モノクロ・色彩・“いき” #14

私の視覚を、モノクロに切り替えたいと思う瞬間。

移動中
会話中
作業中

色彩は情報量が多すぎる。脳がつかれる。頭痛が起きる。
作業への没頭が妨げられる。
それでは色彩があってほしいとおもう瞬間はいつか。

部屋の中に一人でいる時
パノラマに臨む時
おいしい匂いがする時

なんらかの目的をもった作業をしておらず、かつ“何か”を受容したいと欲している時だ。
“何か”とは。
栄養?生の感覚?欲望?
私に、流れ込ませる感覚。

モノクロへの渇望は、おそらく目的的な感情と結びついている。
色彩への渇望は、おそらく欲望的な感情と結びついている。

欲望のための目的。目的のための欲望。
欲望であり目的である、生成。

鼠色・茶色・青色。いきな色。
媚態・意気地・諦め。
目的と欲望、モノクロと色彩の調停としての”いき”。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?