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Mr.Children「in the pocket」の、リスニング直後の解釈

歌詞解釈1番 「私」の物語である。高校生が主人公の映画だからこの「私」は高校生だと考えられる。高校生は多感な時期であり進路を考える時期だから、自分が何なのか、何をすべきなのかがわからなくなっているんだと思う。自由な雲を羨みながら、でも、好きなこと(=鍵盤)をしているときは自分だって雲のように自由になれると感じている。一方で、不安定な心をどうやって落ち着けようか悩んでいる様子が"まだ"から感じられる。 2番 この2番の歌詞が秀逸である。あえて詩の本線からそれる客観的な視

    • 映画「インサイド・ヘッド」を用いて考える、Mr.Children「シーラカンス」

      ふとミスチルのシーラカンスを聴いている時にインサイド・ヘッドを用いた解釈が思い浮かんだので記しておこうと思う。 インサイド・ヘッドとシーラカンスの共通点インサイド・ヘッドの劇中に出てくるキャラクター「ビンボン」と、ミスチルのシーラカンス中で歌われる「シーラカンス」をリンクさせて考えることができる。理解不足があるといけないから少しビンボンについて説明する。 ビンボンとは 要はビンボンとは、幼少期に作り出すイマジナリーフレンドのことである。劇中では、主人公の成長に伴ってその

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