チリも積もれば|今年の注目選手②「平良拳太郎」
ご覧いただきありがとうございます。
コロナ感染のため、書き始めてすぐ間が空いてしまい申し訳ございません。
さて二回目の今回は先発ローテーションの一角として期待される平良拳太郎選手について書いていきます。
平良選手ってどんな選手?というお話
まずは平良選手の簡単なプロフィールです。
平良選手は、2013年高卒ドラフト5位で読売ジャイアンツに指名されプロ入りを果たしました。
ファームで経験を積み、2016年には一軍での初先発を経験するなど、プロスペクト投手として着々と成長を続けていきますが、2017年1月にFA移籍に伴う人的補償選手としてベイスターズへ移籍すると、これが転機となります。
当時のチームでは貴重な右の先発としてローテーションを回り、プロ初勝利をあげるなど、活躍の場を広げつつありました。
2021年も開幕ローテーション入りを果たしますが、右ひじのケガにより出場登録を抹消されると6月に右肘内側側副靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、長いリハビリ生活に入ります。
術後3年目の2023年に開幕ローテーション入りを果たすと、復帰登板で888日ぶりの勝利を挙げ、最終的には11試合で4勝を挙げました。
今シーズンは、ローテーションの一角としてフル回転の活躍を期待されています。
選手としての特徴ですが、変則的なサイドスローからストレート、スライダー、シンカーを低めに投げ分け丁寧に打ち取るといったものです。
術後4年目の期待というお話
さて、そんな平良選手ですが、2021年にトミージョン手術を受け、術後3年目となる昨シーズンは復帰登板で勝利を挙げるなど、間隔を大きく開けながらではあるものの、久々に一軍での活躍が見られた一年となりました。
ただし、術後4年目としてフル回転が期待される今シーズンは、昨シーズン以上の結果を残す期待がなされているといった状況です。
特に表のように、近年トミージョン手術を受けた投手の一部は術後2~3年目に復帰、4年目に一気に飛躍して好成績を残すという流れを実現しています。
平良選手もこの例のように術後3年目から大きく飛躍した成績を、術後4年目の今シーズンに残してくれるのではないか、ということで個人的に大いに期待している選手の1人です。
終わりに
先発ローテーションの不安要素が大きい今シーズンなだけに、平良選手の活躍は必要不可欠であるという状況です。
昨年一軍復帰し手ごたえをつかみ、オフ、キャンプでさらなるレベルアップをしてきた平良選手の大活躍に期待です。