頽落の時間にメンテナンスを #06

何かを始めることが億劫。
始めても集中ができない。
好奇心が拡散している上に弱い。

思考体力を使わない上に退屈しない、しかし栄養が無く精神に害のある、まるでジャンクフードのような情報に身を埋没させている。
没頭ではなく、埋没。何も目指しておらず、身動きがとれない。
これをすればおそらく頽落から抜け出せるとわかっていることでも、手を出すことができない。

重要なのは今の自分の気分に合わせて“何かをする”こと。
何もしたくないような極めて頽落した気分でも、“メンテナンス的な作業”であればできる。
何も考えなくてもよい。ただ眺めて、気になるところに印をつけるか、ほんの少しだけ考えて何かを加えるなど処理してみる。

色々な時間があるけれど、頽落の時間から抜け出すことは、最も困難だ。
メンテナンス的作業を通して、新たな気分になる、“その時”をただ待とう。
どんな内容のことでもいい。メンテナンス的に向き合おうとするだけでよい。

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