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日記(神保町、うる星パンフレット、御伽草子)

神保町行った

「古事記」とか「日本書紀」とか、辞書的にもっていれば便利だなと思ったので神保町古書店街に行きました。

 まず新宿で降りる。障害者手帳を持っている人間は都営交通無料乗車券がもらえるのですが、まだ発行してなかったのでまず新宿で発行してもらおうとおもったのだ。

 で、西武新宿駅から歩いてきてうろうろしているうちにたどり着いたのは都営大江戸線「新宿西口」駅。訊いてみたら新宿駅はここじゃないとのこと。案内されて少し歩いて南口の方にいくと真実の「新宿」駅があった。いま地図で調べると200mくらいの距離であった。しかも駅としては都庁前を挟んでいて、このクソ近い二駅は路線としては「二つ隣」になるらしく、乗り換えに合わせてどちらかを使えということらしい。これ歩いた方が早いだろ。いままでそれなりに新宿駅利用していたが、こんな不思議なことになっているとは知らなかった。

 都営新宿線で神保町へ。平日の昼だが人通りは多かった。「古事記」は550円で状態も良い新潮古典集成がすぐに見つかったのだが、日本書紀は良いものが無かった。2200円くらいのはあったがそれなら新刊を買うわい。

 それでなんとなく安かった「御伽草子(380円)」と「日本永代蔵(220円)」も買ってしまった。積みそうだがまあいいか。

 ついで行った三省堂書店のパンフレットコーナーで「うる星やつら2ビューティフルドリーマー」のパンフレットを見つけたので買ってしまう。価格は1000円で、中古パンフレットとしてはだいぶ高いが、迷わず買ってしまった。まだお給料振り込まれていないのに……。

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 昼どきの神保町はやたらといい臭いがあちこちからする。これ以上長居してなけなしのお金が本やカレーに兌換されると困るので飯のない街、秋葉原によった。

秋葉原の惨状を見に…

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 本当に駅前のビルがスカスカになっていてビックリした。セガがなくなっているのはなかなか衝撃的だった。去年の8月末に閉店したらしいが、半年以上たっても無なのはすごい。ボークスの向かいも最近閉店して、駅に近い方のボークス自体も5月で閉店するらしい。だがそうした駅前の一等地以外は大きな影響はなさそうでよかった。ラジオデパートなどは変わってなかったし、じゃんぱらには中国人商人たちが複数いてなんか安心感があった。

 でも人通りが少ないのにメイドはいっぱいいるから、相対的にめちゃくちゃ声をかけられる。さすがに嫌なので、IOSYS(パーフェクトさんすう教室ではない方)の店頭の、欲しくもないPCパーツを凝視したりして歩いた。そしたらさすがに声かけられなかった。

 特にほしいものも無いので上野御徒町までスタコラ歩いて大江戸線で帰った。小型とはいえ古典三冊を背負って歩いたためか、非常に疲れた。


御伽草子読んでみた

 とりあえず「御伽草子」をパラパラめくってみた。『小男の草子』という『一寸法師』の元ネタになった室町時代の話が載っているのだが、身長が一尺(約30cm)となんか現実にありそうなレベルでストーリーも言葉遊びと和歌で逆玉するだけの話だった。
 特に注釈なく子作りもする(できるんだ…)ので、おとぎばなしと言うよりは「低身長の障害者で身分も低い男が才能でのしあがる」現実的なサクセスストーリーと言えそう。江戸時代前期にはおなじみの『一寸法師』が成立するらしいので、そうなるまでの進化の過程を見たいなと思った。
 しかし途中で美女に主人公が投げ飛ばされる展開が二度もあるのだが、そこだけはフェチの波動を感じる。(相対的に)デカい女に投げ飛ばされたいよね~。


 そういえば「たぬきとミッキーマウス」というタイトルでミッキーマウス短編のアライグマが人を化かすのはもしかして日本のタヌキの影響なのではという憶測を書いたのですが

そのなかで例として挙げた明治に出版された「英語訳昔話」が神保町の古本屋に売っていて感動した。

いくらするのか見忘れたけど、同じショーケースで三島由紀夫の原稿(252万円)とか寺山修司の原稿とかと並んでいたのでそういうレベルではあろう……。
ちなみに写真は撮れなかったけど白百合女子大学が公開しています


うる星パンフレットの内容

 帰ってからパンフの写真ツイートしたらファボがそれなりについた。高校生のころ周りに「ビューティフルドリーマーって作品がすごい」って言っても周りのオタクは見てない&見てくれなかったという感じの思い出があるので、ああ昔に比べてすごく良い環境を手に入れられたなという感慨がある。

 ちなみに内容は詳細なストーリー説明とキャプ画が中心で、家帰ってから思い出したい人用の趣が強い。
 だがストーリー解説の最後が興味深い。

(前略)…夢邪鬼は校内に消えていく。夢が現実か、現実が夢か、それともみんな夢の中か?ともかく明日は学園祭!かなー?

という終わり方だ。「かなー?」なのである。つまり、「あの終わりは夢からの帰還に見えて実はまた新しいループのはじまり」という解釈は、すでに映画パンフレットのなかで示唆されている!かなー?ということです。

 また、終わりについているインタビューでは夢邪鬼が自分の夢を見たがる展開について、押井が「根底に映画っていうのは夢の勝利で終わらせたかったという願望があります」とふまえた上で「(夢が勝ったとも負けたとも)どちらとでも言い訳できる余地を残しておきたかったんです」と言っている。こうした点からやはりループ抜けてないんじゃねって言うのは後から言われだしたことではないんだなと知った。当時のオタクの感想とか見れたらより確実なのだが。

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 ちなみに今回のサムネはラムちゃんではなくテンちゃんの恰好です(利き手で描いた)。

日記(ポケモン新作)

 『ポケモン』のダイアモンド・パールリメイクと、同じ地方を舞台にした新作『ポケモンLegendsアルセウス』が発表された。ポケモンはそんなに好きでないのだが、『アルセウス』は昔を描く作品ということで世界観オタクとしてはそれなりに気になる。見た感じ開拓時代の北海道がモチーフっぽいが、そこにおける和人とアイヌの文化をどういう形で描くのか気になる。『ポケモン』シリーズはそもそも民族の概念すらなさそうだから、和とアイヌがごちゃまぜでも問題ないと思うが、なにかしらうまい見せ方がありそうで期待してしまうところ。

 そういえば我々が作っているゲームのタイトルや内容、(とりあえずの)発表時期などが決まりました。なんらかの形で発表したいな。


にょ