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ラパラDTシリーズは、本場アメリカを制覇したクランクベイトマスター、デビッド・フリッツとラパラのコラボレーションから生まれたディープクランク。過酷なトーナメントで勝つ為にデビッド・フリッツが理想とした全ての要素をラパラの技術力が具体化したとされる。

天然バルサを使用しながらも飛距離を確保することができ、その急潜行アクションは必要以上の助走距離を要せず目標到達深度に達する。また、デッドスローから超ファーストまでしっかりと泳ぐセッティングは、クランクベイトとしてのレスポンス性能のお手本ともいえる。

秋の巻物シーズンはもちろんのこと、急潜行&バルサアクションは、春先のプリスポーニングシーズンにも活躍する。スポーニングエリアに向かう岬や、フラット手前のブレイク沿いにDTを潜らせる。そして、巻き上げられようとDTがボートに向かっていき、やがてボート下で反転するように巻き上げられる。

このボート下で反転するタイミングが、まさにバイトタイミングとなる。バスはボート下にいる。その意識を持ちつつ、リーリングとバイトに備えなければ、テンションが掛かり切った状態でのバイトを弾いてしまう。ロッドを下げて送り込みの対応すると共に、ボート位置を即座に沖に移動させていかなけれならない。

一連の難しい動作を強いられるが、このラパラDTだからこそバイトに持ち込めるであろう、プリスポーニングバスを攻略することができる。シャローエリアでディープクランクを使用するといったリザーバーならではのメソッドに、高次元に対応してくれる稀有なルアーのひとつだといえる。

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