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【年中無窮】詩。

鳥雲に入る、で春の
鳥渡る、で秋の季語
どちらが浪漫的かな?
そもそもさう云ふ比較を
超越してゐる-小雀ですら
飛ぶ、とそれだけで
私達の鋼鉄製の巨大な(フロイト的)玩具
いちパロディに
過ぎぬものとしてしまふ。
私は「飛んだ事」がない詩人-
さあ鳥人間となって
かのアントワーヌを、ド・サン=テグジュペリを、
追はう。

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