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【ジーナ式実践】離乳食と授乳のバランスと、調整方法

こんにちは、1歳の娘を育てているばたこです。生後1ヶ月のころから、ジーナ式でぐっすりねんねを目指しています。

生後5ヶ月から9ヶ月、離乳食と授乳バランスに悩みつつ自己流で調整してきたので、今回はまとめてみようと思います。

「離乳食量と授乳量のバランス」とは?

ジーナ式をやりながら離乳食を進めているうちに起きるトラブル、例えば
「なぜかお昼だけ食べなーい!」
「朝だけミルクの飲みが悪い!!」
などの改善の手助けになればと思い、私が手探りで実践してきた方法を記載します。

本記事は、しっかり飲んでほしいのに「授乳量減っちゃう/飲まない」ことに悩んでる方向け

・3回食を初め、22時のラストミルクをカット〜11ヶ月であり、
離乳食を増やすに連れて、授乳量が勝手に減ってしまい悩んでいる方

上記2点に当てはまる方はぜひ読んでみてください。いかに最低ミルク量を遵守しながら、ミルクで不足している分を離乳食でしっかり食べさせるかがポイントです。

離乳食3食しっかり食べても、授乳をしっかり飲んでくれるタイプのお子さんは対象外です😊(めっちゃ羨ましい・・)

また、あくまでもここでは離乳食とのバランス調整について特化して記載しますので、離乳食食べないトラブルについてはこちらのマガジンも参考にしてみてくださいね!

離乳食始まる以前や、各授乳の考え方についてはKANAさんのnoteが素晴らしいので、前提情報として読んでおくことをおすすめします。

また、ジーナ式での離乳食のバランスは昼>朝=夜です。一日のカロリーバランスの考え方について詳しくはこちらのnoteをご覧ください。

それではいってみよー!

前提:うちの娘の特徴

今回はジーナ式の本に書いてあるものを参考にした我が家の実体験になります。

一日のカロリー量を調整してくるタイプ。日中食べ過ぎるとそのあとのミルク飲まない。
NO爆食。そこまで食べ過ぎることは少ない。
一回の最大量は完了食の水分固形具合で200g程度。基本150g前後。
・700-800kcal/dayくらいで元気に生きてる

何度も言いますが、「出されるものはしっかり飲食するタイプ」の子の調整方法とは異なると思いますのでご了承ください。

ジーナ式の月例別ミルク量をおさらい

ジーナ式では、離乳食開始後のミルク量を以下のように定めています。あくまでも「最低ミルク量」です。

一日あたりの最低ミルク量
7ヶ月:600ml
8ヶ月:500〜600ml
10ヶ月:500ml
12ヶ月:350ml

これを守りながら離乳食進めていきましょう。大きく下回ると栄養やたんぱく質量が少ないです。

ここでは「ジーナ式の」と記載しましたが、厚生労働省の定める離乳食のガイドライン(リンクの2ページ目、ページ番号390の表1)においても、離乳食開始後も母乳からたんぱく質を摂取すると記載があり、11ヶ月までは離乳食だけではなく授乳を行う必要があるということがわかります。

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たんぱく質量の詳細は、以前細かく計算してみたこちらをご覧ください。

3回食でのミルクの分配の理想は?

定められている最低量から、配分を考えてみました。もちろん、その子によって飲める量のMAX値は異なりますし、必要カロリー量も異なります。次の授乳までにお腹が空くようだったり、そこまで食べられないようであれば授乳量を増やしてください。もちろん、一回でたくさん飲めない子はその分で一日を振り分ければOKです。例として娘の量を下部に記載しています!ぜひ参考にしてみてください)

また、月齢は参考程度ではありますが、ミルク量と一日の食事カロリー量は以下を参考にまとめました。

・ジーナ式の最低ミルク量が月齢で別れていたので(上記)その量を
・厚生労働省の定める乳児の食事摂取基準(P9)から抜粋し、女児に沿って

■7,8ヶ月:
・一日の必要カロリー合計量600kcal
・最低ミルク量500-600ml(400kcal)なので、離乳食では200kcal以上を食べる
・11時、17時、22時の授乳はもうなくなっている前提での最低量です
・昼食でたんぱく質がしっかり摂れておらず、昼寝が完走できなければ昼寝前に授乳を追加しましょう

7時:180ml+朝食50kcal
11時:昼食100kcal
14時:180ml
17時:夕食50kcal
18時:240ml

■9-11ヶ月:
・一日の必要カロリー合計量650kcal
・最低ミルク量500ml(約330kcal)なので、離乳食では320kcal以上を食べる
・成長期などで食欲増進、のときは昼食のエネルギー量から増やしましょう

7時:160ml+朝食80kcal
11時:昼食160kcal
14時:100ml
17時:夕食80kcal
18時:240ml

■240mlも飲めなかった娘のミルク・カロリー配分(8ヶ月時点)

例えば、うちの娘は9ヶ月になるまでミルクを一回に240mlも飲めませんでした。8ヶ月の当時は3回食を開始し、22時の授乳もなく12時間の通し寝をしていましたが、一回のミルク量は頑張って飲ませても220ml。その場合、一日500mlの最低ミルク量を守りながら、以下のように配分していました。

7時:150-180ml、朝食(80kcal前後)
11時:昼食(120−150kcal)
14時台:130−160ml
17時台:夕食(100kcal前後)
18時台:190−220ml

少しでもイメージ湧きましたでしょうか?

さて、ここからは食べない、飲まないときに微調整していたときの方法です。もちろん、「うちの娘の場合は」なので、これの通りに変更したら絶対改善するというわけではありません!!(何人かアドバイスさせていただいたときは割とうまく調整できたこともありましたが‥)
ぜひ参考程度に見ていってください。

【トラブル1】朝の飲みが悪い/朝食の食べが悪い

夜間授乳などもなければ、前日に総カロリーを取りすぎのケースが多いです。要は「昨日食べ過ぎちゃったから今日はそこまでお腹減ってないや〜byお子様」って感じでしょうか。

■改善すること:一日の総カロリー量を減らす
・上記のミルク分配の例よりも朝食・夕食が多い(例えば夕食が昼食と同じくらい食べているなど)のようであればそこを真っ先に削ってください
・私は 基本は昼食で調整することが多かったです
・朝飲まなかった分を慌てて朝食や昼食で食べさせようと頑張ると負のループです
・ グラムは基本調整しません

【トラブル2】朝は食べるのに、昼だけ急に食べなくなった

ジーナ・フォード著の好き嫌いの本『Fussy Eaters』にも昼食を食べなかった事例の記載がありましたが、これも離乳食の時間(夕食が早い)とバランスが崩れて発生しているケースです。

■改善すること:夕食は17時-18時にする。朝を消化のよいものに減らす

下手な離乳食時間のアレンジはNGです。
また、朝食を食べすぎている場合は、まず3日間はシリアルなしでフルーツとヨーグルトだけ食べさせるというように、消化の良いものに変えることが良いそうです。昼食量が増えて全体的な食事バランスが戻ってきたら、朝のシリアルを開始&フルーツ減らすようにしていくとのこと。

【トラブル3】昼寝で空腹起床してしまう

昼寝が完走できるようになったとしても、メンタルリープや活動量が増えたなどで昼寝ができなくなることもあります。午前中のカロリー量を増やしましょう

■改善すること:昼食カロリー量を増やすor昼寝前授乳を追加
すぐには昼食量を増やすことができなければ、昼寝前に授乳をするでいいともいます。まだ昼食を増やす余裕があるようでしたら追加しましょう。

【トラブル4】14時の飲みが悪い

11時台や昼寝前にまだ授乳している場合は、少しずつ減らしていきましょう。

トラブル3のように昼寝が失敗するのが怖くて、なかなかなくすことができない〜!ということで、ずっと14時の授乳が少ないことを許容してしまうと、14時を飲まない→夕食食べ過ぎる→就寝前飲まない→早朝覚醒という悪循環に陥ります。(もちろん一時的に昼寝前を増やして〜ということであれば致し方ないとも思いますが。)14時の授乳で小腹を満たせるようにしておきましょう。

また、
・もう最低ミルク量が500mlになる10ヶ月に近い
・朝晩の授乳がしっかり飲めている(240×2回で480mll/day)
にも関わらず、14時の飲みが悪いのであれば、授乳をカットして補食に変更でいいかなと思います。

午後のおやつの量の例は、トドラー本に記載がありますのでご参照ください。

●おやつ(15時):
薄めたジュースかお水 コップ1杯
フルーツ、ライスケーキ、ベビー用クッキーいずれか小1個

引用元:カリスマ・ナニーが教える 1・2・3歳児とおかあさんの快適子育て講座/第1章 12〜24ヶ月になったら/18ヶ月のこどものための食事について

【トラブル5】夕食の食べが悪い

変な時間(15時半、16時など)に水分なども含め飲食させてしまっているケースが多いです。

■改善すること:14-15時の授乳/補食の、時間を守る

授乳が補食に変わって、外出先でビスケットなどをあげたり、おやつの時間をずらしてしまって夕食の食べが悪くなってしまったことがうちもよくありました。夕食って少ないので完食はできるんですけど、夕食時にご機嫌よくなかったり。
2時間前に食べると食欲なくなるらしい‥。(あんなクッキー1個でと思ったけど・・直したら改善しました。細かすぎないか、赤ちゃんの胃よ‥)

フルーツジュースを飲ませる場合は十分に薄め、食事の2時間前からは飲ませないようにする。食事中、食事が半分〜それ以上食べるまでは水や十分に薄めたジュースは飲ませないようにする ー 食事前に飲み物を与えると食欲にかなり影響する

お腹が空きすぎていたり疲れすぎていると十分に食べることができない。8時までに朝食を済ませることで12時に昼食を始めることができるようになる。そして17時に夕食を開始できるように。

おやつや飲み物を食事の時間の直前に与えると食欲が落ちてしまう。(中略)午後のおやつや飲み物は15時以降与えないように。

引用元: The contented Little Baby Book of Weaning / Feeding guidelines P128-130

【トラブル6】就寝前のミルクの飲みが悪い

14時の授乳がまだある場合:14時の授乳を少しづつ減らす
14時の授乳の卒業後:
夕食のエネルギー量/カロリーが多い可能性大

1時間前に飲食しているので、あまり消化が進んでない可能性もあります。夕食をもう少し軽くしましょう。

■改善すること:14時の授乳or夕食カロリー量を減らす
カロリー減らすと質量も減る可能性が高く、我が家の場合、食事が終わった後にもっと食べたそうな空気があったりしたらカロリーが少ないものを追加したりしていました。
上記の空腹の雰囲気が二日以上続くようなら、夕食のグラムだけ増やしてます。カロリー高いもの減らして、豆腐とか野菜たっぷりスープとか‥。

また、17時の離乳食にミルクなどを使っている場合、17時と18:15の振り分けのようになってしまっていて、せっかく17時の授乳をカットしても意味がありません。ミルクを飲まないからと言ってちょこちょこ離乳食でミルクを使うのはやめましょう。

ちなみにジーナ先生も、夕食は簡単に済ませると本に記載しています。

・たんぱく質を含んだ1日のメインの食事はランチに与えるのがベスト
・一日に一度はきちんとした食事をとらせていると思えれば、疲れのたまる夕方に気をもまずに済む
・夕食は、パスタやスープとサンドイッチなどの簡単なものですませることもできる

引用元:カリスマ・ナニーが教える 1・2・3歳児とおかあさんの快適子育て講座/第1章 12-24ヶ月になったら/食べ物の好き嫌いが出たら

また、他の方では夕食後(お風呂前)に就寝前のミルクと振り分けたら最大量飲めるようになった子もいらっしゃいました。就寝前のミルクしっかり飲めるように合ったバランスを模索していきましょう。

【トラブル7】就寝前の飲みっぷりが良い&空腹起きする

わかりやすく空腹です。総カロリーを増やしましょう。
ちなみに、基本の離乳食バランス、昼>朝=夜が崩れてもこの現象は起きます。
(例えば昼=>朝>夜のように朝が多すぎたり、昼>朝>>夜のように極端に夜が少なかったり、、めっちゃ難しいです。)

■改善すること:昼食をしっかり増やす
昼食で量が食べれなかったら(カロリー増やすと量も少なからず増えるので)夕食も増やします。
夕食が増えたことで、就寝前の授乳が減る可能性もありますが、一時的なのであれば夕食増やした方が腹持ちいいので夕食を優先させましょう。3日以上就寝前の授乳量が減っているのであれば、問題ですので、夕食の量は減らして(もとに戻して)ください。

もし、昼も夜も増やしても就寝前を更に飲みたそうにしていたら追い授乳してもいいと思います。
また、翌朝のミルクの飲みっぷりを見て、増やしたカロリー量の微調整をしましょう。

まとめ:悩んだ時にでもチラッと頭をよぎってくれれば嬉しいです

なかなか奥が深い、授乳と離乳食のバランス。個人的には、離乳食は増やしていくことだけが正解ではないのかなと思っています。(無理して食べさせるのはこちらも大変ですしね)

うちの場合は、わかりやすく調整してくるタイプだったのでこのようにコントロールしてきました。ちゃんと子どもが欲しがっている量を適切に上げることができるように見極めていけるといいですよね。いや、本当難しいんですけどね・・・・・・・

早期に離乳してしまうと、1歳まで牛乳は飲めないし食事だけでたんぱく質を賄うのは超大変だし、本当辛いと思います。
もちろん常によく食べてくれる子であればいいとは思いますが、食べない期ってくるときがあると思うので…そのときに授乳という武器が使えないのはもっと大変かもしれません。

今回は我が家の調整方法を記載してみましたが…うちはこんなトラブルあったよー!こんなトラブルこうやったら改善したよー!などありましたら是非教えてください😊
みんなで知恵を出し合って、ストレスなく育児できたら最高です。
ご覧いただきありがとうございました!育児、一緒に頑張りましょうね。

我が家が離乳食どんな流れでやってきたのかのまとめは、こちらをご覧ください✨


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