東京の放射能汚染---3.11から5年目に思うこと---

作成日:2016-03-12 01:18:21

3.11より早くも5年が経ちます。
何より
亡くなった方達のご冥福をお祈り申し上げます。


●放射能汚染は何が問題でリスクなのか?

5年という節目において一つ考えなければならないことがある。
それは放射能汚染についてである。

そこでまず私自身どれだけ汚染されているのかを知る必要があったので、
2014年に内部被爆検査に受けてきた。
http://kensa489.com/

日本国内に点在する内部被爆検査の実情は下限300ベクレル/ボディ以下は未検出となるようだ。
しかし、ここではまだ日本には2台しかないウクライナ製の検査装置を使っていて、
特徴は下限50ベクレル/ボディまで図ることができるのである。
また検査できる放射能各種はCs-137(半減期37年くらい)と
Cs-134(半減期4年なのでほぼもう存在しない)のセシウムとK-40のカリウムのみのようだ。
現在世界にはストロンチウムやウラン、
プロトニウムの内部被爆を計る検査装置はストロンチウム以外ないようで、
これもまた民間で使えるような代物ではない。
この検査所では3.11から2014年まで1500名ほど検査実績があるようで、
検査結果の平均を出すならばCs-137が約300ベクレル/ボディとする。
ちなみに3.11前の成人は20ベクレル/ボディ(0.3Bq/Kg)のようで、
現状は3.11前のほぼ10倍以上の値となっている。
ちなみに私は
各種      体内量         MDA(誤差)   年間線量
        Bq           Bq       μSv
Cs-137     322.81(4.3Bq/Kg)    54       9.60
Cs-134     ND(未検出)       47       -
K-40      4964.14         61       342.90

という結果だった。

MDA(誤差)とうのは実測地は322.81Bqであるが、
誤差として+-54Bqがあることを示している。

つまり、私は268~376Bqの中のどれかの数値ということが言える。

ちなみに体内量は今現在の内部被爆量であり、
食べているものなどにより常に変動する値を表す。

また体内量ベクレルは放射能の攻撃力であり、
年間線量シーベルトがベクレルからのダメージ数である。

カリウムは3.11前も60kgの体重の人の平均は4000Bqだそうなので問題ないようだ。
Cs-134は半減期を過ぎ未検出で、
Cs-137は東京人の平均値が4.2Bq/Kgだそうなので4.3Bq/Kgと0.1Bq上を行っていた。

しかし、私は3.11より食など一般の東京人よりは気をつけていたので、
もっと低い予想のもと検査しているので意外に感じた。
検査中色々質問したのだが、
私は内部被爆をした身体をデトックスできる非常に良い生活習慣を身に付けているようだ。

1.風呂の湯船につかり20分以上風呂に入り汗をかき新陳代謝をあげている。
2.週末は温泉とサウナに浸かり新陳代謝をあげている。
3.水泳とマラソンで汗をかき新陳代謝をあげている。
4.魚や野菜など自ら安全なものを選別し、可能な限り自炊している。
5.水はミネラルウォーターを買い、料理にも飲料にも使っている。

以上が私の非常に良いところのようだ。
しかし、東京人の平均値を少し上回ったのはストレスによるらしい。

ちなみに3.11より直ぐに福島人は5000ベクレルとかいたそうだが、
現状は800ベクレルぐらいだそうで、かえって福島の人の方が食など気をつけているので、
値が低くなってきているようである。

まぁ検査をしない意識の低い人は今でも高線量の内部被爆をしていると思われるが・・・。
ちなみに5000ベクレルという数値を出しても直ぐには死なないという。
また東京人は低い人は0~250ベクレルぐらいだそうだ。
0ベクレルの人はなぜその低い数値なのか聞いたところ、
どうも最初は407ベクレルであったが、
食の改善と新陳代謝をあげたことにより15回以上の検査を実施した中で、
徐々に落とし、今では0ベクレルまで落とすことに成功したようである。
それら内部被爆量を下げた人達がが何をしているのか確認したところ
水素水、サプリメント、玄米食、ヨガ、足湯、プールのウォーキング、
インディバ(よくわからない)、酵素風呂、水溶性ミネラルなどを摂取したり、
実行していた。

ちなみに0ベクレルまで落とした人は酵素風呂と水溶性ミネラルの常時摂取が
功をなしたようである。
そして、この人は女性で多分仕事してませんよね?と確認したところそうだといっていた。
つまり、仕事をしていなく余りストレスがない人は0ベクレルに落とせる可能性があるのだ。
また水溶性ミネラルでお勧めかつリーズナブルなものを
紹介して欲しいといったら、「希望の命水」というのを紹介してくれたが、
ホームページを見ると2リットル1万円・・・。
1日30ミリリットル飲めばよいみたいだけど、67日分ね。
1日149円換算になるのね。まぁ悪くはないが安くもない。
錠剤でもよいからもっと安いものを探したい。
http://www.j-smc.co.jp/meisui.html

しかし、これはとてつもない希望である。
内部被爆したら下がることは無いと思っていたがそうでもないらしい。

数値の低い人は

1.身体を芯から暖かくする習慣がある。
2.ストレスを減らす。

ことが改善のキーワードのようだ。
これはチェルノブイリによるロシアやその周辺国の知恵かと聞いたら、
そうではなく、あくまでこの検査所の1500人の実測値からの統計であるので、
そこは注意願いたい。

ちなみにこの検査ではセシウムのみ。
ストロンチウムやウラン、プロトニウムなどはこのやり方でデトックスできるか
正直現状の内部被爆量も検査できる装置がないためにわからないのである。
セシウムが下げられるならば他の放射能各種も同等だろうという仮説を立て、
それを信じ行動しているに過ぎない。
確信がないのだが、信じるしかないのである。
ちなみに検査所の人に、デトックスすれば今の東京でも安全に暮らせると思うかと
聞いたところ何もやらない人より生きる時間が長くなるだろうという解答だった。

また日本で安全な場所を知っているか聞いたところ知らないという解答だった(苦笑
つまり、東京は結論危ないのであるのは変わらないという答えに行き着く。
本日検査をしてくれた人は60代後半の人であるが私より少し高い数値を示し昨年、
心筋梗塞で倒れたそうだ。
内部被爆は血液の病気を促進すると力説していた。
つまり、血液の癌である白血病やあらゆる内臓、骨の癌である。
循環器系では、心疾患で急性心筋梗や心不全などが上げられ、
脳血管疾患でくも膜下出血や脳内出血、脳梗塞が代表的だろう。
これらは老若男女を問わない。
しかし子供と老人がまず先に影響を受けるだろう。
また胎児は先天奇形、変形及び染色体異常が上げられる。
厄介なことである。

またセシウムのみについていうならば、
奇形児を生んでしまう可能性がある内部被爆量を確認したところ、
それはわからないが、発病する可能性が高くなるのは10Bq/Kgだそうです。
つまり私は体重75kgなので750Bqを超えると病気になり、
また奇形児を出産する可能性が高くなるようである。

3.11以降の東京では内部被爆量は成人の平均は4.2Bq/Kgであるが子供は8Bq/Kgである。
子供は後2Bq/Kgでいつ病気になってもおかしくはないのである。
ちなみに東京では10Bqを超えて甲状腺がんの疑いあるいは手術してる子がたくさん出ている。
世界でも有名な世田谷で医者をしていた三田医師が今年の4月に岡山へ移住した。
その原因は
「特に東京の東部地域は深刻であるという。
  三田医師曰く
  「残念なことに、東京都民は被災地を哀れむ立場にはありません。
  なぜなら、都民も同じく事故の犠牲者なのです。
  対処できる時間は、もうわずかしか残されていません。」
三田医師は2011年の原発事故以降、
子供たちの血液検査結果を分析してきたということだが、
昨年の半ば頃から子供たちの血液中の白血球、
特に好中球が著しく減少してきていることを示唆している。」
だそうだ。
http://it.2chblog.jp/archives/1006565690.html
チェルノブイリでも同じであるが、子供の被爆量はどうしても高くなる。
やはり子供を育てられる環境とは言えないだろう。

更に突っ込んでクリティカルな質問をしてみた。
放射能は人間の設計図である遺伝子と染色体に異常をきたし、
これこそ変質させられてしまうならば治すことができず、
世代を超えて異常な遺伝子が継承されてしまうが、
それに対してはどういう対処が考えられるのかという質問をしてみた。
その結果、対策というより、今年の2014年12月にその遺伝子レベルで異常があるか
検査できる機械をロシアより入手するそうだ。
なので、異常があるかないかは見れるそうなのである。

つまり、東京にいたらデトックスはできても遺伝子レベルでの異常は回避できない。
放射能汚染で恐れるべきことは以下の二つなのである。

1.遺伝子の破壊(個人を超え子孫にまで及んでしまうリスク)
2.癌など悪性新生物や循環器系の病気による死(個人で済ませられるリスク)


●そこには内部被爆し続ける仕組みがあった

放射能による内部被爆のリスクは十分わったと言えよう。
ならばどうして、どこから内部被爆するのかを考えてみる。
まずは放射能汚染されたものは何なのか?

1.空間
2.食料
3.水

の3つである。

空間は3.11の時、運悪くも放射能は雲に乗って東京へ降り立った。
葛飾区やお台場、渋谷や目黒の一部など実はチェルノブイリ原発事故での強制移住基準の
汚染地区であるが、東京人は余り気にしていないようである。
面白いのは「年収1000万円以上の富裕層、西日本への移住が増加傾向!
神奈川や千葉等で富裕層が減少し、沖縄などで増加!放射能汚染が原因? 」という傾向もある。
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-2339.html

現実は以下URLに記載されている通りと実にシビアなのである。
【東京の放射能汚染はチェルノブイリ時の1000倍だった】
http://www.youtube.com/watch?v=omFf6JFq39c
空間としては空気、土、雨、川、海または汚染瓦礫をもとに作られたセメントなど
汚染建材で作られた新築の周りの空間線量は計測結果が高かった。
更に追い討ちをかけたのは汚染瓦礫を47都道府県が分担して受け入れ焼却したことと言える。

画像1

画像2


これにより日本全国が汚染地域と化してしまった。
また西日本の意識の低さから
それらはどんどん取り込まれ旅行のたびに計るが、
名古屋、大阪、岡山、松枝などは空間線量はとても高かった。
空間線量的に安全なところは北海道の旭川以北と以東のみなのでは
ないだろうかと予測する。

次に食料であるが復興を応援して「放射能汚染食品を率先して販売する企業」
が余りにも沢山あることに絶望を感じる。
http://blog.goo.ne.jp/mokushiroku666/e/cd9ad71dff3dace6207021ea5bf31efc
歌い文句は綺麗だが、そのシステムは実におぞましい。

つまり、福島や宮城で作ったものは売れないから、生産者の足元を見て安く買い叩いて、
酷い場合、産地を偽り、または加工食品にしてしまえば産地を表示しなくてよいことから、
レトルトや調味料などに積極的に使い売りさばいているのである。

しかも表面的な肩書きは復興のお手伝いをしている企業とプラス評価される。
そんなカラクリを知らない人が実に多い。
福島、宮城の産物は今まで東京を支えてくれていたので、
より多くのものが東京で消費されるような仕組みなのである。
私は以前飲食店を経営しようとしたことがあるので良く分るが、
店側としては安いものは非常に助かるので個人経営の飲食店などは手を出してしまうだろう。
なので外食などはほぼほぼ福島・宮城産を多様していると認識したほうが良いのである。

それから怖いのは例えば、九州で無農薬で畑から身体に良い野菜を作っていますと
言っていても実は魚から作る肥料の魚が福島・宮城で取れたもので汚染されていて、
それを知らずに使っていたから、
綺麗だった土地が見事汚染され何故か非常に危険な食べ物になっていた
という内容の記事を読んだことがある。

ここまで来ると関東にいては、食料はほぼ汚染されたものとなる。
実は埼玉、群馬、栃木、茨城、千葉も相当数放射能汚染されているので、
そこで作られたものが東京のメイン野菜として売られているので、
野菜は放射能汚染から抜け出せない。

また魚も同じく3つ目の水質の問題で、
海水、川と汚染されそこで生活し、食物連鎖の中でどんどん濃縮され、
人が食べるときには結構な汚染量になっているのである。
私は魚を釣るが、関東では湘南、西湘、伊豆でしか釣らないことに決めている。
海の汚染シュミレーションは以下の動画から良く分る。
https://www.youtube.com/watch?v=_8N-umYzWGs

これを見るともう日本、いや世界の海産物は終わった感が否めない。
肉も魚と同じで食物連鎖の関係上、放射能各種は濃縮されていると言える。
海洋汚染に関しては
国際法に基づいて世界各国から訴えられるのではないかと冷や冷やする思いである。
またそうなった場合、日本はギリシャと同じ道を歩むのではないだろうか?
経済が破綻する恐ろしさは機会があれば記事にしようと思う。
世界を見ると日本は実に恵まれていることが分るし、
経済破綻した国の国民がどれほど残酷な道を歩まされるかがわかるだろう。
特に弱者の子供と女性の扱いは酷いものとなる。

話がそれたがこれだけ汚染されたものしか存在しない現状を見れば
先ほど私が検査結果において東京で平均以上の内部被爆をしていたのが理解できるだろう。
まして、企業と国が隠蔽・捏造している可能性が高いのであるから、
記載された産地、その他諸々でさえ信用ができない状態である。
恐ろしいことに関東で普通に生活していれば、
自動的にそれなりの内部被爆した人間ができあがるのである。

しかし思う。
空間線量が高くなったのも、
汚染された食品が拡散したのも全て人が原因であるということを。
つまり人災なのである。その根底に流れているものは何なのか?
それは、倫理観と古き良き精神(武士道や仏教、儒教、神道)を失って成熟してしまった
民主主義と資本主義を信奉する国民の
圧倒的なまでの利己主義と拝金主義に他ならないと。


●5年という節目の意味

さて東京に住む人間として我々を取り巻く3.11より発した
放射能汚染の影響とその環境、または過去と現状は
非常に目に見えやすくなったのではないだろうか?
その中で5年という年が何を意味するのかを考えたいと思う。
5年から10年の間に東京、いや日本で何が起こるのかという未来予測とも言えよう。
そのためにはまずチェルノブイリではどうなったのかを知る必要がある。
しつこいようだが東京の放射能汚染はチェルノブイリの1000倍であることを
踏まえて考えていきたい。
【チェルノブイリ事故発生から25年間の健康被害まとめ】
http://koujichin.blog.fc2.com/blog-entry-7.html
上記URLによれば5年後から死亡率が出生率を上回りはじめ、子供たちに癌が出始める。
6年後は子供たちの慢性疾患が3倍と急増。
8年後は胎児と新生児の多発奇形、多指症、四肢減形成の頻度の増加。
9年後は各種癌が成人に2~10倍で発祥。
10年後は子供たちに急性白血病、白内障、不整脈。若者に心筋梗塞。
80%の子どもが、胃炎や潰瘍を患っている。
さぁ25年後までどうなったか読んでみてあなたは何を感じるのか?
以下のURLの表は6年で異常が突如現れたのがわかるだろう。
【北ウクライナにおける晩発障害の現実】
http://www.olive-x.com/news_30/newsdisp.php?n=127081

もう言う必要は無いだろう。
東京はその1000倍の汚染である。
東京をチェルノブイリと同等の汚染だと仮定したとしても、
来年には沢山の病人が出てくる予測がつく。

参考までに厚生労働省発表の「年別人口動態統計の概況」を
2000年から2016年まで以下の表にまとめてみた。

画像3


この表は赤字の数字が最高値を表し、
黄色塗りされた2011年は3.11が起こった年を表す。
悪性新生物で白血病、心疾患で急性心筋梗と心不全、脳血管疾患でくも膜下出血と
脳内出血、脳梗塞、先天奇形、変形及び染色体異常、
自殺の各項目は3.11の影響と内部被爆により年が繰り上がる毎に値が
増加するのではないかという主観のもとピックアップした。
チェルノブイリの1000倍なので3.11の起こった2011年から劇的な変化があるのではないかと
仮定していたがそんなことは無かった。

表を見ると3.11後に全都道府県年間死亡総数は
年が上がる毎に10万人単位で上がっているのが気になるが、
都道府県別に見ると宮城・福島を抜かして茨城、千葉、東京、神奈川共に毎年上がっている。
2000年から類似した傾向を表しているので、高齢者の増加による結果と捕らえられる。
なんら問題はないようだ。
死因を見るならば悪性新生物で白血病、心疾患で急性心筋梗と心不全、
脳血管疾患でくも膜下出血と脳内出血、脳梗塞をを項目に上げたが不思議なことに白血病、
心不全と脳内出血以外は2011年以前に最大値を迎えている。

悪性新生物と心疾患は毎年上がっているので
高齢者の増加と内部被爆による影響によるものだろうと思う。
死亡原因が心不全は「死ぬときは心臓が止まる」=「心不全」となることから
昨年よりその表記をしてはならないことになった記事を読んだことがある。
つまり死んで何かしら都合が悪かったり、
時間が無かったり面倒臭くても死ねば心配停止なので心不全と記載できたのである。
しかし、この項目も大きな変化をしていないので特異性はない。

脳血管疾患と先天奇形、変形及び染色体異常、
自殺が著しく減っているのはまさに医術の向上と捕らえる。
奇形児に限っては以下のような記事があるので本当かどうか疑ってしまうが、
この技術が著しく向上し、3.11による死亡率をまだ上回ってるととるか
なんとも判断に苦しむところである。
【妊婦の15人の内12人が奇形児を出産】
http://blog.goo.ne.jp/mokushiroku666/e/be58402f332dc02991ca6cae820e8cf2

結果、厚生労働省のデータから言えば東京ではいまだ大きな変化は起きていない。
しかし、それが厚生労働省の捏造が100%ないならばでのお話であるが…。
まぁこの人口動態統計の出生率はかつて厚生労働省がデータを捏造したので有名である。

ともあれこれからの東京の未来はチェルノブイリと似通った動きをすることが想定される。
2012年のある資料にはさいたま市とウクライナは同じ線量で
現状ウクライナで健康な子供は6%しかいないようである。
つまり25年後の関東近郊の状態を表しているといってもよいのではないだろうか?
健康な子供が6%しかいないのである。
被災6年目の2017年から多くの人々が内部被爆による
様々な病気が死因とならないことを心から祈るものである。
更に20年後の日本を想定したサイトがあるので以下に紹介しておこう。
がん 奇形 奇病 知能低下というなんとも恐ろしいキーワード。
http://etc8.blog.fc2.com/blog-entry-1089.html

しかし、日本はそうならないと動けないことは
歴史からも以前やっていた反核運動の経験からもわかっていることである。
何ともどかしいことなのだろうか。

達が悪いのは第二次世界大戦の広島・長崎の原爆からアメリカの圧力で
内部被爆による病気を内部被爆が原因と認めない流れが出来上がっている。
それは脈々と今の日本政府、日本医学界に受け継がれている。
何が言いたいかといえば、
内部被爆が原因で病気になっても国は健康保険の範囲以外補償してくれないということ。
後は自らの資金で治療なのである。
治療を受けられない人が沢山出てくる可能性も考えられる。
患者が増えれば保険の審査も厳しくなろう。
なんとも馬鹿げた話である。

実際ウクライナも人が沢山死に初めて汚染地域が強制移住地区となり人が住んではいけなくなった。
偉いことに国が変わったのである。
福島・宮城も政府が早くそうしてあげなければならないと思うが、
ここに国土の狭さと金という黒い影が絡んでくるのだろう。
日本はウクライナのようにはなれないと思う。
思いのほか金と金持ち、エリートというプライドと島国根性が正しい判断を鈍らせる。

福島・宮城の人らが国からは死なない程度の支援しかなく、
生かさず殺さずの八方塞りとなり、
政府の責任で既に他の安全な地域の人々を内部被爆させている原因となってしまっている。
目をそらしたところでふと考えるとそのことが分ってしまうだろう。
その苦悩を思うと胸が痛むのである。

だからこそ我々もまた良く調べ、考え、避けるものは避け、
貫くものは貫き、必要ならば行動し、
移動し100年、1000年先の日本、そして世界の未来を思い続けるべきではないのだろうかと
5年後の今日痛く思うのであった。


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