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【4月のプレイリスト・この○○(担当楽器)を聴け!】わたる編

さてさてさて…

初っ端から盛大に頓挫しましたね!最近よく思いますが継続っていうのは僕みたいなぐーたらな人間には向かないです。しかしやらねばと言い聞かせ手を動かさないとなにも始まらないのです。まあ幸い時間は膨大にあまってるのでがんばるマン…

しかしちさとさんのレビューがどっぷりプレイヤー目線でしかも目の付け所シャープネスだったのでハードルがあがったぞ…がんばろ。。
この楽器聴け編は各々3曲では到底収まり切らないという話が出たので何回かやるという前提の元、僕は今回日本人で尚且つ衝撃的な出会いをしたミュージシャンが叩いてる曲を挙げました。レビューもかなりドラムにフォーカスして行こうかなと。じゃあぼちぼち一曲ずつ聴いて行きましょうか。

The Rover/ORIGINAL LOVE


ああ〜 最高〜

いわゆる渋谷系として例に出る事の多いORIGINAL LOVEの6rdアルバムの一曲目です。
初期のシティ感あるクールな雰囲気からよりアメリカ南部感のあるファンキーな曲だったりブラジリアンだったり…ルーツミュージックっぽい作風になったアルバムでリズム隊はDr.佐野康夫氏、Ba.小松秀行氏(当時メンバーとして参加されてました)という90年代を代表する黄金タッグで全曲録音されてます。

僕がいい歳してまだバチをぶんぶん振ってるのはこちらでエグいグルーヴをムンムンに出されている佐野さんの影響が非常に大きいです。

スネアの前にクッて入るキックにザクザクしたハット、めちゃくちゃカッコいいです。あとピシッと入るハットのアクセント、なんて凶暴なんでしょうか!涙が止まらない…

個人的ファンキーなビート(雑)の魅力が凝縮されてます。洒落が効いてるけど感情的というか動物的というか肉体的というか、マルーン5もっと聴きたいのに何故か身体はレッチリ求めちゃう…///みたいな。ゴリっとしたのがね、いいんすよ…

あとオカズや次のセクションに向けてのアプローチがとてもクリエイティブ。海外のミュージシャンのアプローチからの影響を感じます。更に言えば斬新なアイデアを真似しただけでは無く説得力に溢れた演奏に出来るっていうその音楽力は若きわたる君にかなりの衝撃を与えました。

いや〜こういう攻めの姿勢はマジで大事だと思う。確かにある種記号の様な誰もが分かるアプローチも大事ではあるけど、そこでしかフィットし得ないモノを模索するのも音楽なんじゃなかろうかと僕は思います。

総括すると

めっちゃ好き。

長くなってしまった。


レインボー・シー・ライン/吉田美奈子

(映像やらなんやらは無いので音源聴きながらどうぞ!)

ああ〜 最高〜

吉田美奈子さんの2ndアルバム、2曲目ですね、愛してやまないニュー・ミュージックの魅力が詰め込まれてますね。曇が濃い朝方、生温い気温。みたいな、艶っぽいなぁー。。演奏が黒いブラジリアン、たまらない組み合わせだな…

ドラムは誰もが恐れ平伏す村上"ポンタ"秀一氏。ちょっとレビューなんてしようものならゲンコツ飛んできそうでひたすらに恐縮なのですが控え言って最高です。

ポンタさんもドラムを始めてすぐにアメリカへ録音に向かって以来、常に海外レベルを追求して名だたる名演を残されてきました。
僕は山下達郎氏の'IT'S A POPPIN'TIME'で初めてポンタさんのドラムを認識しましたがハットのハンパない鋭さ、ゆったりしてるのにタイトに細かい音符、他の人がやったらクビになr な攻めに攻めたプレイなど衝撃てんこ盛りでした。今でも週に一回はこのアルバム聴く。

僕、本当にポンタさんの音楽や演奏に対してのマインドが好きで、(もちろん自伝、上下巻とも買いました!)音楽を彩る為のドラムで在りたいと常々思ってます。先程の佐野さん然り、なんでそこにその音が入るのかっていうワクワクな演奏をする人が好きです。
あと、すごく音楽的だけど直感的なのも憧れます。ひたすらに人間なドラムを叩かれる方です。

総括すると

めっちゃ好き。

長いか。しかし、もうしょうがない。


RUN feat.KID FRESINO/

Answer to Remember


ああ〜 最高〜

先に挙げた2曲がどっしりと4拍子だったんで、どアタマ、???ってなった人いるんじゃないですか?

間違い無く日本の音楽に新しい風を送りまくって動かしてるドラマー石若 駿氏のソロプロジェクトATRの1stに収録されてる一曲です。

自分は彼がアニメ「坂道のアポロン」の当て振りをしてた頃辺りに知って、当時僕がローディー(現場のお手伝い役みたいなやつ)してた方が「めっちゃ若いのにレガート(ジャズなんかで叩くライドのパターン)がエルビン(・ジョーンズ)みたいに枯れててヤバい子がいる」と話されててそこから色々と参加音源を聴いてました。

↑キーボーディスト坪口昌泰氏のソロプロジェクト、東京ザヴィヌルバッハのライブ映像。ね?半端なくないですか?この編成での音源もあるので是非。

と思ったらここ最近になってバンドCRCK/LCKSのメンバーとして活動、くるりのサポートに抜擢等々ポップス、ロックのフィールドでもバリバリに活躍されてて音楽人にとってはいま1番注目を集めるミュージシャンの1人になってると言っても過言ではありません。

上手いっていうのは曖昧で語弊を含んだ良くない表現だと思うんですが、どういう方向から見ても石若氏は上手い。と思う。曲に対しての考え方とかテクニックの使いどころとか、幅広い見識があった上に成り立っているっていうか…
だから同じドラムを叩く人間としては正直圧倒的な存在過ぎて絶望してるところはあります笑ライブも何回観に行ったんですが、自由自在具合が凄すぎて本当に同じ楽器を扱ってるのか?と雷を打たれました。

やーしかし今の日本にこんな素晴らしいミュージシャンがいるってとても嬉しいです。なんかすげーおっさんみたいなみたいな言い方だな。。おれもまだまだがんばります。おっす。
(そういえばちょっと前に来日したサンダーキャットが「日本のアーティストだと最近これ聴いてるよ」ってこのアルバム挙げてました。いい話だ〜)


って感じでしょうかね。 すげー書いた(打った)なー。まだまだ掘り下げられるけど書きたい事迷子になりそうなんでこれくらいにします。長いのにありがとうございました。

はー 好きなだけ叩いてライブしてー はやく外出解禁して欲しいですね、ほんと。でもそれまでは皆さん(なんでもない時は)ちゃんとお家、いましょうね。それでは。



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