【まとめ】企業の成長戦略が10時間でわかる本 〜事業計画と資本政策〜

事業計画の構成要素

エグゼクティブサマリー・・・事業計画書の要約。読み手によってはここしか見ない場合もある。

会社概要、ビジョン・・所在地、沿革、経営者名、連絡先など基本情報

経営理念、ビジョン・・経営理念、ビジョン、事業ドメイン

製品、サービス概要・・製品の写真、性能、競合との差異、特許取得状況など

市場分析、顧客分析・・市場規模、市場動向、顧客セグメント、市場調査結果

事業戦略・・市場自社分析はクロスSWOT分析で、業界構造分析はファイブ。フォース分析で、マーケティング戦略は4P分解をして競合との比較

人員計画・・開発、営業、管理など各分野で必要な人材の採用計画

事業スケジュール・・製品開発、設備投資計画、IPOスケジュールなど

収支計画・・売上計画、損益計画、資金計画

その他別紙・・月別、年別予想財務諸表

資本政策

資本政策とは、会社の設立からIPOの段階までに増資までの資本調達を行なっていく過程での、持ち株比率の戦略のこと。

経営者の持株比率は、上場前では50%以上少なくとも33.4%を所有して拒否権を行使できる比率まで維持できるようにするべき。

株価を上げる目的は、経営者の持株比率を維持するため。

事業の進捗や事業計画に応じて、株価を10倍、100倍とかに引き上げた上で増資を受け経営者の持株比率を維持するようにする。

ストックオプションとは会社の役員や従業員、アドバイザー、関係先に対して与える、将来ある株価で株式を購入する権利のこと。

ストックアプションを付与することで、社員のモチベーション向上や会社が一丸になれるメリットがある。

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