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ろとこの8日間 こころ・みっつ

心がいっぱいいっぱいで
娘に相談の電話をしたら
娘の職場はインフル大流行で
仕事暇だからいいよ、と
付き合ってくれた。

鏡のように、質問と答えを
少しずつ出して行く中で
もしかしたら このまま
ろとこが居ないことに慣れた方が
いいのか?
またこういう事を繰り返すことが
起こってしまうのか?と
そんな話に辿り着き

そんないい加減な気持ちなら
戻って来ても 里親を探せ!と
傷にごりごり塩を塗り込むような
やりとりを繰り返して
ぎゃんぎゃん泣いて 泣き疲れて寝て
起きたら 探しに出掛けて、、、と
言う感じ。

たまたま、本当にたまたま
おばあちゃんの祥月命日だから と
2月の1日に有給を取っていた。

今思えば不思議
ずっと張り詰めていたけれど
おばあちゃんのお参りに行こう。と
朝電車に乗り 出掛けることが出来た。


昼過ぎ
いつものように近所を回っていると
ベッド?壊れて廃棄された??
マットが積んであるところから
ひょっこりと顔を出したろとを見た。

でもそこは 金網で仕切られ
声は届いても 行くことが出来ず
企業が管理してる土地なので
入ることも叶わず
するりっと目の前を逃げていった。

姿を見たことで 探す中心は
そちらの地域。
マンションが立ち並ぶ場所。

裏路地 自転車置き場 ゴミ置き場。
姿を見かけた事で 目が開けて
冷静に近所を見れば
雨風凌げて、暖を取れる場所がある。
猫の好きそうな場所が
山ほどある。

そんなことに気がついた3日目。
探す場所は増えて
近所を回る時間が増える。

見かけた場所に
行きたくても行けないもどかしさ、、、

苦しくて重い毎日が積み重なっていく。

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