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配信でも観ました TRASHMASTERS チョークで描く夢

TRASHMASTERS 「チョークで描く夢」を配信でも観ました。本当は劇場で観て、終わりにしようと思っていたんですが、あまりにもリアル過ぎて衝撃を受けたので、配信でもきちんと観ようと思い配信チケットを購入しました。

9月に劇場で観に行った時に劇場チケットの種類は「前売券、当日券、U25、団体割、リピーター割、障がい者割」と種類が多かったです。全席指定席。前売券は5,500円で、障がい割はリピーター割と同じく4,500円でした。当日精算にして観に行った日にチケットと引き換えて、おつりは出ないようにチケット代を支払いました。

配信でも当てはまるとは思うんですが…TRASHMASTERS 「チョークで描く夢」
は演出の都合上、時代背景に基づく不適切な表現を含む、また、センシティブな表現や大きな声・音が出るシーンがある、実在する団体、人物とは一切関係のない創作です。配信で見て気分が悪くなってしまった方は無理せずに休憩を入れながら見ることをおすすめします。
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知的障がい者を雇用する文具工場の歩みを、昭和と令和にスポットを当てて描いています。

第1幕は昭和にスポットを当てていて、セリフの中に「養護学校の生徒を雇用するのは無理がある、当たり前なことが当たり前に出来ない。」「雇えば雇用した会社の社員の人達の負担が増える。」 「会社の空気は生徒を傷つける。」養護学校の生徒を受け入れる事実を知った社員の人は「会社で養護学校の生徒が働く。」と大きな声で言っていた。「同じ作業の繰り返しで刺激があった方が良い。」「思っている以上に何も出来ない。」養護学校の生徒を2週間だけ職業実習(現場実習)で受け入れて、本人達はシール貼り作業をただ真剣にしただけなのにバカにされて、数が数える作業も真剣にやっていた。兄弟に障がい者がいる人がいればかばってくれるひとがいた。本人達はいるのにいない扱いにした、本人達を傷つける、会社の売上のために人権を無視、働く機会そのものを奪うのは本人達の人権をおかしている。最初から出来ない。と決めついている。
褒めると成長する。と理解してくれて社員の人達と仲良くなっていた。「働けるだけで幸せです。」「養護学校の生徒が会社で働いていけない決まりはない。」「雇用しないのは差別に当たる。」 「養護学校からもうこれ以上採用しないで欲しい。」頭を使うのが苦手、会社の人達がいろいろ道具を作ってくれて、技術が格段に向上していた。最初は上手く行かず色んな衝突があって、意見の食い違いがあった。終わりの方は平和に終わっていた?



第2幕は令和にスポットを当てていて、令和になると本当にリアルすぎて、昭和では描かれていなかった恋愛の場面が登場して、飲み会に行くのを悩んでいる社員の人に対して「飲み会に行くのをなんで悩んでるの?」と聞いて次に「私達は付き合ってる。というものになっている?」とも聞いて「自分だけが行くと嫌な気持ちにならないんですか?」と言って「ヤキモチを焼かない心配してくれてありがとう。」
「僕のことを心配してくれてありがとう。自分は平気。信じているから大丈夫。」と言ってくれた。 「入社して間もないので、良く理解していない。」この言葉から「個性=ハラスメント」と認識する人が出てきて、崩壊が始まっていた。「障害を持っていると。だと聞いた。」と質問されて答えに困って、考えた結果「個人差がある。」と答えた。「法律だから仕方がない。という気持ちで雇うのも問題。」
「従業員の個性を尊重するべき、個性を生かそう」と言っていたが、大きい声で怖がせてしまっただけで「恫喝されて傷ついた時点でハラスメント」「正しいことをしたつもりで怒鳴られる理由が分からない。」 「ハラスメントに加害者の事情は関係ない。」「今後も他の人に傷つける可能性がある。」「ハラスメントも人権侵害」と言っていた。自分は言われたことは全くなかった。見た目で怖がる、差別する、大きい声で怖がせてしまっただけで、会社で働いている障がい者を追い出そうとしていた。
「ハラスメントの対応を早急しないと会社を辞める。」「知的障がい者がハラスメントの加害者になる。」

昭和では宗方工業社員・鬼頭平蔵、
令和では、宗方工業社員の父親・奥寺久雄を演じた井上裕朗さんが娘を思う気持ちに対するセリフが最初から凄かった。「誰でもいいから責任を取れる人を早く呼んで来い!!」「娘を悲しませることを絶対するな。と言ったはずだ!!」「他の社員に手を出して、女と抱き合っていたところを娘に見つかっていた!しかも社内で!」 「どこか誤解なのか?言ってみろ。」「なぜ抱き合っていた!?娘がうそをついていた。と言いたいのか?」「障がい者を持つ子が被害を受けるのはわかっている。」「健常者が障がい者のこと本気に好きになると思うか?じゃあなぜ他の女に手を出した!?やはり普通の女がいいと思ったんだろう!?違うか!?」と本当に長いセリフを言っていた。のどは大丈夫なのだろうか…

近藤が「好きな人は唯さん一人だけです。本当です。」と言っていて、反論?して「性的を満たすために娘を利用していただけだ!」と言っていた。「自分の行動が軽率だった。」と謝罪、事情を説明してくれたが… 近藤が「唯さんに直接事情を説明させて欲しい。」と申し入れる。

また井上さんが「湧き上がる感情を説明する言葉を持っていない。気持ちを整理出来ずに混乱して、泣いている。」「傷つけたのは事実だし、普通ではない。今回のようなことがまた起きる。」「君もしんどい思いをする時が来る。」「傷つけることになるし、幸せにはなれない。」娘の唯に「辛いことを終わりにしよう。」と言って、近藤が「僕が嫌いですか?」と質問して、それに対して唯が「ぶってやりたい。と思っていた、暴力はいけない、逃げるしかなかった。会うとぶちたくなったり、嫌な人間になりそうで怖い。」と唯は言っていた。

自分から別れを告げて?「付き合っていない。ということになる」「それをしないことが別れる。ということだ。」「何も変わらないじゃないの?」と泣きながら言っていた。「別れたら一緒にいちゃいけない。」「2人は付き合っていない。と聞いたけど、騙されていると思っていた。」

近藤が「唯さんが愛。ってなんですか?って聞いてきた。聞かれた時はうまく説明出来なかったので、伝えるために愛についてに考えるようになった。話しているうちにわかってもらえた嬉しさが出来た。気づいたら頭から離れなくなっていた。気持ちは本気です。付き合うのを許して欲しい。」と懇願する。

唯が「これからも一緒に帰ってもいいでしょ?」と聞くと 「またいつか辛い気持ちになるかもしれない。それでもいいのか?」と質問して唯が「頑張る。」と決意を固める。井上さんは「自分で決めなさい。」と泣きながら立ち去った。

「ハラスメントを起こす可能性がある人間を会社としてほっといてよいのか。」と言っていた。個性をあるだけで社員を会社を辞めさせようとする。「改善を求めても無理。」とも言っていた。「ハラスメント対策で個性に制限をかける必要がある。それが社会人としての責任です。」部長が「近藤くんと唯ちゃんのこと見たでしょ?大きな壁があるかもしれないし、関係は修復が出来た。」 社長が「人は変われる。先代からも教わっていたのに勝手に変わらない。と決めつけていた。」令和はリアルすぎる終わり方だった。軽い気持ち、考えを持たずに真剣に考えて、向き合って配信でも見て正解だった。


9月に劇場で観に行った時は上演中だったので、内容は少ししか書きませんでした。自分は頭を使うのは苦手です。
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7月7日〜9月22日までテレビ東京で「初恋、ざらり」というドラマが放送されていました。このドラマを毎週録画でしようしたきっかけは放送時期が 【TRASHMASTERS 「チョークで描く夢」】の上演期間と少し被っていたので、めったにないチャンスだった、偶然ツイッター(X)で今回上演された「チョークで描く夢」の上演が発表になり、「障がい者雇用の物語」、「軽度知的障害を持つ女性による純粋な恋を描いたラブストーリー」 で障がい者雇用等をいろんな事情を理解してもらうチャンスかもしれない?と思っていました。
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