「国創り」の実感が湧いてきた。

朝から電車が止まってて、どの電車に乗ったら何時にどこに着けるのか全く分からなくて、疲れた。
必死に周りの人に「この電車って〇〇駅止まりますか?」って聞いて、「どれならこの電車でここまで行って、そこからこの路線に乗り換えるといいよ」って教えてもらった。ありがたい。
おかげさまで開始5分前にギリギリで辿り着けました。

「国創り」とは何たるかを贅沢に経験させてもらっている感じがする。色んなアクターを巻き込みながら30年後、40年後の未来を描いて、そこまでの道筋を立てて、考えられる選択肢を整理して、生じ得るリスクを洗い出して、またそのヘッジ策を洗い出して、コストとベネフィットを検証して…。
そのプロセスに、インセンティブとリスクを交換し合いながらできるだけ多くのアクターを巻き込むことで、単なる支援ではないインパクトの最大化を起こすことができる。

めちゃくちゃ難しいし、頭がパンクしそうになるけど、楽しみながらやれているなと思います。
今はアカデミアと民間企業と途上国政府のこと考えるので精一杯だけど、本当はこのプロセスに一般市民を巻き込めるようになっていくと、「気づいたら国際協力していた」みたいなことは実現していくんだろうなあ。

いざ自分が国創りを考えてみると、これまで地道に信頼関係を構築してきた先人たちの偉大さが身に染みて分かって、感謝と尊敬の気持ちでいっぱいになりますね。
積み重ねてきた信頼があるからこそ、本気で深くまで議論しながら色んなアクターを巻き込むことができるし、今度は自分が信頼を構築していく側にならないといけない。

今はインドネシアのことを考えているんですが、せっかくだから、今の大学院の勉強も活かしたいなあ。
インドネシアの政治体制の変遷を調べてみると、1949年の独立後のスカルノ時代、1968年からのスハルト時代は、かなり開発独裁の傾向が強かったみたいですね。今のルワンダだ。
現在は当時よりは民主化しているみたいだけど、大統領と与党と野党の権力関係はどんな感じなんだろうか。一応野党はいっぱいあったから、民主的な競合選挙は行われているみたい。

あとルワンダ・ブルンジと大きく違うのは、多民族国家で、言語も宗教も多様性に満ちているということ。そもそも島いっぱいあるし。
その分「大統領が引っ張っていくぜ!」っていうよりも、各民族・各島への帰属意識が強くなっている可能性はありそう。
そうなると、地方自治体、もしくは民族政党にもアプローチしたほうが物事は上手く進むのか…?

あとはASEANの中で主導的な立場を担うことも、彼らのモチベーションにはなりそう。本部もジャカルタだし。
インドネシアでの成果を東南アジア全域に普及させていくところまで考えられると、よりオーナーシップを持って参画してもらいやすくなるのかなあ。
ルワンダも東アフリカ共同体加盟してるけど、あんまりその中でのプライオリティは重視してないイメージ。
そのへんも大きな違いかな。

もうちょっとちゃんと論文読みたいけど、眠い…。

信頼関係をもとに国創りを進めていけるように、もっともっと頭も足も手も動かして頑張らないとですね。

教授から大学院の研究科紹介の文章書くの頼まれてて、催促のメール来てたけど、あと3日は勘弁してください…。
ちゃんと出すので…。

明日も元気に頑張ります。

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