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誤差を修正してくれる便利なバンクシュートを有効的に活用する

オヤジバスケでバンクシュートを決めると、「いやらしシュート決めるねー」とか言われるときがある。その人のイメージでは、バンクシュートは少し難しいシュートなのかもしれない。

🏀バンクシュートは誤差を吸収してくれる!?

しかし、そんなことはなくて、実はバンクシュートは「誤差を吸収するシュート」とされている。

バンクショットのメリットというのがあります。バックボードにボールを当てることによって、シュートを打つときの誤差が吸収されるのです。これは言葉で説明するより、練習の場で実際にいろいろ試してみることです。例えば、45度付近からストップジャンプシュートを打つとき、止まり方によっては体が多少流れることもあると思いますが、そんなときバンクショットを打つことでその誤差が吸収されるはずです。

引用 ENEOSバスケットボール クリニック

バスケあるあるだが、普通に狙ったシュートがバンクして入る時がある。ラッキーシュートなのだが、あれこそまさに「誤差を吸収している」から入っているのだろう。

狙ってないけど、バンクで入っちゃった(であろう)パターンをどうぞ。

「なんか今日はシュートが長いな(短いな)」「シュートが流れるな」「手がかじかんで調整が難しいな」とかあるわけですよ。

オヤジバスケですからね。体幹はないし、その日によって調子は違うし、冬は凍えるよな体育館でバスケしますんです。

だからといって、シュートを微妙に調整するほどのスキルはないし、時間もない。時間があってもやらないけどね、草バスケだから。まあ実際のところ調整なんか難しいわけです。

そんな時だからこそ、わたしは微調整が不要なバンクシュートを打つようにしている。とにかくボードに当てておけば誤差を吸収してくれるのだから。難しいシュートどころか、失敗の可能性が低いシュートと言えるのだ。

横浜ビー・コルセアーズのパトリックアウダ選手のお手本のようなバンクシュートをどうぞ。

🏀バンクシュートの2つの弱点

そんなこと言うとなんか無敵のシュートのように聞こえるが、バンクシュートにも弱点が2つあると思ってる。1つ目は、角度がない場所からは打てないことだ。これは、カーブやシュート回転のシュートを打たない限り無理だよね。

ところが、スリーポイントシュートにおいて角度のない0度はスイートスポットである。他の45度やトップよりも距離がやや短いからだ。

2010年のルール改正でスリーポイントラインが50cm伸びたのを覚えてるかと。そのとき、エンドラインぎわ、0度のあたりは50cm伸ばしちゃうとスリーポイントラインとサイドラインの間(スリーポイントを打てるエリア)がせまくなってしまうから。そんな理由なんじゃないかな。

引用:「バスケすごいぜ

具体的には、トップから45度を過ぎて0度の途中までは6.75mで、0度近辺は6.6m。15cm短いのだ。足、半分くらいか。それでも近いほうがいいに決まってる。ということで、0度はボードを使わずそのままリング目がけて打てばいいのだ。

んで、バンクシュートのデメリット2つ目だが、トップの位置あたり、正面からは意外と難しいということ。ある程度角度がないと誤差を吸収してくれないらしい。へそ曲がりなバンクシュートだ。

引用:「バスケットボールターミナル

可能だけど難易度は高いバンクシュートということであれば、角度の少ないエリアは難しいとされている。でも経験上、「バックボードのこの辺りに当てれば入る」というのを知っていれば、そんなに難しくないと感じてる。その感覚はアレに似ている。ビリヤード。全然得意じゃないけど。

🏀かつて3Pシュートをバンクで狙う選手がいた

昔、こんな選手がいた。結構、昔だ。わたしが20代か30代そこそこだったと思うので、ざっと20年前くらいかな。インカレで観たのだが、スリーポイントシュートを全てバンクシュートで狙うという選手だ。

最初は、狙ってないけどバンクで入っちゃった系かと思ったら、次もバンク、次の次もバンク。どの角度からもバンクじゃないですか!しかも、まあまあ入る。おいおい、完全にバンクで狙ってるやないかいっ!

確か、関西の大学の選手だった気がする。関東だったら、もっと早くに知ってたはずだから。会場の代々木第二がざわついていたのを覚えてる。今思えば、距離があるとはいえ、誤差を吸収してくれるシュートなのだから一理あるなと。彼はそれを知っていたのだろうか。今となっては確かめようもないが。

ということで何が言いたいかというと、「バンクシュートは難しいシュートというイメージは間違っているよ」ってこと。


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