たしかさと新しさのシーソーゲーム #19

カフェにて。
入れ替わり立ちかわり、だれかが来て、何かをして、去っていく。
私はなんらかの作業をし、止め、他の作業をする。
私が来た時には誰もおらず、帰るときには誰もいなくなっている。

ただの生成変化の両端の、“かりそめのたしかさ”が心地良い。
私は”たしかな”場を求めているのか。
土台。気分にぴったりの土台。

でも、毎度同じでは、場に飽きて頽落する。だから、私は同時に”新たな”場を求めている。
新たな場に接し、私の可能性がひらけるような心地良さ。
景色。気分を転換させるような、景色。

たしかさを作って、新しさへと抜け出し、また作る。
たしかなものを新たにし、新たなものをたしかにする。

バランスを取るのではない。
創造し続けるための極端な破壊と、破壊するための極端な創造の、シーソーゲーム。
see saw game

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