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1本目 守備位置(ポジション)の名前+オマケ ・野球ならではの「守備」

 こんにちは。昨日は久々に都心に雨が降りました。乾燥した空気にはまさに恵みの雨ですね。雨雲の動きが不規則で、正しい予測ができん!と天気予報士さんも困ってしまっているみたいなので、昨日は予報通りの雨になってよかったなと思います。ともあれ、乾燥がひどいでの風邪やインフルエンザには十分に注意をしてください。僕も先日amazonで念願の加湿器を買いました。高い物を買う勇気がなかったせいで、早くも手入れが面倒ですが・・・


 さて、今回のテーマは「守備」です。まずはポジションの名前と、よく使われる『エース』や『内外野』といった呼称を確認していきます。その後には、他競技とは少し違った守備の概念をお話しします。野球中継を見ているときに知っていれば少しおもしろくなると話しだと思います。それでは今回もよろしくお願い致します。

・守備位置(ポジション)の名前

 東芝野球部さまから画像を拝借しました。ありがたいことにこちらのHPには、基本ルールが非常にわかりやすくまとめてあります。今回はポジションの名前と紹介なので、特に画像を見ていただきたいと思います。

 この9つのポジション。これが基本となります。

 ピッチャー(=投手)は野球における一番の花形ポジションで、テレビに映る時間が一番長いです。一人だけ高い場所(マウンド)にいて、まさに主役。イケメンがたくさんいます。

(ご存知ダルビッシュ投手。今はシカゴカブスに所属しています)

(2018年惜しくも引退してしまったイケメン元中日・浅尾拓也投手。現在は2軍の投手コーチを務めています。)

 チームで一番良いピッチャーのことを『エース』と呼び、各球団エースナンバーが決まっています。応援している・したい球団を見てみてください。

エースナンバー 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 二番目以降のピッチャーは『リリーフ(=中継ぎ)』、その中でも試合の最後を締めくくるピッチャーを『クローザー(=抑え)』と呼びます。

 ちなみに、投手の成績を表す指標で頻出する『防御率』は、『その投手が9回(=イニング)投げたときに、何点取られるか』を表しています。1イニングを投げて1点取られた場合は、防御率は9.00。3イニングで1点なら3.00。それを出場したすべてのイニングと自責点で計算したものが出ているわけです。この自責点というのも難しいのですが・・・他の指標とともに今回は割愛します・・・少しずつやらないと一つが長い!


 キャッチャー(=捕手)は、ピッチャーの投げたボールを捕るポジションです。ピッチャー同様テレビには映っていますが、マスクをしていてほとんど目立ちもしていません。ただ、『扇の要』と呼ばれるほど重要で、プレーとプレーの『間』で作戦を練り、指示を出しているのがキャッチャーです。

(球界以外でもよく見ると思います。元楽天イーグルス監督野村克也氏)

 派手なプレーはほとんどありませんが、頭を使って見えないところで勝利を手繰り寄せます。強いチームにはいいキャッチャーがいる、と言われるほどチームに貢献しています。ちなみに僕は捕手出身です。配球(ピッチャーに「どこに」「どんな」ボールを投げさせるか)に関しては配球論の回を作る予定なのでそのときを楽しみにしていてください。

(ソフトバンクホークス甲斐捕手。『甲斐キャノン』でメジャーのスカウトを唸らせました)


 想像以上に全体が長くなりそうなので・・・他ポジションは割愛しながら・・・

 先に紹介したピッチャーとキャッチャーを含め、一塁手(=ファースト)二塁手(=セカンド)三塁手(=サード)遊撃手(=ショート)の6ポジションを『内野手』といい、それ以外の左翼手(=レフト)中堅手(=センター)右翼手(=ライト)を『外野手』と呼びます。

 また、ケガなどの理由がない限り試合に出続けている選手をレギュラー、その試合の最初に出場している選手をスタメンと呼びます。最初はポジションの名前とこれらの言葉が抑えられていると、スムーズに中継が見れるかと思います。


・野球ならではの「守備」

 『守』というと受け身のイメージがあると思います。確かにサッカーやバスケットなど他のボールスポーツは、『攻』がボールを持って主導権を握りながら攻め、ボールを保持していない『守』が相手のやりたいことをやらせないよう、守ります。

(左の『攻』の選手が、右の『守』の選手をドリブルで突破した瞬間)

  それに対して野球は『守』が主導権を多く握っています。

(イケメンと噂の日本ハム上沢直之選手。『守』がボールを持っている)

 『守』であるピッチャーがボールを投げなければ、『攻』であるバッターは何もできません。攻めているのはあくまで『攻』ですが、相手の動きに合わせて対応しなければいけないのも『攻』の方なのです。

 例えばバッテリー(=ピッチャー・キャッチャーの二名を指す)は

①タイミングをずらす②狙い球を外す③考えさせる(「間」をとる)

など様々な手段を使って『攻』に対応させないようにします。『ジャンケン』を想像してみてください。上記の3つをやられた上で、相手と同じタイミングであいこ以上の手を出せ、と言われたら簡単ではなさそうですよね。それをグっっっと複雑にしたものがあの場で行われている「駆け引き」ということです。

 

 バッターが打ったあとは他競技同様に『攻』が主導権を握り(走者)攻め、『守』がそれを阻止しようとします。しかし、『守』は準備する時間が取れるために、

①次のプレーではどのような打球が予測されるか?②次のプレーでは何を優先順位として(先にアウトにするのは打者走者(=打ったバッター)なのか?既に塁にいるランナーなのか?等)③打者の打力はどうか?どこに守ればいいか?④走者の足の速さはどうか?

など様々なことを話し合い、サインを出し合います。結果、『攻』は主導権があるとはいえ、相手の想像を超えて攻撃をする、といったことは難しい。

 結果、野球においては主導権を『守』が持っていると考えられます。

 テレビ中継を見ていると一球ごとに長い「間」があるように感じます。しかし、あの時間こそ『守』の準備の時間であり、そしてピッチャーがバッターに対して行っている「駆け引き」の時間なのです。ぜひ想像してみてください。投手・捕手が今この瞬間に何を考え、打者に対してどのような「駆け引き」を行っているかを。


 今日からプロ野球もキャンプインになりました。これから少しずつ野球報道が増えてくると思いますので、興味を持ってみていただけたらうれしいです。もっと色々伝えたいことがあるのに文章書くのが遅くて・・・少しずつ出していくので、またよろしくお願いします。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 では、また。

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