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人魚さんができるまで~ピーマ制作レビュー~3.造形・型抜編

※この記事は未購入で全文お読み頂けます。


お疲れ様です。バライタです。
では、先週の続きです。

アメブロにて、2018年に作品の制作日誌を付けておりました、
「人魚のピーマ」の制作日誌をまとめていきます。

当時の写真と当時の文章に現在の目が肥えたであろう私のまとめ・反省・ツッコミを入れていきます。

みなさんの隠れた物作り精神が刺激できれば幸いです。

前回の終わりに、「『人魚さんができるまで~ピーマ制作レビュー~3.造形・型抜・塗装編』でお会いしましょう!」と書きましたが、
思った以上に造形編が長引いております!すみません!まだ造形編です!

※コメント頭に 2021年/ と付いているものは、2021年の私が書き込んだものです。

あらすじ

毎度おなじみの事故発生!
もう妖精じゃない。
型取りしながら造形しつつ・・・

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布に造形する。

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布を何とかせねば。バライタです。

実は、現在作っているものは人魚でして。
...言ったっけ?人魚作ってるんですよ。
ヒレを布で表現すべく四苦八苦しています。
試しで作った時はうまくいったのに、本番がうまくいかない...。
布を変えちゃったのがマズかったかな?

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布の一部は胴体に貼ったり。

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薄いビニール系の一枚ものに貼り付けて形を付けてから固まるようにやってみたり。
これが思いのほか硬くならない。

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こちらも同じようにやってます。

これ、どうしたものかな...
違和感が出ないぐらいに厚塗りにしようかな...

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2021年/
「実は、現在作っているものは人魚でして。...言ったっけ?人魚作ってるんですよ。」
シレッと予定変更を押し通しています。
やるなぁ・・・。

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目玉を作る。

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型取りかぁ〜!バライタです!

そろそろ型取りの段階ですね。
でも型取りの前にやるべきことが...

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目玉を進めました。
白目は石粉粘土です。
形を整えて、柄が入るように調整しました。
はやく完成させたい!

いよいよ型取り準備です。

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パーティングラインを引いて防水を塗りました。
前回の顔と頭の切り口が大きく違うため、
今回はかなり四苦八苦。
この段階でそれでは思いやられますね。
夜中に先生に何度も確認してしまいましたよ。
すみません...。

何度もちゃんと、問題なく型抜きできるかシミュレーションしました。
それでも難しいねー...
いや、難しいというか、心配ですね。

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2021年/
眼玉を作っていますね。
この眼玉、なんと光るんですよ!
光る眼玉の動画はコチラです。

光っている部分はウラングラス(ガラス)です。
紫外線を当てるとギラギラ光ります。
紫外線ライトを使う必要があるので、
無人で展示の場合はこのギミックをお見せできないのが難点ですが・・・。

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型取り準備と実施。

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型取りの手順をブログで遡ろうと思ったら、殆どの記事がまだ非公開になってました...
これ、公開するの大変じゃない?
バライタです。

一括で公開出来るといいですよね。

型取りをする前に、木板のサイズが小さいことに気付いて買ってきました。
初めてホームセンターでカットしてもらいました。

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サイズデカすぎっすよ。
小さいよりかは良いですね。

石膏も買い足したし、モデリングキャストも注文したからあとはやるだけ!やるだけ!やるだけぇ...。

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順調そうに見えて、切羽詰まってるバライタです。

みんなも、切羽詰まってる?

意を決して頭の型取りに取りかかりました。

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このぐらいの角度かな?

もう立ち止まったら作業をしたいと思いますので一気に行きます!

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なんか久しぶりの光景だなぁ。
固まってきたので板を外します。
この板!この板が今週月曜日に買いに行った板です。
そう!あの時の板です!

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毎回恒例の、豆腐鑑賞会です。

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良い豆腐だね。
肝心の顔は、

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良いじゃん!目立つ気泡が入ってるけどパーティングラインだし、削っちゃうから問題ないかと。

どんどん行っちゃいたいけど、石膏が完全に乾くまで次の型取りができませんので今日はここまで。

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油粘土のベタベタな感触になれません。
バライタです。

今度は原型を粘土で作りたいんですが、
その頃にはこのベタベタに慣れるかな?

粘土で原型を埋めてました。

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すでにかわいいね。
親バカで良いもん。

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こんな感じです。
意外に埋めるの嫌いじゃない。

合間に目玉を進めました。

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白目です。
ザラッとした質感の上に艶出しニスを塗るとどうなるか、やってみます。
ヌメッと感出ると良いなぁ。

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そういえば、搬入まで一カ月ないんです。
この3連休が勝負です!
バライタです!

転職してなかったら、こんなに時間取れなかったなぁと思います。

今回は目止め忘れで石膏流したりとアタフタしていたので写真は1枚です。

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後頭部の首の付け根あたりです。
良いんでね?よしよし、明日は耳をやっていきます。
こんな感じのスケジュールかな?
金曜日→耳1
土曜日→耳2
日曜日→首の受け
月曜日→頭の断面
火曜日→頭の蓋

あー、頭の蓋の存在を忘れてました。
前回は蓋は型取りしてませんので...。
もっと間隔を詰めて型取りしたいんですが、石膏が乾くまでの時間に余裕を持たせてます。

はやく型抜きしたいー。はやく塗装したいー。はやく展示の小物作らなきゃー。

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よしよし!良い感じ?
バライタです!

耳の型取りしました。

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耳の造形が少し埋まってしまいましたが、型抜きした後に掘れば良いかな?ということは今回はこのまま行きます。
ビスク流す時には再度型取りしたほうがいいかも。

しかしここでアクシデント!

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耳が取れかけました!
耳の後ろの付け根に亀裂が...
クランプで木の板を固定した際に力が掛かり過ぎてミシッと行っちゃいました。
型取りする前だったので焦りましたが、
型の方はそこまで問題なさそうです。
型抜きした時に凹むより、余分に着いてきちゃうぐらいなら別に良いかな?と思います。

次は右耳だよ!

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朝から型取り!
バライタです!

左耳、なんとか出来ました!

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今こんな感じ。
あとは首の受けと頭だけです。
この後出掛ける用事があるので続きは夜ですね。
その間に石膏が乾けば良いんですがね。
首からやろうかな?

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ちなみに、いまの顔はこちら。
おう、不思議な感覚。

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失敗なのか、セーフなのか。
バライタです。

なんとか型が揃いました。

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なんだか、型同士がガタガタなんだが...。
ちゃんと噛み合ってない感じ。
なんで?

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事故った!一応※グロ注意!※

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失敗だったー!バライタじゃー!

直さなにゃらん!!

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うおー!
なんじゃこりゃー!
脳みそ出てるみたいじゃんっ!グロッ!

と、いうことで直しました。

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目玉も開けて目の裏を削りました。
あのバックリ空いたところは少し違和感がある凹みがありますが、
ここからさらに造形していくのであまり気になりません。
楽しい造形タイムの始まりたいっ!
...いや、もう少ししっかり乾いてからにしよう。
手に持ってると少しずつ形が歪んできます...。

冷静になって型を見てみた。

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この入り口で変な段差がついたから、粘土が行き渡らず、デコのところに空間ができたのかと...。
えぇ...そういうこと?
前と同じように型取りしちゃったよ...

展示間に合ったら、上記の型なしで型抜きしてみます...
この型でビスクも作る予定なもので...

そういえば、新世代造形大賞2018エントリーしましたよ!
タイトルが決まらなくてなかなかエントリー送れなかったよ...

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2021年/
また事故っていますね。
・・・楽しいな!!!
読み返す分にはね!!

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赤丸を書いた型不要では?と書いていますが、
間違いなく必要です!
どうも、当時は泥漿(焼き物用粘土)が固すぎてスムーズに
鋳込みが出来なかったようですね。
実際に2回目は上手くいっていますからね。

しかも、今でもこの型を使っています。
大丈夫ですよ。

さて次回は、『人魚さんができるまで~ピーマ制作レビュー~4.造形・型抜編』でお会いしましょう!

ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました!

※ご購入後に読める範囲にはちょっとしたご挨拶と近況が書いてあるのみです。
※ご購入頂かなくても全文しっかり読めます。
※それでも良いよ!という方はご支援のほど、よろしくお願い致します。

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