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詩)都築郷士『ぶうつく』呟きの如く・27 附・詩人の為の秋冬ワードローブ集

彼らメルヴィルの人物は、現実には見られぬ、やや誇張されたところのある人間であって、どこかある特定の国の住民というのではなく、ドストエフスキーの作中人物や、『嵐が丘』にあらわれる性格のはげしい人物 (中略) あの感動的な異常な世界にぞくする人びとなのである。-『読書案内』W.S. モーム アメリカ文学・メルヴィルの項。

荼毘に付すその醍醐味は焼き肉臭 郷士

人間は小便漏らしXX漏らしゆゑに強さを目指す者なり
(©都築郷士)

疲れた人なまじい元氣は毒ですよ 郷士

【誰?】

そこにゐるのは誰なのか
私の知る人か 否や
激しい雨が降り
地中からも毒素が滲み出てくる
狂つた世界
と、言ふか
余りにも過去 こゝが難点
さう言はれてゐた地球の部品
どうやら経年劣化してゐる
眞つ最中、
私の金玉は引つ込み
恐怖に思考も纏まらない!
眠つて忘れろ
さう、云ふ奴もゐるが
だいたいはバカだ -
愚者たちの星
本当なら唯一のあづま屋だつた
宇宙の。

ロボットアームで夢を掴め!
だが 最暗部のそのまた奥に
立つて目を細めてゐるのは
誰なのか。

いつたい全体
どこが 誰に?

......さう云ふこれも愚問なんだらう。

©都築郷士

Oh, やつつけ仕事! 事情によりこれから外出!

さらさらと秋の小川や我が言葉さうであれよと汗を拭ひて
(©都築郷士)

アデュー!

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