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鯛カブラ〜鯛ラバの進化 JIMOFISH

ーJIMOFISHー
体験やお聞きした伝えたい情報をUPする長文記事を気まぐれ不定期ですが、始めます。
第1回は経験した、明石、鳴門
【#鯛カブラ】【#明石鯛ラバ】


近年瀬戸内海の地元で人気の高い釣りとなっている鯛ラバ、鯛カブラの釣り。
私自身はこの釣りは好きですが、上手な事はありません💦むしろ下手です(笑)
落として巻くだけのこの動作に様々な要素が詰まっており、15年前に初経験した時とは道具や釣りが大幅に変化しました。その経験した経緯等含めてお話します。



【船の鯛釣りの種類】
鯛釣りには釣りの種類として分けるならば、鯛テンヤ、鯛サビキ、鯛カブラと3種類位あると思いますが、一通り体験した中でも鯛カブラの釣りの手軽さ、業界での近年の流行りも含めて魅力のある釣り方だと思います。



【鯛カブラとの出会い】
今から15年前の話ですが…
アシスト工房の和田氏、現フィッシングイチバン店長の友岡氏に鯛カブラという道具で狙う鯛釣りがあると…流行元であった鳴門 釣り船つるぎさんに連れて行ってもらった時。
当時は現在のようにメーカーも多くなく、パイオニアとなる。
アシスト工房【職人鯛カブラ】
トイス【フラダンサー】
くらいしか店頭に並んでなく、シマノの炎月シリーズも鯛カブラを流行らせた佐々木氏によりテスト中でした。
まず釣りをするにあたって注意されたのは「落として巻くだけ」「アタリあってもアワセたらアカン!巻き続けろ」と言う事です。
私は20歳の血気盛んなバスアングラーでしたので無理難題な課題であり。
「コツコツ…」とバイトがあるとつい早アワセてしまっては、怒られてを繰り返しながらもアタリは多く!
2枚程釣らせてもらった事を記憶しております。
当時は漁具の印象が濃く、タングステンのヘッド等は存在せず、鉛玉で60g、80gでラバーはモサモサであり、ネクタイもストレートのみでした。
後にジャッカルから【ビンビン玉】が発売されタングステンが登場します。



【明石の鯛カブラ】
その鳴門での釣りからしばらくすると鯛カブラが業界で流行し、各社が鯛カブラの商品を展開し、各遊漁船も鯛カブラで船を出すようになりました。
明石では鯛サビキの釣りが主流でしたが、私もバスフィッシングの合間に明石浦 魚英さんに乗ったりしながら鯛カブラの釣りを楽しんでいました。
当時の明石は今程釣れる事は無くて、1枚釣れたら良し!2枚釣れたら凄い!3枚釣れたら最高!でした。
それでも楽しく、今ほど複雑ではありませんでした。




【ワーミングカブラの登場】
鯛カブラの釣りが定番化し、シマノの炎月やジャッカルのビンビン玉等のタングステンが主流となりました。
ご存知の通りに鉛より高価ですが、シルエット小ささ、沈下スピードの速さがメリットとなり、メインとなりつつあった中でまた新たな狙い方が出てきました。
「ワームで鯛を釣る」
鯛カブラのパイオニア アシスト工房和田氏がタングステンの専用ヘッドにテンヤ仕様に作り上げたキャノンボーイ+専用ワーム【キャノンテール】
で難しかった明石の鯛カブラに新たな起爆剤を投下しました。
ワーミングがここで流行し、私自身もキャノンテールで鯛カブラではなかなか釣れなかった鯛を嘘のように釣り上げる事が出来ていました。
現在では誘導、タングステンに対応した進化系
【キャノンスライダー】が誕生し、また真鯛ワーミングの新しい反応が楽しみです。



【誘導式 鯛ラバの登場】
鯛カブラ、タングステン、ワーミングと経てきて、しばらくするとまた大きな転機となる誘導式が登場します。
今までは固定式であった時から鯛カブラと呼ばれる事が多かったですが、この頃から鯛ラバと呼ばれるようになったと記憶しております。
私が一度エイト玉津を離れて琵琶湖から戻ってきた時に若いスタッフに「西尾さん、今は鯛カブラではなく業界では鯛ラバって言うんですよ(笑)」 
と呼び名が変わった事を伝えられて笑った事もありました。


【シンプルになる鯛ラバ】
15年前から振り返りましたが、鯛カブラの釣りはどんどん進化しました。
瀬戸内エリアではラバーを無くし、シンプルにネクタイのみとなり、メインで使用するのはカーリーテイル。
フックも当時では考えられなかった小針でどんどんフィネス化しました。
中井チューンユニットに代表されるようなシンプル+小針の現在のイメージですが、状況にそのフィネスな形状の中に水押しなどを使い分けるようになり複雑化しました。


現在では海遊【シングルカーリー】
【シマシマオレンジ】
【シマシマレッド】
等のカーリー1本のみでゼブラ系カラーが定番で流行りです。
今もノッコミの気難しいタイミングで真鯛に触れるか、触れないかが日によりけりな中でこの進化した鯛カブラの【鯛ラバ】が負けずと釣れてくれるのを見て、凄いと思うと同時にアングラーの進化も凄まじいです。

【タックルの進化】
鯛ラバと呼ばれるルアーに加えてロッド、リール、ライン、も進化して、アングラーを助けてくれています。
ロッドは昔から違和感なく食わせれる柔らかい物は存在していましたが、感度に関してはイマイチで掛けどころがありませんでした。
フルソリッドの細身で感度も併せ持つモデル、チューブラーでも柔らかく美しく曲げるロッドが登場し、リールは滑らかでドラグ性能、ギア剛性の高さとが相まって、非常に鯛のバイト、ファイトに集中出来てバラシにくくなりました。
そして、一番の進化はPEライン+リーダーのシステムかも知れません。
当時は15年前はPE1号+5号リーダーでしたが、今ではご存知の通り0.6号+2.5号が一般的です。
PEは3番手細くなり、リーダーに至っては半分の太さなので、前線で鯛ラバを突き詰められた遊漁船やアングラーの苦労の賜物だと思います。



【巻くだけ アングラーの進化】
タックルの進化をこれまで書いてきましたが、同時にアングラーも進化していると感じています。
最近のブームで始められた方はこの「落として巻くだけ」の釣りで遊漁船に乗っていると上手い人と非常に差がつく事が不思議になります。
同じネクタイを使っているのに…
同じように巻いているのに…
なぜ差が生まれるといったようにアングラーも非常に進化しています。
「落として巻くだけ」のシンプルな釣りだからこその差が上級者と生まれるかも知れません。

・状況に合わせたセッテング
・鯛のアタリを出す巻き出しと落とし
・潮に合わせた巻き方、角度
・アタリを出す、掛けるタイミング
・バラシを少なくするファイト 

等、上げていけば沢山ありますが…
いつも竿頭になる小野寺くんの鯛ラバの釣りを見ていたらなるほど~
と思いますよ。
機会がありましたら上級者からしっかりお聞きして記事や動画にしてみたいと思います。



【考えて釣る】
学生時代に「釣りは科学」だと教えてもらいました。
不確定性が高くて、運も強い要素な釣りですが、スポーツのように科学で考えて釣る方は沢山いらっしゃいます。
勿論、運動神経、空間把握能力等…
感覚は重要であり、頭だけでは無いのはありますが、何も考えていない私のような釣り人はその時は釣れても、次に持続したりする事が状況が良くないと難しいです。
自分の釣りを見直して、次の状況を考えて釣りをする事が釣果に直結しますが、そんな事も考えずにその場をエンジョイするのも釣りの魅力です。
JIMOFISHはどちらも好きです。
自分にとって価値ある嬉しい1匹、更なる1匹を目指して、ルール、マナーを大事に釣りを楽しみましょう。

駆け足で今回は鯛カブラ、鯛ラバの話を書いていきました。
今年は各社の新作も多いです。

シマノ 炎月ブランドで鯛カブラを広めた佐々木氏の新たなブランド。
【FISHING LABO さゝ木】

鯛カブラとワーミングのパイオニア
アシスト工房 和田氏
【キャノンスライダー】

桜幻シリーズ2021新作


また要望あれば他の釣りも気まぐれに経験したり、お聞きした話をJIMOFISHとしてUPしたいと思います。

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