“長打しか打てない男”デビッドソンと歴代スラッガー達の本塁打率のお話

こんにちは。
 
プロ野球が開幕して2週間が経ちました。
皆さんが応援するチームの調子は如何ですか?
 
個人成績に目を向けるのはまだ早いかと思いますが、HR王争いは両リーグとも4本がトップとなっています。
 
セ・リーグ
宮崎(De)     4本
中田(巨)     4本
デビッドソン(広) 4本
 
パ・リーグ
杉本(オ)     4本
 
といった具合です。
※数字はともに4/12終了時点
 
そして、この中に一人異質!?な成績を残す選手がいます。
それが今回のテーマと関連してきます。
 
広島東洋カープのデビッドソン選手。
本塁打数4本に対し、ヒット数は僅か5本!
 
ちなみに本塁打以外の1本は
フェンス直撃の二塁打です(笑)
 
同じく4本塁打の他3名が10~17安打の中、
間違いなく“異質”と呼んでいい成績でしょう。
 
そこで今回は本塁打率の調査を行っていきます。
 
なお本稿では
 
本塁打数÷打数
ではなく
 
本塁打数÷安打数
で計算を行います。
 
本来の本塁打率とは異なりますのでご注意ください。
(TBS式長打率的な、、、)
 
調査対象は(NPB公式で遡れる)2005年以降に
年間35本塁打を放った選手。
 
全部で60名です。
(複数回登場選手は回数×1名でカウント)
 
まずは時系列に記載していきます。
 
選手名 本塁打数 安打数 DASEN式本塁打率
の並びです。
 
2005
新井貴浩(広)  43本 165本 26.1%
金本知憲(阪)  40本 183本 21.9%
ウッズ(中)   38本 155本 24.5%
 
松中信彦(ソ)  46本 152本 30.3%☆
ズレータ(ソ)  43本 147本 29.3%
小笠原道大(日) 37本 145本 25.5%
カブレラ(西)  36本 133本 27.1%
 
2006
ウッズ(中)   47本 162本 29.0%☆
李承燁(巨)   41本 169本 24.3%
リグス(ヤ)   39本 174本 22.4%
 
2007
村田修一(横)  36本 151本 23.8%
高橋由伸(巨)  35本 155本 22.6%
ウッズ(中)   35本 126本 27.8%
ガイエル(ヤ)  35本 122本 28.7%
 
山崎武司(楽)  43本 132本 32.6%☆
ローズ(オ)   42本 135本 31.1%
 
2008
村田修一(横)  46本 158本 29.1%
ラミレス(巨)  45本 175本 25.7%
小笠原道大(巨) 36本 161本 22.4%
ウッズ(中)   35本 135本 25.9%
 
中村剛也(西)  46本 128本 35.9%☆
ローズ(オ)   40本 138本 29.0%
カブレラ(オ)  36本 159本 22.6%
 
2009
ブランコ(中)  39本 151本 25.8%
 
中村剛也(西)  48本 143本 33.6%☆
山崎武司(楽)  39本 132本 29.6%
 
2010
ラミレス(巨)  49本 172本 28.5%
ブラゼル(阪)  47本 167本 28.1%
阿部慎之助(巨) 44本 140本 31.4%☆
和田一浩(中)  37本 171本 21.6%
 
2011
中村剛也(西)  48本 141本 34.0%☆
 
2012
該当者なし
 
2013
バレンティン(ヤ) 60本 145本 41.4%☆
ブランコ(De)   41本 161本 25.5%
 
2014
エルドレッド(広) 37本 118本 31.4%☆
 
2015
山田哲人(ヤ)   38本 183本 20.1%
 
中村剛也(西)   37本 145本 25.5%☆
松田宣浩(ソ)   35本 153本 22.9%
 
2016
筒香嘉智(De)   44本 151本 29.1%☆
山田哲人(ヤ)   38本 146本 26.0%
 
レアード(日)   39本 144本 27.1%
メヒア(西)    35本 129本 27.1%
 
2017
ゲレーロ(中)   35本 131本 26.7%
 
デスパイネ(ソ)  35本 125本 28.0%☆
 
2018
ソト(De)     41本 129本 31.8%☆
丸佳浩(広)    39本 132本 29.6%
筒香嘉智(De)   38本 146本 26.0%
バレンティン(ヤ) 38本 138本 27.5%
 
山川穂高(西)   47本 152本 30.9%
柳田悠岐(ソ)   36本 167本 21.6%
 
2019
ソト(De)     43本 139本 30.9%
坂本勇人(巨)   40本 173本 23.1%
村上宗隆(ヤ)   36本 118本 30.5%
山田哲人(ヤ)   35本 141本 24.8%
 
山川穂高(西)   43本 134本 32.1%☆
デスパイネ(ソ)  36本 116本 31.0%
 
2020
該当者なし
 
2021
村上宗隆(ヤ)   39本 139本 28.1%
岡本和真(巨)   39本 138本 28.3%☆
鈴木誠也(広)   38本 138本 27.5%
 
2022
村上宗隆(ヤ)   56本 155本 36.1%☆
 
山川穂高(西)   41本 119本 34.5%
 
 
名だたるスラッガーの中でも、
30%を超えてくると優秀という感じですね。
 
集計した18年間でのTOP5は以下の通り。
 
TOP5
1バレンティン(ヤ/2013) 60本 41.4%
2村上宗隆(ヤ/2022)   56本 36.1%
3中村剛也(西/2008)   46本 35.9%
4山川穂高(西/2022)   41本 34.5%
5中村剛也(西/2011)   48本 34.0%
 
ヤクルト&西武勢が上位を独占しました。

おかわり君こと中村剛也選手は堂々4度の年間トップ!
 
外国人選手がバレンティンのみというのは少々意外な結果ですかね。
 
ちなみに、デビッドソン選手の個性的な活躍により、一部界隈で名前が挙げられているのがこちらも過去にカープでプレーしたランス選手
 
1987年に88安打ながら39本塁打を放ち、ホームラン王を獲得!
 
DASEN式本塁打率は44.3%と、
2013年のバレンティン選手をも上回ります。
 
デビッドソン選手はまだシーズン序盤ながら、同本塁打率は80%となっていますから、最終的にどんな数字を残すか楽しみです!
 
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
 
ではでは。

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