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俺の推しの話

先日、下り坂48を卒業し、順当に49才になりました。
49・・・こんな年だし、親も年だし、始皇帝なら死んでるし。
四十肩だし、偏頭痛だし、世の中はコロナだし~うぉううぉう~~~!!
私の中の大黒摩季がららら♪を歌い出しそうなところを、しまじろうがマイクを奪ってときめき大好きハッピージャムジャムを歌い出すという、年齢のわりになかなかスリリングな情緒で毎日過ごしている。

きっかけは昨夏、ABEMAで放送されていたサバイバルオーディション番組「IーLAND(アイランド)」
K-POP?いやー、ごめんけど興味ないわ~、みんな同じ顔に見えるし~とかなんとか言って頑なに鎖国を貫いていたのに、この番組にどっぷりハマッてあっさり開港、アイランドだけに。(うまいこと言った!)

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もう放送はとっくに終わっていて、23人の志願者の中から生き残った7人は、ENHYPEN(エンハイプン)としてデビューしている。
K-POP初心者の私としては、ステージやらSNSやらYouTubeやら毎日、彼らからバカスカ供給があるのにぶったまげた。

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目が!目が足りねぇ~~~!

と、私の中のムスカが叫ぶ日々。
「半年ROMれ」のいにしえの言い伝えにならって、ツイッタに常駐すること約半年、グループごとに名前のついたファンダムが形成されていて、推しの誕生日を祝ったり、音楽番組に投票したり、チッケムという推し専用カメラでその子のパフォーマンスだけを見ることができたり、トレカを交換したり、CDをいっぱい買うとヨントンというビデオ通話で直接アイドルと話せたり・・・そんな文化にもすっかりなじみ、こう、なんていうんですかね、自分の中にK-POPのアクセスポイントが増設された感じ?
エンハイプンのファンネームである「エンジン」も、えー、エンジン…なんかちょっと名乗るの恥ずくない!?って思ってたのは今は昔。
なんなら、今日も絶好調!エンジンブルンブルン!くらい平気で言うし、近所のママ友をママチングと呼んでざわつかせるくらいにはなってきたよね。
で、そんな目が忙しい日々の中、そのI-LANDをことあるごとに見返してもいるんですよ。オーディション番組だから結果は分かってるのに、いまだに一話を見ると、一緒になって泣いて笑って苦しんだあの時の高揚感がよみがえる・・・
練習生として実力のある子たちが集められているので、ステージはめちゃくちゃかっこよくて。なんなんだこのレベルの高さは…!とパフォーマンスに驚愕してしまったのはもちろん大きな要因なんだけど、ここまでバチバチにハマってしまったのは、コンセプトが完全に私の大好物のジュブナイル系サバイバルだったからに他ならないと思っている。
そんで登場人物全員イケメン、作画が白泉社。

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マジでこれだから。作画が樹なつみ、もしくは成田美名子。
https://ameblo.jp/tadako-n/entry-12370614469.html

くそ・・・自分の顔の作画が落書きレベル・・・

以前、ブログにもちらり書いたこともあったんだけど、小説だと15少年漂流記とか、映画だとグーニーズとかスタンドバイミーとか。ITもペニーワイズは怖いけど、ジュブナイルものとして激アツだった。ひと夏の冒険を経て少年少女が成長する・・・というね、もうね、最高じゃないすか?同好の士います!?
I-LANDでは、BTSの生みの親のパンPDはじめ、一流のプロデューサー陣がいるんだけど、見守ってるだけでほとんど手は貸さない。
各国から違うバックボーンで集まった子たちが、時に対峙し、時に協力し合いながら、自分たちでリーダーを決め、試行錯誤しながらミッションを乗り越えていく。15少年たちが島の大統領を投票で決めたように、I-LANDでも脱落するメンバーは参加者自身の投票で決めるという、ヒリヒリするようなルールの元、彼らがみんなを通して自分を見つめ、成長していく姿に引き込まれて。
もう途中からは、この子ら私が産んだのかな?っていうくらい全員かわいくなってしまい、お腹痛めて産んだ実のムスコが一番憎らしいというね・・・
さらに後半はグローバル投票っていう視聴者投票で脱落者が決まるんだけど、これがまたダンスと歌の実力だけじゃない要素が多すぎて、順位の入れ替わりを激しくして。見ているこっちがここまで胸をかきむしられる思いをしているんだから、参加者いわんやをや。
最終回、7人のメンバーが決まったときは、マジで、泣き崩れた。
私が激推ししているニキ(日本人練習生、当時14才)はデビュー組に入り、狂喜乱舞したのも束の間、まさか!という子が脱落してしまい、決定した7人も放心状態で、こんなお通夜みたいなグループ誕生の瞬間あるかね!?と。

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もう、脳裏にこれ浮かんだよね、
田村由美の7SEEDS。隕石の衝突で滅んだ後の未来へ、人類の種を残すために集められた優秀な子どもたち。冷凍保存されて未来へ送られる7人を選抜するための生死をかけた試練がはじまり、生き残った7人は大きなトラウマを抱えて未来へ旅立つ・・・というストーリー。
ちょっと、そのときのLINEをふりかえって見てみたら、おばさんふたり、かなりたぎりきってる。

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見せられるのこれくらいね、あとひどい内容だから・・・!
演出もあるよな、そんな熱くなるなよ自分!とは思いつつも、そんな心配しちゃうくらい視聴者をのめり込ませた番組だったわけで。もちろん、選ばれた7人は廃人になることなんてなく(当たり前)デビュー後のエナイプンは韓国の新人賞を総ナメにする活躍ぶり。
脱落してしまったメンバーの中からデビューが決まった子たちもいたりと、物語のその後も追っかけつつ、青春を捧げてひと夏のきらめきを見せてくれたこの23人に幸せな未来が待ち受けていますように、と祈るような気持ちで、最終回、全員で歌ったシグナルソングのin to the I-LANDを、何度も何度も繰り返し聞いているわけです。

感動・・・
あ、審査員席?に座ってるやや発酵しすぎたもっちりめがねがパンPDね。
パンだけに(うまいこと言った!)

花はつぼみがほころんでいくときも、満開の時も、散っていく時も、その時々の美しさがあるけれど、デビューが決まってからのエナイプンは、まさにかたいつぼみがほころぶように、どんどん垢抜けていき、たったの数ヶ月で作画がファイナルファンタジー。

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この子が私の推しのニキなんですけどね…どない?これ中学生でっせ!
ついこないだまで、↓こんなバブちゃんだったのに!

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そりゃもう、おばさんヒーヒー言いますわ!
え、なに?韓国の男子ってこんなにスキンシップするの??という戸惑いも、今やメンバー同士のキャッキャうふふをおかずに白米何杯でも食える勢い。
オーディションからデビューで4キロ勝手に体重が落ち、おいしい供給があるたびにこっちも飲んで食って2キロ戻るという、完全に私の女性ホルモン掌握されてる。
実生活もジワジワと浸食しつつある、俺の推しの話。
ちょっと話し足りないので続く!(え、待ってない!?まぁ、そう言わず・・・)

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