14歳からのお金の話_001

幸せにつながる情報を伝えていきます。

人の悩みの根本は大別すると3つカテゴリーに分かれるそうです。
「お金」「健康」「人間関係」
今回は「お金」について深堀していきたいと思います。

池上彰さんの「14歳からのお金の話」からの紹介です。本の構成をざっくり説明すると

1.お金の起源
2.値段の仕組み
3.株式会社の歴史と仕組み
4.景気の概要
5.国の役割
6.経済のしくみ(主に資本主義と社会主義)

子供向けに書かれているためか、各章のタイトルと実際の内容に差があったと感じたので、私が独断と偏見でつけてみました。
この記事の構成は、以下です。


1お金の起源の概要 
2私の所感

 
そしてこの読書で得られた私の行動目標は
役に立つ情報の提供をコツコツ積み重ねる
です。何故この結論に至ったかは所感を読んでいただければ幸いです。

1.お金の起源の概要

お金とはなんなのか。ずばり、「信用」です。明記はされてませんが、ちらほらキーワードとして登場しています。
昔のお金がない時代は、物々交換でした。ちっちゃい子が友達同士でおもちゃやお菓子を交換するあれです。学校の遠足は古の時代に対するリスペクトがあったと思うと感慨深いですね。ただ物々交換にはデメリットがいくつかあります。

物々交換のデメリット

・お互いの欲しいものがマッチングしづらい
・保存がきかない
・サイズが大きい

欲しいものがないとき、いつか欲しいものが出てきたときのために価値あるものへ交換したくなるものです。それは当時みんなが欲しがっているもの「稲」と「布」でした。それでも稲は腐るし、布も汚れたら価値が減ります。ちなみに「稲」は「ネ」とよばれ、モノの価値を「値打ち」と呼ぶようになったそうです。
紙幣の「幣」は布を表しています。過去に使われたものが今の文字にも使われているのは、なんか良いですね。

話を戻します。問題解決のため、より長持ちして持ち運びに便利な金貨や銀貨が誕生したわけです。
とはいっても大量に持ち歩くのは難しく、盗難の危険もあります。そこで、お金持ちに預かってもらい、その代わりに預かり証をもらう。ということをしてました。そのお金持ちは「両替商」とよばれ、明治時代には銀行へ発展します。実は今の時代も昔も、お金についてやってることは変わらなかったわけですね。

金本位制

もともと銀行の発行する紙幣は「金(gold)」と交換することができる「金本位制」をベースに作られていました。「金(gold)」に価値を見出しているため、それと交換できることに価値があったわけですね。ただしここで問題が発生します。金本位制である限り「金(gold)」の保有する量以上には紙幣を発行することができません。そこで、銀行は金本位制をやめます。紙幣に価値がなくなるじゃんと思うのですが、
「日本銀行発行の紙幣はお金だ」
と信用しているから、お金として通用しています。
ちなみに金本位制時代に、保有する金以上に紙幣を発行する悪い銀行がでてきたため、「日本銀行」だけが紙幣を発行することができます。

2.バシキーヌの所感

子供向けの本ですが分かりやすかったです。ほかの章も分かりやすいので気になる方は是非読んでください。お金にまつわるトリビアをたくさん知ることができたところも良かったです。

・偽札防止は皺や髭のあるほうが良い
・樋口一葉は若かったため偽札防止に苦労した
・高金利は払えない人の利子も払っている
・ハゲタカファンドとは何か
・みんなの頑張りが不景気になることもある
・最初の株式会社は「東インド会社」、、、etc

お金はただのツールで良い、悪いはないんだな。お金とは信用であり、資本主義は格差を生む。この本で再確認させてもらいました。ここで重要なのは私たちはどうすれば良いのか。ちなみに私は読書のあと、日常にどれだけフィードバックできるかが超重要と考えています。

答えは明確で、お金を稼ぐ!ではなく信用を積み上げる
まさにこれだと思います。価値は需要と供給で決まります。需要を常に管理することは難しいです。いろいろな人の欲しがるものはそれぞれ違い、タイミングでも変わってきます。コントロールできない範囲に一喜一憂することは、あまり精神に良くないと分かっています。ただし、行動するからには、今を生きるみんなに何が喜ばれるかを考え抜いて供給していきたいと思います。
それでは、また。

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