【古川柳研究①】ミニ随筆。フォトタップシテクダサイ

画像1 〈出鱈目も申しておけば侍醫診立〉古川柳である。殿に呼ばれた出入りの醫者。何ともつかぬ畸つ怪な症状だが…さう云ふ時には- 出任せ・出鱈目でも診断を立てゝおきなされ、そして文字通り毒にも藥にもならぬ処方箋を。信を置いてゐる醫師の見立てなら、殿の方から謂はれた病ひにかゝつてくれる…。面白いですね、また現代でもこれに似た診断あり得ますねー。現今、大衆が殿の役。病ひは氣からなんて申す譯ですけど、信ずる者は救はれる、のです。患者の氣持ちも、XXセンセの診断・処方だから- ね。双方丸く収まる診察室、如何かな?©都築郷士

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