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麺屋 六文銭

埼玉県さいたま市北区、JR宮原駅から徒歩数分。静かな住宅街の入り口にある麺屋。以前は線路を挟んで反対側に店を構えていたが、数年前に現在の西口側に移転した。

まだ店が反対側にあった頃、埼玉に住んでいたこともあり、甘みを感じるスープが好きで足繁く通っていた店だ。車で群馬へと移動する途中だったが、思いつきで数年ぶりに寄り道してみた。

13時30分頃に店に着くと先客は1人。着いて初めて移転したことを知ったが、真田の家紋で、すぐにそれだとわかった。店内は10席ほどのカウンター席のみで、決して広くはない。

食券機に目をやると、懐かしい記憶が蘇り、その頃にいつも頼んでいたメニューを迷いなく選んだ。麺も温かい「あつもり中盛り」と、トッピングでキャベツ。

中盛りは、一般的な大盛りぐらいの量。僕が通っていた頃と麺が変わっていたが、もちもちして、よりスープと絡む。個性的な甘辛いスープはそのままで、このスープがキャベツと良く合うのだ。

あの頃より僕もだいぶ歳をとって、一瞬量に不安を覚えたが、あっという間にたいらげてしまった。最後の楽しみスープ割りをいただく。僕が麺をあつもりにするのはスープを冷まさないためで、キャベツを選ぶのもスープに合うためだ。スープが、うまい。

途中、女性客の2人組がきて、揃ってもりそばを注文していた。つけ麺が看板なのは変わっていないようだ。

もちろん往々にして思い出補正が入っちゃいるが、美味しかった。味は上がっていたと思う。店内が狭くなったせいか、ピーク時を過ぎていたせいか、若干の活気の無さに不安を覚えたが、近くにあれば間違いなく通ってしまう味である。

「麺屋六文銭」
住所:埼玉県さいたま市北区宮原町3-512

#埼玉県 #さいたま市 #つけ麺

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