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息子と読書、そして心に残っていること

息子が絵本や図鑑に興味を持つようになった過程を振り返ると、そこには多くの苦労と喜びが交錯しています。

もともと息子は絵本が好きな子ではなく、療育先で読んでもらう絵本だけをかろうじて楽しむ程度でした。家で絵本を読もうとすると、なかなか興味を示してくれず、どうしたら絵本に興味を持ってもらえるのか悩む日々が続きました。

そんな中、幼稚園に通うようになってから、毎日紙芝居や読み聞かせをしてもらう機会が増えました。
先生方が工夫を凝らして読んでくれるお話に触れるうちに、少しずつ家でも「絵本を読んで」とお願いしてくれるようになりました。
この変化は、私にとって本当に大きな喜びでした。

ひらがなを覚えた息子は、簡単な絵本を自分で読むようになり、その成長を見るたびに感動しました。

そして、5歳10ヶ月の時のことです。
ある日、息子が一人で図鑑を読んでいると、真剣な顔で
「ねぇおかあさん聞いて、夜のお空って実は宇宙が見えてるんだって。僕、星が宇宙にあるのはわかってたんだけど、夜になったら宇宙を見てるだなんて思わなかったんだよ」
と言ってきました。
この言葉を聞いたとき、本から知識を得ることができ、その内容を理解していることに、とても感動しました。

息子が本の中で新しい世界を発見し、それを楽しみながら学んでいる姿を見ると、これまでの苦労が報われた気がします。
彼の好奇心と学びの姿勢を大切にしながら、これからも応援していきたいと思います。

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