紋章のこと考えてる

マイクランとか、帝国兵の使役する魔獣とか、紋章が適合しない人が魔獣化する事象があります。が、モーリスはすっかり魔獣になってるし、なんなら女神の眷属だって獣の姿をとることができますし。

ソティス外伝でザナドに現れた魔獣、理性を失ってますが元眷属です。レア様だって『白きもの』に変身できます。

それって、紋章そのものにそういった『獣の姿になることができる』力があるってことでは?
それも含めて、紋章それ自体に強大な力が宿っていると。

ルミール村の実験、エーデルガルトの兄弟姉妹の話、クパーラの民の話、枢機卿やジェラルト、ユーリスという事例。
紋章無しが後天的に紋章を体内に宿した際、それが上手く体に適応するパターンと適応せず狂ってしまったり死んでしまったりするパターンがあるようです。

紋章を持たない人間が後から紋章を与えられた場合の分かれ道、紋章の力を上手く体に馴染ませることができるのかどうか。そういった紋章持ちとしての素質の有無って、人によって違うんだろうなぁ……要するにアレルギーみたいな。

先天的に紋章を持っている人間は、紋章に適応できてるから持って生まれるんだろうし、そもそも紋章に適応できるような体に造られるのかもしれないし。
ハンネマン先生がマリアンヌに対し「紋章に選ばれる」というような話をしてた。あれはマリアンヌに対する励ましの意図もあっただろうけど、紋章に耐えられる体を持ってるから紋章の方が安心して発現してくれるって意味かもしれん、などと考えてます。

きっと、紋章それ自体がかなり強力な力を持ってるから、適応できる人間はそれだけ少なくなる。でも紋章には《小紋章》がある。作中で大紋章が《紋章》と表記され小紋章が《小紋章》なのは、大紋章の方が本来の紋章の力なんだろうな。小紋章は紋章の力を抑えることで副作用も抑え、適応ラインを緩和してるのかもしれない。
つまり、フェリクスやカトリーヌは女神の眷属並に紋章に適応する素養を持っていた?

紋章持ちになるためには単に紋章を受け継ぐ家に生まれるだけではなく、紋章に適応できる体を持っていなきゃダメなんかな、逆に紋章に適応する体だけを持って生まれても血が受け継がれてなければ紋章は手に入らないでしょうし。
小紋章に適応できたからと言って、大紋章にも適応できるかはわからないってパターンもあるのかも。

レア様が枢機卿に血と紋章石を与えていたり(大体が小紋章)、闇うごがリシテアやエーデルガルトの兄弟姉妹を使って実験したり、そういうのを見るに紋章そのものを加工して体にかかる負担を軽減させることもできるかもしれない。ルーグ以降のファーガス王家が十傑ブレーダッドと違って怪力だったり、ハピの溜め息も、紋章を弄られた結果だろうと推測してみたり。

遺伝子組み換えとか、栄養サプリメント、ワクチン、毒を薬に変える……紋章って、そういった分野に入るんだろうな。

そもそも紋章って、ナバテアの民が持っていたもので。
ナバテアの民から紋章だけを抽出し、フォドラ人の遺伝子に組み込めるように加工し投与した(十傑)のが現代受け継がれる紋章に繋がるのかな。

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