘイトアンダー]のキャラクターのみ対象にできる。対象に[追撃::10]を与える。
対象から見て「対象:広範囲1/射程:至近」のSqに【攻撃予兆】を設置する。
このプロップはラウンド終了時に解除される。

《クリスタル吸収》:クリンナップ_自動成功_2体_4Sq_対象に[弱点(火炎):5]を与える。
この[弱点]は対象が受けている[弱点(火炎)]と別に記録せず、強度に加算する。
このエネミーは自身のBS2つを解除してもよい。

《炎獄の楔》:EXパワー_シーン1回_このエネミーの【HP】が140以下になった時、即座に使用する。
このエネミーに[楔]タグを与える。
また、このエネミーから2Sq以上離れた任意のSqに配下エネミーとして《炎獄の楔》を1体配置する。

▼ドロップ品
1~4:ルベライト原石[魔触媒4](40G)×4
5~6:イフリートの角[換金](180G)
固定:赤熱の小爪[コア素材](50G)

▼解説
アマルジャ族の召喚した炎の蛮神。巨大な角を骨格めいた姿を有する魔神である。

〈炎獄の楔〉[精霊][火炎]

ランク:3_識別難易度:自動
STR 0_DEX 0_POW 0_INT 3_回避 7[固定]_抵抗 8[固定]_物理防御力 5_魔法防御力 10_
最大HP80_ヘイト倍率 なし_行動力 0_移動力 0_因果力 0

▼特技
《楔の呪縛》:常時_このエネミーは常に[軽減(火炎):15]を持ち、ムーブアクションを持たない。
また、[冷気]ダメージを受ける時、防御力を0として計算する。
このエネミーは射線の通っていないキャラクターや隠密状態のキャラクターを行動の対象にできる。
このエネミーが[戦闘不能][死亡]した時、すべてのキャラクターから[楔]タグを削除する。

《魔力集積》:クリンナップ_自動成功_2体_20Sq_対象に[楔]タグを与える。このエネミーは【因果力】1点を得る。
《地獄の火炎》:本文_自動成功_広範囲20(選択)_20Sq_すべてのPCが[楔]タグを持つ場合、即座に使用する。対象を[死亡]させる。

▼ドロップ品
なし

▼解説
イフリートの操る燃え盛る楔(くさび)。魔力を貯め込み、それを爆発させる機能を持つ。

プロップデータ

シナリオに登場するオリジナルのプロップデータを記載する。

攻撃予兆 [オブジェクト][魔法][火炎]
探知難易度 なし 解析難易度 なし 解除難易度 なし
▼効果・解説
〔滞在〕対象の[弱点(火炎)]を即座に起動し、23点の魔法ダメージを与える。このプロップは同一のSqに複数設置でき、それぞれ異なるプロップ
として管理される。
イフリートの特技《エラプション》の予兆となる大地の白熱。

闘技の祭殿 [シーンエフェクト][天然]
探知難易度 なし 解析難易度 なし 解除難易度 なし
▼効果・解説
すべてのキャラクターは[阻止能力]の対象にならない。
イフリートを称えた円形の祭殿。

GM用EXパワーデータ

シナリオの難易度調整に利用できるオリジナルのGM用EXパワーデータを記載する。

焔神覚醒[EXパワー][GM][調整]
▼効果・解説
プレイヤーが5人以上なら、このEXパワーのコストや追加コストとして消費する【因果力】は0になる。コストとして【因果力】2点を消費する。
《焔の楔》の【最大HP】を+20する。〔因果力1〕《魔力集積》を「対象:3体」に変更する。

灼熱の大地[EXパワー][GM][調整]
▼効果・解説
コストとして【因果力】3点を消費する。
戦闘シーンの終了時まで、PCの【移動力】に-1する。

極まりし蛮神[EXパワー][GM][調整]
▼効果・解説
ベリーハード以上の場合のみ使用できる。コストとして【因果力】6点を消費する。
《蛮神イフリート》に以下2つの特技を追加する。

・《炎獄の鎖》
戦闘開始時_自動成功_2体_20Sq_
対象は[鎖]タグおよび[衰弱]を受ける。[衰弱]の強度は「自分以外の[鎖]タグを持つキャラクターとの距離×6」となり、衰弱のダメージを受ける毎に再計算される。この衰弱はLSとして扱われ、解除することができない。この効果はシーン終了時まで持続する。

・《光輝の炎柱》
イニシアチブ_ラウンド1回_
偶数ラウンド目の最初のイニシアチブプロセスのみ使用できる。
このエネミーは座標[[D-4]のSqに[瞬間転移]する。その後、自身から見て「対象:広範囲2((選択)/射程:自身」の対象に15点の直接ダメージを与える。

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