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6/4 新文芸坐 オールナイト

今年初のオールナイトに行ってきた。
今回は3作

  1. ルチオ・フルチの 恐怖!黒猫(1981・伊/92分/BD)

  2. エイリアンドローム(1980・伊/95分/BD)

  3. ボーンヤード(1991・米/98分/BD)

自分的に3,2,1の順で面白かった。


ルチオ・フルチの 恐怖!黒猫

猫が次々と人を襲う、謎の老人の正体は?、というスリラー映画。

ホラー映画の怪物はいかにも怖そうな、主人公を応援したくなるような禍々しい外見をしているけど今作は可愛い猫が襲っているので意外性も合って良いと思うんだけど、正直自分は猫なら蹴ればいいんじゃないのか?とか気になる点があった。(愛猫家の人に申し訳ない)
それと猫の引っ搔きにしては傷口もでかかった。

個人的には徐々に明かされる真実というスリラーの流れは良かったけど如何せん迫力不足感があった。

エイリアンドローム

あらすじを見てまた、B,C級映画かと思ったら予想外に面白かった。
内容はニューヨークの港で停泊している船内で人が死んでいる。警察は確かめに行ったが犯人はおらず卵(?)のようなものがあった。卵に寄生された人間は体内で爆発して死に至る。

実は卵は火星のモンスターの卵であり、地球にやってきて征服を企んでいたのだ。

話は女性科学者、第1発見者の警察官、元宇宙飛行士(火星で卵を発見したが周囲には信じられなかった)を中心に進む。
こういう作品は血が飛び散るばかりの寒い映画かと思いきや、話を通して気が狂ったと思われて隠遁生活を送る元宇宙飛行士の立ち直って再び地球を救うべく任務に着く、女性科学者と警察官が仲良くなっていくなど人間関係の描写も良かった。

最後は地球に潜伏していたモンスターを倒す、しかし卵は街のゴミ置き場の中に隠れていたというところで終わり。まだ恐怖は終わっていないという王道の終わり方も良かった。

ボーンヤード

主人公は遺品からその人が何をしたかを読み取るサイコトメラー能力を持っている太めの女性。
警察と一緒に死体安置所まで行って調査に行った。死体安置所に3人の子供の遺体が運ばれているが、これは中国人の葬儀屋が持っていたものでキョン
シーであるらしい。

このキョンシーが次々と人を襲い、死体安置所内でのサバイバルが始まった。


このキョンシーがすごく強くて苦戦する展開と思いきや1回の銃乱射で死ぬ、死体安置所のおばちゃんが倒した棚で足止めされるなど結構弱い(子供だからだろうけど)。しかし終盤は怒涛の展開を迎える。前半のスリラーっぽい雰囲気は何だったのかと思うくらい。


死体安置所のおばちゃんがキョンシーの1体に追われているときに顔をつかまれて誤ってそいつの体液を飲んでしまった。そこでこのおばちゃんもキョンシーになる。もしかしてこのおばちゃんもキョンシーになるのかと思ったら案の定なった。
しかもおばちゃんのペットのプードルも死んだキョンシーの体液を飲んでキョンシーになった(普段どんだけ酷いものを食べているのか)。これがラスボスになる。元プードルと思えないくらいでかくて頑丈。

最後は主人公のサイコトメラーの女性が死体安置所の遺品の爆弾に火をつけてプードルに投げて倒して終わり。
正直サイコトメラー関係なくてフィジカルで倒して設定は何だったのかと思った。でも戦いの描写が面白かった。



去年言ったらクリスマスのオールナイトは4作中2作が駄作だったので今回はどうなるかと思ったけど良かった。個人的に迫力不足とかもっと見たい場面もあったけど全体的に満足。
7月にまたホラーのオールナイトがあるからそれにも行く。



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