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片付けようと手に取った本にしおりがわりにはさんだフィナンシェ

私、異常に速読なもんで、たまにはゆっくり味わいたいと思い、最近歌集を読んでます。

岡野大嗣さんの「たやすみなさい」
一行(一首って言うのかな?)ごとに流れ込んでくる映像と音と匂いと、もう情報量が多すぎて1ページ読むごとにはぅ〜〜と深呼吸。
早く次も読みたいけど今はこのページ味わいたい!みたいなしあわせな葛藤。

今朝、仕事机に出しっぱなしにしてた本を片付けようとしたらフィナンシェがはさまってた。
普段は一冊の本読み切るまで閉じることがあまりないので、しおり使う習慣がない。外カバーの内側のベロベロをさくっとはさんだり、帯をむしってはさんだりだいぶ雑なことをしてるんだけど、この本はそうしたくなかったのかな、というかもう少ししおりにふさわしいものなかったのか私。
そして今、コーヒー飲んでフィナンシェ食べながら、はうぅ〜〜っていちいち言いながらページをめくってます。
なんだかすごく得した気分の雨の朝。


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