ヤクルスワローズ優勝のために (仮) 

 私は、プロ野球、とりわけヤクルトスワローズが大好きだ。少なくともこんな記事を書き、投稿するくらいには。

 2021、2022年とスワローズは連覇を果たした。黄金時代の再来かと誰もが心躍らせたことだろう。だがしかし、今現在(2023年9月)5位に沈み、それどころか最下位もありうる現状である。また再び、強いスワローズが見たい。その一心だ。

 ここでは優勝のためにどうするべきかを考えていきたいのだが、まずは我がチームの特徴を押さえておく必要があるだろう。

 このチームを一言で表すと、「ジェットコースター」「躁鬱」などと言われることが多い。私もそう思う。現に過去10年の順位を見ていくと、6、6、1、5、6、2、6、6、1、1、5位だ。3回優勝しておきながら最下位も5回記録している。なんという安定感のなさだろうか。だが逆に言えば強いときは強い、ということでもある。現にリーグ優勝回数だけを考えると、9回。2番目に多いのだ。(広島と並んでいるが。)あのかつての球界の盟主、ジャイアンツに次ぐ数字。日本一の回数でいえば単独で2番手。つまり優勝できるけど崩れたら脆いチームといえるだろう。

 その原因はどこにあるのか。まずは、野手スターへの依存と層の薄さにある。村上、山田、塩見らが怪我で離脱もしくは不振に終わったシーズンは凄惨たる結果に終わっている。2015年にしたってタイトルを取った川端山田畠山雄平がいる強力打線によるものだ。言いたいのは、選手一人ひとりは地味だけど、層が厚くチーム力で勝ってきたチームではないということ。一人にかかる負担は大きく、チーム成績が安定しない。
 
 原因はもう一つある。優秀な中継ぎ。決して中継ぎで競り勝つことは悪いことではない。だが、中継ぎは長く活躍できない傾向にある。先発に対してどうしても無理を強いられることが多い。ブルペンで投げても結局登板しなかったり、逆に準備が不十分なまま緊急登板、なんてこともある。よくない表現かもしれないが、リリーフ投手には消味期限がある。新陳代謝が激しいポジション。
 
   スワローズは主力の野手成績が圧倒的であることと、優秀なリリーフたちによって優勝してきた。打線は水物だし、リリーフはすぐに壊れてしまう。これが不安定な原因だと私は考える。

 これを改善するために、2つの選択肢がある。1つ目は年単位で成績が安定しやすい先発投手を整備すること。2つ目は永遠の課題である先発投手の整備をある程度のラインで妥協し、武器であるスター野手の育成と良い中継ぎを揃えることに注力することだ。

 現状、フロントは1つ目の選択肢をとってきたように感じる。確かに先発陣は常にリーグ最弱レベルにあるだろう。永遠の課題ではある。だが、現実的に考えてヤクルトが先発陣のレベルをリーグ上位まで上げることは難しいのではないか。私は2つ目の方針を推す。本拠地に目を向けようか。神宮球場はホームランが出やすい、野手有利の球場。今は便利なことにパークファクターという球場の特性を表す数値があるので、データでもそれは証明されている。投手陣が弱く野手が強いのは当然ともいえるのだ。克服しにくい弱点を必死こいて克服しようとするよりも長所を伸ばそうぜ、ということだ。

 また、我がチームは先発投手育成のプロセスがほとんどないように思う。有望な高校生や即戦力大学生をドラ1で獲得しても怪我でほとんど出場できなかったり、ボコボコに打たれたり、、、。ほとんど投手ドラフトに良いイメージがない。(だがあくまでも1ファンのイメージに過ぎないので、これに関しては近年の指名された投手がどのような成績を残したか調べる必要がありますね。これは別の記事で書くとします。とりあえずここではイメージで語ります。すいません。)

 つまり、スワローズは武器であるスター野手発掘と中継ぎの枚数を揃えることに重点をあて、先発陣は補強で補ったり、中継ぎで成功した選手を先発に配置転換することをしていくべきだと考える。もちろん、現有戦力の底上げも行っていかなければならない。



 あとがき

 この文章は初めての投稿であり、行き当たりばったりで書いてしまいましたが、個人的には自分の思うことを書けたので良かったかなと思います。チーム全体に焦点を当てて書きましたが、各々の選手について思うこともあるので、おいおい書けたらなと。将来的にはもっとデータを用いたり画像を使って説得力のあるものを書きたいと考えております。このような駄文を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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